はげまるの家から近い千代崎町の裏通りあたりに
蔦が建物全体に絡まっているビルがある、
夏の季節にでもなると
緑の蔦の葉がびっしりとビル全体を覆い尽くして
緑の葉の中に埋もれてしまう景色が
大好きである
冬の季節もいい
しっかりと蔦の枝が絡まっていて
ふ〜〜ん
なんて感心してしまう
裏通りには昔からの建物も
ちらほらと残っていて
ハゲチャリで走っていても
そんな昭和の景色が楽しめる
いつも走りるコースから右に入ってみたら
なんとなんと
酒屋さんがあった
宮崎酒店さん
ぬぁんと、ぬぁんと、ぬぁんと、
立ち飲みの看板が目に入った
へー
灯台下暗しと言うか
あるところにはあるものである
立ち飲み、トタン、ベニヤ、
古いトイレ、定食屋等は
はげまるの専門分野である
はげまるは緊張感あふれるニタリ顔で
(どんな顔だ)
立ち飲みのドアを
そ〜っと開けて
中に入ってみた
」字型のテーブルに
先客さん二人が酒を飲みながら
店主のおかみさんと話している
常連さんみたいである
上のほうにあるテレビの音が
小さくて心地よいBGMになっている
六人も入ればほぼ満員状態の空間である
狭いところはいい、
なんか、落ち着いて酒が飲める
特に立ち狭い飲み屋屋さんなんて
たまらなく好きだなぁ
芋焼酎に紀州の梅干しで
のんびりとした時間を過ごして
おかみさんに
「ごちそうさんでしたー 又来るねー」
なぁんて店を出た
さ〜てと 次、どこ行くかなぁ〜
ハゲチャリの行きたい方向に
向かって走り出した。
