浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-09-02 14:26:03 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:過信は身を亡ぼす。


おはようございます。
長尾弘です。
自信と言う言葉があります。
誰もが自信を持ちたいと思っております。

自分がいるから、自分がするから、
自分があってこその世の中、
こんなふうに思いがちです。
そしてそう思う人はみんな苦しんでいます。
不思議なようですが、自信のある人ほど、
苦しむのです。

例えば、詩人の石川啄木は、
小さい頃から天才と言われ、
自信の塊のような人でした。
なのに仕事はない、生活は苦しい、
友人もできない、と、
苦しいことばかりでした。

自分にはこんなに才能があるのに、
何故、世の中は認めないのか、
何故、うまくいかないのか、
そう思い続けて苦しんでいたようです。
そんな石川啄木も時には振り返ることが
あったようです。

友が皆、我より偉くみえし時、
花を買い来て妻と楽しむ。
自分が偉いのでも、何でもない、
誰もが尊いのだと、
気付くことがあったのでしょう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-02 01:02:24 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


    講演 五

「大神殿は 万象 魂の修行所なり」

この現象界の地球は生きとし生けるものすべての
魂の修行所です。
すべてのものは魂の修行をしております。
殊に私たち人間は自分の魂を進化させ、
霊格を高めさせてもらうためにこの世に
生まれてきております。

霊格とは何か――。
私たちは一人ひとりのお顔を見せていただいても
「おおこの人は霊格が高いな」
とか、「この人は低いな」とかいうことは普通は
分かりません。

では、何をもってその人の魂の高さを知る
物差しとしたらいいのか、
目で見ることのできない魂を見る方法は何かというと、
それは、その方の行うこと、語ること、
思うことが魂の高低を表していますから、
言、動、想によって、その人の霊格を知ることができます。

よき行いを多く積んでおられるお方は魂が高い方です。
また、魂の低い人はその反対のことをします。
人から恩を受けても恩を忘れ、また恩を受けても仇で返し、
他人のためには絶対に何もしない、貰うのは好きだけれど、
出すのは嫌いというような方は、魂の次元が低い方です。

それに対して、
常に自らを犠牲にしてでも他を生かす実践を
しておられる方は、霊格が高いのです。
霊視をして人の魂の段階を見分けなくても、
その方の行いを見せていただいたら、この方は高い方だ、
この方は低い方だということが分かります。


      ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする