浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2020-11-10 00:11:02 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より

           講演集、 二

         良心(神の分け御霊)と自我(悪魔)


私たちの心の中には、神の分け御霊である良心が与えられています。
と同時にサタン(悪魔)の心もちゃんと与えられています。
この悪魔とは自己保存と自我我欲です。
これがどこから出てくるかというと、肉体の五官から出て来るのです。
「良心と自我」「神なる心と悪魔なる心」これが
心の中で絶えず葛藤しています。
そして勝ったほうへ、もしエゴが勝てばエゴの行動を起こし、
良心が勝てば良心に沿った行いをとります。

エゴが勝ち続けてエゴの生活をずっと続けますと、
その人は必ず不幸になります。
又良心のおもむくままに生活の行動をした人は、
必ず幸せになっていきます。
それは神の心だからです。
私たちはどうしても自分本位に走り勝ちになるのですね。
A先生は、ほんとうに自分を捨てて、
人々を救う為に東奔西走して下さっています。
私もその真似をしております。
ただ、させていただくのみ、いっさいの望む心なしに行動を起こし、
自我の望む心はいっさいなしに尽くさせていただきますと、
その時、私たちは神の光に満たされます。

なぜ神の光に満たされるかというと、
神ご自身がそのような思いを持っておられるからです。
その神のお陰で私たちは生きさせてもらっています。
ただ与えるのみ、ただ与え給うのが、神の御心です。
私たちはその神の分け御霊です。
神と全く同質であり同根であります。
私たちは神様となんら変わるところはありません。
それはどういうことかというと、
この宇宙は一秒の狂いもなしに循環しております。

宇宙の全惑星が正確に一秒も狂うことなく動かされています。
このエネルギーこそが命です。
大いなる大生命です。
私たちが胸に手を当てますと、ドッドッと心臓が動いてくれています。
これも生命です。
命は、神様の命と、私たちの命と、なんら変わることはありません。
太平洋の水を神様とします。
その一滴の水をすくい上げてみますと、これも太平洋の水で、
神様と変わることなく、
神様の大生命の中から私たちの生きる小生命を頂いております。
生命が肉体から離れた時、私たちの「肉体の死」が起こります。


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