経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

きしめん

2006-12-15 | イベント・セミナー
 昨日は、特許流通シンポジウム2006in名古屋で、パネルディスカッション「我が社の知財戦略」でモデレータを務めさせていただきました。パネリストの皆様は特許の大ベテランで、私がすっかり勉強をさせていただいた感じです。
 特に印象に残ったのは、調査の重要性を強調されていたことです。調査の意義と目的について、出願しようとする発明の本質を的確に捉えるスキルを高めるためにも、調査という作業が有益である、といったご説明をされていたことが印象的でした。調査というと、侵害回避などどちらかというと後向きの意識が強くなり、面倒な作業と感じてしまいがちなのですが、出願スキルの向上という前向きな姿勢で取り組めば、意欲も負担感もかなり違ってくるのではないかと思います。
 名古屋は相当久しぶりでしたが、いつの間にかトヨタのビルが駅前に聳え立っていて、「トヨタの町」であることを実感させられました。タクシーの運転手さんによると、東京からかなりの機能が移転してくるために、名古屋ではトヨタの社員さんのおかげでマンションがよく売れているとのことでした。本当に凄い会社です。