赤福は一体どうなってしまうのか。知財ネタからは離れますが、本日の日経金融新聞に赤福のメインバンクである百五銀行頭取のインタビューが載っており、これは重要な情報になりそうです。
支援云々の前に、「まずは不正を全て洗い出して安全宣言なりを出すべし」、というコメントは、まぁお決まりのパターンなのですが、その上で企業の継続性に問題が生じるのではないかという問いには、
「それはないと考える。赤福はこれまで業績が好調で、無借金経営だ。財務内容には余裕があり、健全といえる。・・・」
とのことです。財務諸表からみると確かにそのとおりなのでしょうが、ちょっと待てよ、何か変な感じがします。特に「健全」という言葉について。要するに自己資金が潤沢ということなのでしょうが、消費者を欺き続けて蓄積した利益を、果たして「自己」資金といえるのか。「業績が好調」というのも、そういうのを「好調」っていうものなのか。財務会計上も、法律上も、頭取のコメントに間違いはないのですが、こういうコメントはちょっと「財務ドグマ」じゃないか、という気がして引っ掛かっています。
支援云々の前に、「まずは不正を全て洗い出して安全宣言なりを出すべし」、というコメントは、まぁお決まりのパターンなのですが、その上で企業の継続性に問題が生じるのではないかという問いには、
「それはないと考える。赤福はこれまで業績が好調で、無借金経営だ。財務内容には余裕があり、健全といえる。・・・」
とのことです。財務諸表からみると確かにそのとおりなのでしょうが、ちょっと待てよ、何か変な感じがします。特に「健全」という言葉について。要するに自己資金が潤沢ということなのでしょうが、消費者を欺き続けて蓄積した利益を、果たして「自己」資金といえるのか。「業績が好調」というのも、そういうのを「好調」っていうものなのか。財務会計上も、法律上も、頭取のコメントに間違いはないのですが、こういうコメントはちょっと「財務ドグマ」じゃないか、という気がして引っ掛かっています。
コメントありがとうございます。
事実としての正否はともかく、数字だけしか見ないとこういう頭取のコメントになるのでしょう。数字の意味(=その業績・財務内容がどうやって形成されてきたか)を考えると、たぶんこういうコメントはできないですよね。