赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。
 



J-league Div.1 - 2017 season 7th sec.
F.C.Tokyo 0 v 1 Urawa @Ajinomoto Stadium, CHOFU(AWAY)

ミシャ浦和としては珍しくポゼッションで相手に上回られた点にひとつ象徴されるとおり、まさに「這う這うの体」という感じのやや不格好な勝利ではありました。しかも、対戦相手のF東京さんとはここ数年すこぶる相性がよく、加えて彼方は大久保やウタカという得点王経験者だけでなく高萩といった主力選手を負傷で欠くといういわば「飛車角落ち」といったチーム状況。ただ、とはいえ浦和としても、ACLの大一番上海上港との激闘から中4日であるのに対し、対戦相手のエフトーさんは1週間まるっとお休みだったインターバルの差もありました。また、一足早く夏が来たかのような過酷な気候でしたので、こうした諸々の条件もふまえれば、クリーンシートで勝ち点3確保というのは望外と言える結果ではないでしょうか。

浦和はラファがスタメン復帰(シャドーのようにも見えましたが)、右WBでは関根がベンチスタート、駒井はベンチ外で何と菊池がスタメン抜擢されました。その他はいつものメンツという感じでした。F東京さんは4-4-2で、キックオフから積極的に浦和のバックラインにプレッシャーをかけてきてキックオフ直後にはあわやという場面も作られましたが、チャンスらしいチャンスを与えることなく浦和が平常運転で押し込んだ前半。先制は14分にカウンターから、ラファからのスルーパスを受けた興梠が倒れながら左足でゴール右隅に流し込んだもので、本人は試合後「不細工なゴール」みたいに言っていましたが、何をかいわんやの見事なシュートでした。リーグ戦初スタメンの菊池はプレー選択や連携面でまだまだという場面が多くあえなく後半開始早々にお役御免になってしまいましたが、繰り返し申し上げているとおりここは少し長い目で見てあげたいところです。

ただ、後半に入るとやはりというか、むしろ予想以上に浦和の選手たちに疲労が色濃く出てきました。F東京さんにほぼ終始押し込まれる展開になりましたが、MF橋本選手のミドルシュートと、東選手のFKがそれぞれポストを叩いて難を逃れた場面を除けば決定機らしい決定機を与えることもありませんでした。他方、攻撃面では先制点同様カウンターからラファ浮き球→興梠が体を捻って左足で放ったアクロバティックなシュートをGK林選手にセーブされる惜しい場面があった他は終盤のカウンター散発くらいでほぼノーチャンスという感じでした。それでも、菊地→関根、ラファ→青木、興梠→李と選手の入れ替えを行いつつ、へろへろになりながらも何とか逃げ切ってH仙台戦に続いてクリーンシート達成。日程面で大変苦しい状況でよく踏ん張ってくれたのではないかと思います(特に代えの利かないバックライン、ボランチの皆さんと宇賀神さん)。

J1第7節 F東京0×1浦和@味スタ

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AFC Champions League, Group G - GS MD4
Urawa(JPN) 1 v 0 Shanghai-SIPG(CHN)@Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

短いインターバルでの平日のナイトゲームが続いたため仕事のやりくりが大変でしたが昨日も何とか埼スタへ。仕事帰りの寒い日に風雨に耐えながらの観戦でコートはもちろんのこと、ポンチョとタオマフは持参したもののビニールのごみ袋を忘れたたためビジネスかばんもずぶ濡れとなりかなり過酷な観戦環境でしたがACLの大一番らしい熱い試合を見せてもらいました。興梠を出場停止で欠く浦和の前線はラファ、ズラ、柏木のトリオで外国人2トップかと思いましたがズラはシャドーっぽい感じでしたかね。青木がスタメンに復帰。他方、上海上港さんはフッキを欠く「飛車落ち」なメンツで4-4-2のように見えました。



自分のスタジアム到着が少々遅れたので立ち上がりのラファのポスト直撃弾は見ていませんが、それがいい脅しになったのでしょうか。前半は、決定機こそ少なかったものの浦和が比較的普段着のサッカーを展開してペースを握っていたように見えました。とはいえ双方チャンスを活かすことはできず、このままスコアレスで折り返しと思われた前半終了間際のいわゆる「いい時間帯」、左サイドの宇賀神から青木、その青木から見事な縦パスでズラ、そしてズラからの横パスを受けたラファがDF3人の間隙を縫うような見事なシュートを上海ゴールに突き刺し先制に成功します。ブラジル人FWらしいというかなんというか、本当にシュートが上手で頼りになりますね。というわけで浦和としていい状態で折り返しとなりました。



