~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「過去世において己が望み両親より与えられし肉体という舟に乗り
人生航路の海原へ」
先の続き・・・
母なる方の体内において、
父なる神がその御業をもって人をお造りになるのです。
人はみな神の御子です。
この親子の縁というものは、自分が望んで両親から頂いたということ、
そして神が造り給うた肉体という舟に、
私たちの魂が船頭として乗り込んでいることを知らなければなりません。
こうして私たちは人生航路の海原へ航海の旅に出るのですね。
その人生航路の中には霧の日もあれば嵐の日、凪の日もあります。
風はなく、安心して艪を漕いでおりますと、海の底から突き出た暗礁の上に
ガーンと乗ってしまって船底が破れたりする場合も起きます。
全く自然界と同じことです。
この厳しい現象の世界に何のために生まれてきたのかというと、
己の意識魂を磨くためだったのです。