はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(445)  市外篇  雨の鎌倉 「ヒグラシ文庫」「RAM」

2016-10-04 07:41:08 | 日記
小雨降る古都鎌倉の小路地を
中老の紳士がしっかりとした足取りで
ゆっくりと歩いて行く



落ち着きはらった歩き方にも風情が感じられる

なんて小説みたいには行かねぇんだ
せっかちのハゲ頭のおっさんが
短い足でせこせこと歩い行く

今日は久しぶりに鎌倉の「映画館」に
ハゲ頭を出しに行くのである
当然、顔もついていく




まだ時間が早いので、前から気になっていた店に
行ってみる事にした




立ち飲み屋「ヒグラシ文庫」

一年ほど前に鎌倉の渋い居酒屋さんで飲んでいたら
隣に座っていた女性陣二人に
「最近、小町通りの裏あたりにヒグラシ文庫
と言う名前の立ち飲み屋さんが出来て、
最近よく二人で行っているんですよ、」

テナ事で二回ほど行ってみたのであるが
二回とも満員、ダークダックス状態であって
入る事は出来なかった、

今日は入れるかなぁ〜



やはり満員状態であったが
マスターが
「どうぞ〜 大丈夫ですよ」
なんて言ってお客さんとお客さんの間に
入れてもらった



壁の上あたりに、つげ義春さんの絵がみえた

あ、 これ確か月刊誌ガロに載っていた短編物で
「紅い花」の主人公の少女の絵だ



川のせせらぎ
柔らかい緑の風
一コマ一コマが
言葉では書けないくらい
素晴らしい作品である






右手のトイレの手前のコーナーに
本棚がありずらーりと本がならんでいる、
店の名前に文庫が付いているので
文庫本でも読みながら立ち飲みでもするのかなぁ?
なんて思ってみたが
誰も本を読みながら立ち飲みなんかやってない



皆さんスマホをいじくってたり
仲間同士話しをしたりしている

そりゃ〜そうだ
わいわいガヤガヤの立ち飲み屋さんで
静かに読書しながらチビチビ酒を飲む、
なんて出来るわけ無いしなぁ



角の水割り400円



ヒグラシさんのメニューは豊富であり
魚関係のメニューもある




サーモンの刺身

隣で飲んでいた人が
これ、美味いね〜
なんて話が耳に入ったもんではげまるも
注文したのである

自家製ソースをつけて食べたら
凄く美味かった




話しによるとマスターは週何回か出て
他の日はローテーションで違うマスターが
切り盛りしているそうである
まあ、日替わりでマスターが代わって
いる立ち飲み屋さんみたいである

ご馳走さま〜

角の水割りを二杯ほど頂いて外に出たら
雨は上がっていた

まだ時間が早いので何処かに入ってみるか




ヒグラシ文庫さんからすぐ近くに
昨年の12月にエディ藩さんとライブをやった時に
入ったお店がある
そのお店の隣に渋そうなバーがある



BAR 「RAM」

はげまるの遊び仲間に聞いたら
昔入った事があり、
「安くてフレンドリーなお店ですよ〜」
なぁんて聞いていたので入ってみる事にした



後で行く事になる「映画館」のマスターに話によると、
鎌倉で最初に出来た立ち飲みが出来るバーであるそうだ




フレンドリーな若いマスター

この店もローテーションで何人かが
中に入っているとの事であった




ジミヘンの隣に貼ってあるビルーのポスターの女性も
週何日かカウンターの中に入っているそうである

なぁんだ、
どうせならポスターの女性がいる時に
ぶつかればよかったのになぁ〜
どーせ、おら〜
運がないハゲの星に生まれたんでぃ
くっそ〜

なんてブツブツと無言で囁く



このカウンターのみのRAMさん
やたらとライブのポスターとか




ギターなんかが店に飾ってある
どうやらこの店でもライブをやっているみたいだ




ほとんどが常連さんみたいであり
楽しい会話が耳に入ってくる

ではご馳走さまでしたー
と外に出た




前にもブログに載せた記憶があるが
この昭和感がたまらないなぁ

野毛にもこれと同じ感じの「想い出横丁」
なんてあったが
今では若者が集う飲み屋集合横丁になってしまった



あー
この感じ
だまらなくいい




今度、昭和の扉を開けて入ってみるか




この店の看板を撮っていたら
後ろから声がした
「このお店のなんだらかんだらと言うカクテルは
ここのマスターが創ったカクテルですよー」
先程のRAMさんの常連さんであった

「わざわざありがとう」
と礼を述べたはげまる

うーーん 映画館に行くか、それとも
勢いに任せてもう一軒行くか、
まあ、足の向くまま足任せ。


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