日曜日、毎度の宮⚪さんから、突然の電話が来た
「今日はどこかに散策行くのですか~」
毎回突然に連絡がくるので、このはげまるブログでも
たまに宮⚪さんから突⚪さんにして書いたりしている
はげまるが、
「予定は無いですよ~」
宮○さん
「平沼橋近くに老舗の有名な蕎麦屋さんがありますよ
行ってみますか~?」
お~ 取材だ~ タダで美味い蕎麦と酒が
呑めるそ~
「は~い 行きます行きます」
の二つ返事で現地集合と相成った
実は前回書いた、明治時代から桜木町駅で
営業していた、立食いソバ屋の「川村屋」さんも
宮⚪さん情報で行って来た経緯がある

場所は、はげまるブログでも書いた
今ではもう廃駅となってしまっている
平沼駅のガードの入口の角にある
「角平」さん

前にこのあたりを散策した時から気になっていた

外観から、
ウチは老舗の蕎麦屋だぞ~、
金ふんだくるぞ~
立食いソバ屋の値段じゃ~食えねぞ~
と無言の圧力がかかってくる

へーんだ 今日は取材だもんね~

日曜日の5時ごろ宮○さんと待ち合わせて店の中に入った
店は満員状態であった
ほとんどが家族連れ(子供さんも多々いた)
、男女カップル数組、蕎麦好きの男ひとりずつが二人
男ふたりは我々だけである
一番奥のテーブルが空いていてそこに案内される
写真は奥の座敷のほうであり喫煙が出来るそうである

天井
クーラーが見えるので当然建て替えているのであるが
いたるところに昔からの容を見てとれる

時計は昔から使っていたみたいの柱時計
ちなみにここ「角平」さんは昭和25年に開業したそうである

この凝った造りの窓もたぶん昔の建物にあったものを
再利用しているみたいである

座敷席の上の方になにやら色紙がある
宮○さんが
「あ~ 左の色紙、戦艦ミズリーで降伏調印をした
重光さんの色紙じゃ~ないですか~」
はげまる、そんな名前、知らないか、忘れたかで
じぇんじぇん分からない
へ~ 宮○さんは少し変わりモノであるが
流石にまだ脳が痛んでないんだなぁ~
と感心した

ひゃ~ 真ん中には昭和30年代の頃の
総理大臣、岸信介
左側には戦艦ミズーリ号で降伏調印をした
重光外相の色紙
右側の大野は自民党副総裁の大野伴睦(おおの ばんぼく)
さんなのかなぁ
それにしても、みなさん字が上手いなぁ
参考資料
<ミズーリー号で 降伏調印式が行われたのは昭和20年9月2日
日本側全権は重光外相>

写真の右側には岸信介さんが見える

酒のツマミに宮⚪さんが注文したモノ

蕎麦屋さんの定番である、ソバの実と味噌のやつ

梅とキクラゲ入り
どちらも日本酒に合い
たまりまへんへんあたまへん

宮⚪さんが注文した酒が、はげまるのグラスに
音も無くトクトクとつがれる
音はしないが、トクトクと聞こえてくるのである

純米吟醸「翆路」(すいろ)
恐れ入ったか~の中汲み生酒
またしても
たまりまへんへんあたまへん

お~ 表面張力で酒の表面が丸みを帯びて
天井あたりの景色が丸く写っているぞ~
そう言えば、はげまるが中学生の頃
アホな友達が理科の先生の質問に
「ちょ~めんひょ~りょく」 と答えてクラス中が
大爆笑になった事を思いだした

鴨の燻製焼き
脂が乗っていて凄く美味い
酒が進んで困るではないか~と怒りながら喜ぶ
はげまるであった
宮⚪さんが
「あ~ 前に小嶋屋さんで食べた鴨は
燻製ではなかったですが、どちらの味が好きですか?」
「サッパリわかりまへんなぁ」
こちとら、脳が傷んでいるのである
すっかりと前の鴨の味なんか忘れてしまっている

アナゴの天ぷら
柔らかくて、サクッと噛み切れて、
すっげ~美味い
噛み切れずに
首を振ったりしながら噛み切って食べている
いつものせこいアナゴの天ぷらと大違いだ

宮⚪さんが座敷席の壁に書いてあった
お品書きの真ん中あたりに 「おんな泣かせ」
と言う酒の銘柄を見つけた
(細かい所を観察するのが好きみたいだなぁ)
一合で1500円である
1500円と言えば
南区のお気に入りの銭湯「仲ノ湯」に入って
立ち飲み二軒ハシゴ出来る金額である
そんな事が一瞬頭をよぎる
う~ん
どんどん人間が小さくなってきているなぁ
宮⚪さん
「一合を半分ずつ飲んでみますか?」
はげまる
取材でありタダで飲める、殿様気分で
「あ~ 良きに計らえ~」

「おんな泣かせ」は流石の純米大吟醸で
キリとした飲み口、サッパリとしたお味のなかに
豊満なコクがある
<まるで素肌美人を想わせる程よい香りと
まろやかな味わい!>
(このフレーズは酒造メーカーの宣伝です)
「う~ん おんな泣かせか~
酒も 女もね~ こんな感じがいいんだょね~」

おんなに泣かされ続けて幾年月
花も嵐も乗り越えて
それが男ふたりの生きる道
あ~それそれ

〆で宮○さんが、蕎麦少なめを二つ注文した
カゥンターのほうで
「たいら二枚ね~」
蕎麦少なめだから蕎麦が上品に
たいらに盛られていた
写真は少し蕎麦を食べたから慌てて撮影したモノ

ここんとこ美味い蕎麦を散策で何度も食べているが
ここ「角平」さんも
流石の美味さでありました

あ 白鵬さんの写真だ
外の出たら夜の帳がしっかりとおりていた
大満足の老舗の蕎麦屋 「角平」さんでした
うぃ~っ。