赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

4月8日(日)のつぶやき

2018-04-09 03:02:35 | Weblog

渾身

2018-04-09 01:37:17 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2017 season 6th sec.
Urawa 1 v 0 Sendai @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

大槻「暫定」監督の指揮の下で迎えるリーグ戦の初陣は好調の仙台戦に後半はタコ殴りにされる不格好なゲームながらも猛攻を凌ぎきって見事ウノゼロでリーグ戦初勝利をマークしました。ミシャ時代を彷彿とさせるような3バックのフォーメーションには少々びっくりしましたが、開始早々に武藤のパスにダイアゴナルランで裏抜けした興梠がDF平岡選手とGK関選手を見事に交わして先制に成功すると、その1トップ2シャドーのシステムもあってか前半までは堀政権下でボトルネックになっていた「興梠孤立問題」が嘘のように解消され、在りし日のコンビネーションによる崩しも垣間見える場面もあり、暗雲が立ち込めていた浦和の行く手に少しだけ光明を見出した思いでした。そしてプレスに行くべきところは行き、引くべきところは引くといったあたりの整理がある程度できたのかな、という印象も受けました。



ただ、浦和が優位に試合を進めたと言えそうなのは精々前半の終わりくらいまでで、後半に入ると運動量がガタっと落ちる今季の浦和の傾向は如何ともしがたく仙台に押し込まれる時間帯が続きました。試合前に連れと「やられそうだな」といっていた石原選手には2回ほど決定機を与え、途中投入のFW阿部選手の絶好機は槙野が寸でのところでブロックする等ピンチは枚挙に暇なく、よく無失点で済んだものだという感じ。途中投入のナバウトのスピードと前への推進力には今後期待がもてそうな気がしましたが、それ以外は攻撃面ではほぼ見せ場なしの防戦一方でしたが、この試合でのミッションは勝つこと以上でも以下でもないことをふまえれば、例え不細工な形でも勝ち点3を獲得できたことをもって御の字ということなのでしょう。本当に勝つことは大変で、現地で観ることが出来た勝利という意味では、もしかするとタイトルを獲った時よりもうれしかったかもしれません。



そのキャラで注目を浴び、久しぶりに浦和界隈に明るい話題を提供してくれた大槻さんですが、あくまで「暫定」(恐らくW杯の中断までの期間限定)ということで、そのミッションは新監督就任までに、悪く言えば例え場当たり的でも可能な限り勝ち点を積み上げていくということなのだと理解しています。そういう意味では、個人的に育成部門から人材を引っ張ってくることに複雑な想いはあれど、分析に優れた大槻さんというのはある意味適任と言えるのかもしれませんね。そういう意味で、この試合で3バックを採用したのも試合後の会見を読む限り仙台さんの過去の戦い方をふまえてのものだったようですから、高木、駒井、梅崎を失い、せっかく戦列復帰してきた森脇まで負傷で欠きミシャ式WBはいかにも人材不足である点もふまえると、ミシャ式的フォーメーション復活はごく一時的なもので、対戦相手など状況に応じて臨機応変に対応していくということになるのでしょうね。



とにもかくにも大槻さんどうか浦和をよろしくお願いします。そして堀さんあらためて本当に有難うございました。よければまた浦和に戻ってきてください。

J1第6節 浦和1×0仙台@埼スタ