中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

韓国語版「恐怖と愛の映画102」

2010年11月02日 | 
 昨日はNHK BShiでプレミアム8「『怖い絵』で人間を読む」がアンコール放映されました♪ でもわたしはちょうどそのとき大学で美術の授業中。。。

 さて、拙著はこれまで「情熱の女流昆虫画家」「怖い絵」1,2,3が韓国語版になっています。現在「ハプスブルク家 12の物語」も翻訳中とのことです。

 さらに今度、文春文庫「恐怖と愛の映画102」も韓国語版が出ることに決まりました。ちょっと意外で、そしてすごく嬉しい♪

 ☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

この本に取り上げた韓国映画は三本。

 「八月のクリスマス」(切なくて好き)
 「猟奇的な彼女」(ヒロインが魅力的)
 「ウィンターソング」(恋するミュージカル)

 意外と少ないかも。
 でもこの連載は月刊誌(福音館「母の友」)でまだ続いていており、「グエムル」などを書きました。

 ちなみに日本映画はけっこう多くて13本。

 「異人たちとの夏」(涙、滂沱。。。)
 「華岡青洲の妻」(嫁姑大バトル)
 「赤ひげ」(良き師と良き弟子)
 「野菊のごとき君なりき」(引き裂かれた初恋の痛ましさ)
 「天国と地獄」(正義は美しく、そして最終的には勝つ)
 「砂の器」(日本の四季の美しさ、人間の矮小さ)
 「椿三十郎」(10回は見ている。チョー面白い!!)
 「ウィンズ・オブ・ゴッド」(こうして若者は戦争に行く)
 「新幹線大爆破」(前半のサスペンスは秀逸。後半がなあ。。。)
 「嫌われ松子の一生」(ぶっ飛びミュージカル)
 「黒い家」(最近韓国語版リメイクを見たが、迫力で本作の勝ち)
 「誰も知らない」(今や誰も大して驚かない状況に。悪化しつつある日本)
 「間宮兄弟」(いかにもいそうな兄弟で可笑しい)


☆週末、11月6日(土)は京都のカポディモンテ美術展で講演いたします。お時間がありましたらお出かけください⇒ http://www.mbs.jp/event/capodimonte/


☆最新刊「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷になりました♪
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 6刷になりました♪

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)14刷中。

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 4刷中。
危険な世界史


☆わたしのオペラ本 「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

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8 コメント

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ちょっとお知らせ (真奈美)
2010-11-02 15:26:37
雑草社の「活字倶楽部」(もともとマンガ情報誌「ぱふ」の一コーナーが独立してできた読書情報雑誌。季刊)のいま発売中の号で、「エッセイ、ノンフィクション」ジャンルの中に『<怖い絵>で人間を読む』が紹介されてます。
返信する
Unknown (真奈美さんへ(kyoko))
2010-11-02 16:18:39
 ありがとうございます♪
 必ずしも全ての新聞・雑誌が著者に連絡をくださるわけではないので、編集者さんも知らなかったりすることが多く、情報、助かります☆
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お願い (akiko)
2010-11-04 11:48:17
電子書籍での発表の予定はないのでしょうか?
切望します!
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あの作品に出会いました。 (魔哭)
2010-11-04 17:11:20
先月の話になりますが、京都で開催されている「カポディモンテ美術館展」に行って参りました。そして、なんとそこで『怖い絵』にも掲載されている作品、アルテミジア・ジェンティレスキの「ホロフェルネスの首を切るユーディト」と遭遇しました。『怖い絵』のものとは少しだけ異なる箇所がありましたが、ただならぬ恐怖を体感しました。

では講演、頑張って下さい♪
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『「怖い絵」で人間を読む『』について (桑原茂子)
2010-11-04 22:49:41
 昨日この本(第二刷)を買いました。今、本文とp.23の家系図を突き合わせて悩んでいます。悩んだ結果、p.22一行目で「フェリペ三世+従兄の娘」とあるのは、「フェリペ三世+フェリペ二世の従兄の娘」の間違いだと考えると辻褄が合うな、と思いました。
返信する
Unknown (うさこママ)
2010-11-05 23:31:00
「絵の中の<モノ>語り」の他に、新聞連載「名画に見る男のファッション」も首都圏では読めないみたいですね。数年先にでも、これまでのエッセイをまとめて単行本化されるのを期待しています。
11日の聖心女子大学での講演会、大学HPで見たら、会場は300人の大ホールですね。先日の朝日カルチャーと重複するかもしれませんが、こちらも聴かせて頂くのを楽しみにしています。
返信する
京都の講演会 (トクちゃん)
2010-11-07 06:50:51
カポディモンテ美術館展の講演会、ありがとうございました。アルテミジアやレーニの話など興味深く、話を聞いた後に絵を見に行ったのですが、やはり作品の背景を知ると感じ方も違います。「怖い絵」を読み返さなければ…。ショップではレーニの「アタランテとヒッポメネス」のブックカバー購入しちゃいました。
会場のレトロな建物は元・日本銀行だったそうです。
京子さん、お忙しい時にありがとうございました。また関西に来てくださいね。
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Unknown (みなさま(kyoko))
2010-11-07 15:51:22
akikoさん
 確かにあるといいかも♪

魔哭さん
 カポディモンテのは20代の、「怖い絵」に使ったウフィツィのは30代のヴァージョンです。昨日の講演ではそのことにも触れたんですよ!

桑原茂子さん
 ご訪問ありがとうございます♪
 系図は錯綜し、同一人物が祖母であり叔母でもあったりするため、また全ての人物を載せたわけではないのでますますこんぐらかるのですけど、「フェリペ3世+(その母方の)伯父の娘」ともいえますし、「フェリペ3世+(その父方の)従弟の娘」でもあり、ということでそこまで詳しく書くことないと思い、そういう表記にしました。

うさこママさん
 共同通信配信の文化面の記事は、どうしても地方新聞のみになってしまい、わたしも残念です。でも書籍化のオファーはすでにきているので、いつか本にするつもりではいます♪
 「通販生活」のは、図書館以外はもう読めないかもしれませんね。。。
 聖心女子大の講演はほとんど朝日カルチャーとかぶるので、できましたら「ドガ展」の講演へいらしてくださいまし!

トクちゃんさん
 いらしてくださっていたのですね!ありがとうございます♪
 この美術館はもう百年以上もたっているのですって。それで控え室も猛烈に寒かったです。ホカロンを用意していってよかった☆
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