浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-09-19 16:00:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―2

主題:良心を持てば神の心を持つ


先の続き・・・

お金と言うものはいっとき、
現れては消えてゆく、
いわば、果敢ないものです。

私たちのこの肉体も、おぎゃーと生まれて、
百年も経てば大抵は消えてゆきます。
そしてまた、新しい生命が生まれ、
また、消えてゆきます。

私たち自身が神様の体内で細胞の
新陳代謝をしているわけです。
古い物から新しい物へと変わっていく私たちは、
神様の細胞と言えるでしょう。
お金もいっとき現れ、また消えてゆくものです。
心ではないのです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2018-09-19 00:13:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


      講演 五

 「神意に添った仏国土・ユートピアを
       建設せんがためなり」

先の続き・・・

この世は正に危険極まりない世界です。
今、一家が幸せに暮らしており、
ご夫婦、子供夫婦、
お孫さんと揃って幸せだなあという
家庭も、わずか一、二年の間に、
その家庭が完全に支離滅裂となり
つぶれたというお宅を何軒か
見せてもらいましたね。

これは岸和田の方で、一家団らん、
幸せな家庭だったのですが、ある日突然、
ご主人が脳溢血で倒れられて
半身不随になったのですね。
入院されたご主人の看病を、
奥さんが「お父さん、お父さん」とつきっきりで
なさっていました。

そのうち、ご主人は半身不随のままで
退院できることになり、私のほうにご縁があって、
自転車に乗られる状態にまでなって
下さったのですね
ところがご主人が退院されてから、
奥さんが癌になられたのです。

主人が身の回りのことができるようになったら、
今度は奥さんが癌になって
一年も経たないうちに亡くなってしまったのです。
そうしますと、息子さん夫婦にお父さんの世話が
かかってきました。

息子さんのお嫁さんが
「私は病人の世話をしに嫁いで来たのではない」と
言って息子さん夫婦は別れてしまったので、
息子さんも出て、その家には半身不随の
お父さん一人になってしまいました。

あれほど仲の良かった幸せな家庭が、
一、二年の間にもう破壊してしまったのです。
これは断崖絶壁からちょっと足を踏みはずして、
たちまち千仭の谷底に落ちてしまった例です。


  ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする