本日は「7つの知財力」や「ココがポイント!知財戦略コンサルティング」で紹介させていただいた㈱エルムさんの新社屋落成・30周年記念式典に出席させていただきました。
ところで、往きの飛行機の中で読んでいた「グロービスMBA事業開発マネジメント」に、こんなことが書いてありました。
新事業を立上げ、成長させるにはビジョンが大切である。なぜならば、魅力的なビジョンは従業員、取引先、顧客を惹き付けるからだ、と。あまりビジョン、ビジョンと言われると、ビジョンだけでモノが売れますか、なんて言いたくなることもあったりしますが、そうやって説明されると確かにその通りかもしれません。
などと思っていたら、本日の宮原社長のご挨拶の冒頭から「・・・良き社員、良きパートナー、良きお客様に恵まれ・・・」(正確ではないかもしれませんがそういったニュアンス)とのお話がありました。やっぱりビジョンは大切だ。以前に社長へのインタビューで「下請けをしない」「一流の技術者が一流の仕事をする場を鹿児島に作る」「鹿児島から世界を相手に仕事をする」のが創業から考えている夢だと語っていただきましたが、このビジョンがまさに人を惹き付けているのだなぁと。
それともう一つ「グロービスMBA事業開発マネジメント」から。
ビジョンはイメージ化することが有効である。なぜならば、イメージの特徴は包含し得る情報量の豊富さにあり、文字では伝えきれない情報まで表現し得るものだから、ということだそうです。
これもまた宮原社長のご挨拶の中に、こんなお話がありました。エルムさんの本社は鹿児島から車でも小1時間はかかる薩摩半島でも先のほうに近い場所にあるのですが、どうして鹿児島市内や福岡、東京に拠点を移さないのか、ということをよく訊ねられるそうです(すみません、2年前に私もその質問をさせていただきました)。
「それにどう答えるかを考えるよりも、そういう質問をされないような社屋を建てようと思いました。どうでしょうか、この新社屋でおわかりいただけるのではないでしょうか?」
小高い丘の上にある新社屋の社員食堂からは、吹上海浜公園などの木々の向こうに広く東シナ海が見渡せる、まさに絶景が広がっています(因みに、この地域の歴史的な位置付けを知ると、この景色のもつ重みをもっと感じずにはいられません)。さらに建物には、旧社屋から面積が2倍になった中で消費電力を80%に抑えるという目標の下、同社製品のLED電球や自社設計の地熱を活かした空調システム(夏場のエアコンの廃熱で地面を暖めそれを冬場の暖房に利用するという凄物)など、独自で最先端の環境対応技術が導入されています。これはイメージどころか、3Dでエルムさんがどういう会社かが伝わってきます。
うーん、あれこれ理屈を頭に叩き込むだけでなく、見て感じることはとても大切だと改めて感じた一日でした。
ところで、往きの飛行機の中で読んでいた「グロービスMBA事業開発マネジメント」に、こんなことが書いてありました。
新事業を立上げ、成長させるにはビジョンが大切である。なぜならば、魅力的なビジョンは従業員、取引先、顧客を惹き付けるからだ、と。あまりビジョン、ビジョンと言われると、ビジョンだけでモノが売れますか、なんて言いたくなることもあったりしますが、そうやって説明されると確かにその通りかもしれません。
などと思っていたら、本日の宮原社長のご挨拶の冒頭から「・・・良き社員、良きパートナー、良きお客様に恵まれ・・・」(正確ではないかもしれませんがそういったニュアンス)とのお話がありました。やっぱりビジョンは大切だ。以前に社長へのインタビューで「下請けをしない」「一流の技術者が一流の仕事をする場を鹿児島に作る」「鹿児島から世界を相手に仕事をする」のが創業から考えている夢だと語っていただきましたが、このビジョンがまさに人を惹き付けているのだなぁと。
それともう一つ「グロービスMBA事業開発マネジメント」から。
ビジョンはイメージ化することが有効である。なぜならば、イメージの特徴は包含し得る情報量の豊富さにあり、文字では伝えきれない情報まで表現し得るものだから、ということだそうです。
これもまた宮原社長のご挨拶の中に、こんなお話がありました。エルムさんの本社は鹿児島から車でも小1時間はかかる薩摩半島でも先のほうに近い場所にあるのですが、どうして鹿児島市内や福岡、東京に拠点を移さないのか、ということをよく訊ねられるそうです(すみません、2年前に私もその質問をさせていただきました)。
「それにどう答えるかを考えるよりも、そういう質問をされないような社屋を建てようと思いました。どうでしょうか、この新社屋でおわかりいただけるのではないでしょうか?」
小高い丘の上にある新社屋の社員食堂からは、吹上海浜公園などの木々の向こうに広く東シナ海が見渡せる、まさに絶景が広がっています(因みに、この地域の歴史的な位置付けを知ると、この景色のもつ重みをもっと感じずにはいられません)。さらに建物には、旧社屋から面積が2倍になった中で消費電力を80%に抑えるという目標の下、同社製品のLED電球や自社設計の地熱を活かした空調システム(夏場のエアコンの廃熱で地面を暖めそれを冬場の暖房に利用するという凄物)など、独自で最先端の環境対応技術が導入されています。これはイメージどころか、3Dでエルムさんがどういう会社かが伝わってきます。
うーん、あれこれ理屈を頭に叩き込むだけでなく、見て感じることはとても大切だと改めて感じた一日でした。
逆に、パワーポイントの資料でビジュアルにグラフややら計画やらビジネスモデルなどを示してもらっても、「本当かなー」と思わせてしまうものも多々あります。こう考えると、優れたビジョンには、イメージだけではなく、「志」というものも含まれており、イメージの具体性と崇高な志への共感がビジョンによって人が突き動かされる場合の原因となっているのではと、思いました。
コメント有難うございます。
イメージから何かを読み取れるかどうかは実は受け手側の問題も大きくて、私なんかはまだまだ文字情報による補足が必要だったりすることのほうが多いです。説明なしで見抜けるようになりたいものですが。