丸七商店街は小ぶりのマーケットみたいな感じであり
散策は、5~6分で終わってしまった、
まだ時間は夕方5時半あたりでであり
鎌倉「映画館」には行くのにはちと早い
テナ事で、この赤ちょうちんが悩ましい
郷(さと)さんに入る事にした
郷さんの中に入った瞬間
ぐは~~~っ
なななななんだー この昭和感はー
ぴょーー
と感動の嗚咽が自然と口からでそうになるが
初めて入った店で、それではマズイ
若い店主さんに
「お客さんー 今日はもう閉店ですよー」
なんて瞬時に出禁になってしまうではないか、
はげまるは冷静を装い、奥のカウンターあたりに
座る事にした
店内はカウンター席のみで10人は座れる感じであり、
すでに先客さんが4人座っていた
店主さん
「いらっしゃいー」
はげまる
「麦焼酎の水割りくださいー」
若い店主と、店主のお母さんと二人で店を
切り盛りしているみたいであり
カウンターの置くの壁の黒板に
チョークで書かれているお品書きが
たまらないなぁ
700円の刺し盛りも注文した
「あの~イカ入れてくださいー」
飲み関係と定食関係もやっている「郷」さんであり
この昭和のカウンターで七味、中濃ソース、醤油、つまようじ、
箸立てが完璧なバランスをかもしだしている
麦焼酎到着~~~~~
椅子も満点満点 流石の昭和だ
店主はすごく丁寧に仕事をする人みたいであり
刺し盛りが出て来るまでの時間
「鬼平犯科帳」のマンガを
酒のツマミで読むことにした
「鬼平犯科帳」を二冊ほど読み終えた頃に
刺し盛りが出てきた
ひゃ~~うまそうだなぁ
この感じは、野毛の深夜の隠れた名店「阿武茶」さん風で
うれしくなってしまうではないか~
この~~
(うれしくて困っているのである)
ははは 酒がすすむのぉ~
角の水割りを頼む
刺身も酒もすすむのぉ~
はがまるは大根のツマが大好きなので文句なしの刺し盛りだー
ほんと 昭和してるなぁ
先ほど注文した「アサリの酒蒸し」が到着
むふふふふんふん
むふふふふんふん
いいぞいいぞ~~
アサリを2~3個口にいれる
もちりんこ、アサリ汁とネギもお口の中で
壮大なハーモニィを奏でる
くわ~ うっめ~ うっめ~ と毎度のヤギさんになる
そ~だ 7~8個口まとめてに入れてみるか、
ひゃ~~なんという贅沢なツマミであろうか
わなわなわなと膝頭が震える
(安上がりな贅沢だにゃー)
大満足でお会計1900円を払い
店主さんに
「ごちそうさま~ また来ますね~」
と言って、
わなわなわなと震える膝のまま
店の外に出た
はげまるは、わなわなわなと震える膝のまま
鎌倉「映画館」方面に向かって
とぼとぼと歩いて行った。