浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-09-16 10:08:06 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:分け隔てのない心は太陽の心


先の続き・・・

さて、先ほど言いましたように、
私の好きな言葉は、太陽の心です。
太陽は、太陽そのものが燃えて、つまり、
自らの身を燃焼させ、その結果として現れた、
熱と光で他を生かしてくれていると、
考えることができます。
熱と光とは慈悲と愛です。

宗教の宗と言う字は、
宇宙を示すと書きます。
宇宙を示す教えこそ本当の宗教であり、
生きる指針です。
その最も近い宇宙は太陽であり、
太陽系の宇宙です。

身近な太陽系を思うとき、
それは人の生きる指針を教えてくれます。
自分を燃え上がらせ、自らを犠牲にして
他に慈悲と愛を与えなさいと、言う教えが
太陽の中に現れています。

太陽には差別というものはありません。
病人にも、健康な人にも、金持ちにも、
そうでない人にも、皆、平等に光と熱を
与えてくださいます。

太陽の心を持つなら、
私たちも全ての人と分け隔てなく、
全く平等のお付き合いを
しなくてはならないと思います。
どんな人にも分け隔てなく、
恵みを与える太陽の心は神の心です。



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「御垂訓」

2018-09-16 00:32:50 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


        講演 五

「神意に添った仏国土・ユートピアを建設せんがためなり」

仏国土とは仏の国、ユートピアとは理想の国、
争いのない皆が楽しく手を取り合って笑って過ごせる
世界のことで、仏国土も同じ意味です。
キリスト教では神の国と言っていますね。
その理想の国を地球上につくらんがために、
私たちはこの世に生まれさせてもらって魂を
磨いております。

私利私欲を強く持ちますと、仏国土、神の国は
絶対にできません。
「忘己利他」の思いを常にお互いに持って、
己を忘れて他を利するために行じた時に
神の国が訪れます。
極楽へ行きますと、立派な食卓があり、向い合って
食事を頂く時に、物凄く長い箸で頂くのだそうです。

前の方も長い箸で
「はい、どうぞ召し上がって下さい」と言って、
同じように向かいの方に食べさせてくれるという
世界だという話を聞きました。
極楽とは、相手に食べてもらって、
お互いに他を利する世界。
自分の口に入れるのを忘れて相手の口にいれたら、
相手の方も、
「どうぞ」と言って口にいれてくれるというのが
仏国土、ユートピアです。


      ~ 感謝・合掌 ~


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