ただ、先制されたからなのか、もともとのゲームプランだったのか後半に入り上海が激しいプレスで俄然攻勢に出てきます。その圧力を受けた浦和はほぼ防戦一方でたびたびゴールを脅かさます。2度のPKをはじめピンチの連続で、先日はキラリと光ったミシャさんの用兵もこの日は不発で状況の改善には至らず、ほぼひたすらタコ殴りされたままのセカンドハーフ。しかし、途中槙野の無茶な浮き球バックパスをクリアミスする場面こそあれ、今季はここまで必ずしもベストなパフォーマンスといえない感じだったGK西川がこの日は神セーブを連発してくれ事なきを得ます。冷たい風雨のせいかじーっと見ている感じだった南側スタンドも西川のPKストップとミドルシュートのセーブあたりから徐々に盛り上がり手拍子が増えていったように感じられました(いや、単に雨が止んだせいかなw)。上海さんでは柏木を「チンチン」にしたオスカルとエウケソンは言うに及ばず、#7、#25あたりの選手も非常にクオリティが高く手強い相手でした。



以上、雨風に打たれながらの観戦、しかも先制ゴールと西川のファインセーブ連発で、久しぶりのそのたんびに頭のネジが何本か飛ぶような熱い試合でしたのでごくごく簡単に。いやー、ACLはこれだから止められませんね。

AFCチャンピオンズリーグ グループFマッチディ4
浦和1×0上海@埼スタ

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J-league Div.1 - 2017 season 6th sec.
Urawa 7 v 0 Sendai @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

職場でいきなり重い宿題をもらってどうなることかと思いましたが、土曜が丸一日潰れる憂き目に遭うことは確実にはなったものの今日も何とか桜満開の埼スタに足を運ぶことができました。昨年までの仙台さんのイメージで勝手に接戦を予想していました。しかし、今季から新たに浦和と同じような3-4-2-1システムをはじめたという仙台さんの守備が、前節の神戸や甲府(といっても4点取ってるのか)に比べれば、新しいシステムがまだ馴染んでいないのだとは思いますが、それにしても思いのほか「ゆるゆる」で、浦和としては望外の大勝劇になりました。中3日の来週火曜にACLのホーム上海上港戦を控える浦和は、興梠がその上海戦で出場停止ということもあってか負傷明けのラファに無理はさせずベンチにも入れずで昨シーズン恒例だったメンツ。仙台さんは活躍中のFW石原が浦和とのレンタル契約上出場できないこともあってか奥埜選手が1トップ、というか0トップのようなメンバー構成でした。

開始20分に右WB関根が相手DFを交わして左足でクロスを上げ、これを興梠が見事に叩きつけるヘッドで先制に成功すると浦和は前半のうちから畳み掛けます。27分には武藤の動き出しに着いて前に出た仙台左STの選手の裏に関根がマーカーをかわして走り込み、そこへ森脇が見事なスルーパス。これを受けた関根がグラウンダーで中央に入れたボールを興梠が合わせ、関根→興梠のホットラインによる2ゴール目をあげます。29分には武藤が左サイドからドリブルで仙台ゴール真正面に侵入してそのまま鮮やかなミドルシュートをブチ込み3点目。毎年恒例武藤さんの古巣への無慈悲な鉄槌はいつまで続くのでしょうか(笑)そして前半終了間際、自分がトイレに立っている間に浦和がPK奪取。これを興梠が決めて興梠は何と前半でハットトリックとなり4点リードで折り返します。前半途中で関根が痛んでそのまま駒井と交代して心配しましたが、どうやら大過ないようです。むしろ上海戦に向けてよい休息になればよいのですが。



仙台さんは後半頭から遅ればせながら(というか最初から後半投入のつもりだったのでしょうね)ブラジル人FWのクリスラン選手を投入しますが焼け石に水という感じで仙台ボールになってもあっという間にボールを掻っ攫う浦和の猛攻が引き続きます。開始早々に武藤の縦のボールを受けたチュンソンがGKとの1対1を落ち着いてまた抜きシュートで5点目を奪うと、65分にはCKからオウンゴールにより6点目(最初阿部のゴールというアナウンスがありましたが、すぐに訂正されてしまいました…残念)。ロスタイムには後半途中に宇賀神に代わり左WBに入り、いいクロスを上げるも興梠のミスショットで初アシストをふいにしていた菊池が「2度目」の正直、これまた鮮やかなクロスで柏木のゴールによる7点目をアシスト。菊池については昨年の駒井のように徐々に浦和ミシャ式に馴染んで行ってくれればと思って少し長い目で見ていますが、まずは初アシストおめでとう!



終了間際にハイボールからあわや失点という場面はありましたが、そんなわけでとにもかくにも凌ぎきって、文化シヤッター様を長らくお待たせしてしまいましたが今季リーグ戦初のクリーンシートを達成しての大勝となりました。さて、次は中3日で迎えるACLの大一番。アウェイでやられているので心情的には是が非でも勝って一泡吹かせたいところですが、最低限勝ち点1を確保できればGL突破に向けて大きく前進ということになりそうですから、気負わず浦和のサッカーを見せつけてやって欲しいものです。最後に、南側で見ていたせいもあるのでしょうが、ベガルタサポの皆さんがアウェイの地で大差でリードを許す展開にもかかわらず最後まで声を張り上げて応援している姿が個人的には印象的でした。そんなことを評価されても嬉しくないどころか腹立たしいくらいかもしれませんが、ファン・サポーターたるものああありたいと思わせてくれるお姿でした。

J1第6節 浦和7×0仙台@埼スタ

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