ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

4月16日 URUGOMEライヴレポ!

2003年04月21日 | 音楽(主に日本のHR?)
すっかり書くの遅くなりましたが(汗)4/16の目黒ブルースアレイURUGOMEライヴに行って参りました!
直前のナルチョップスからのメールでも、「うるスポ(うるゴメスポーツ(笑))第二号配布します!」なんてあったので楽しみにしていたのに、(前回は100部限定で遅く来た人はもらえなかったそうですから・・・)せっかく早く来たというのにどうやら配ってなさそうな。なんで?と思ったのですが、その理由は後ほど明らかに(笑)

さて、いよいよライヴの始まりです。まずフロント以外の4人が入場した後、ボーカルの二人が颯爽と入場、と思いきや、なぜかMISUMIさん一人がステージに上がり、NoBさんは現れない様子。
そのうちにナルチョさんが静かにベースをかき鳴らし始め、それに合わせてMISUMIさんが歌い始めました。その曲はなんとSILHOUETTE! ついにライヴ未公開?の最後の1曲が登場です!
最初はベースだけをバックに静かに歌い上げ、途中からキーボードが入り、ドラムが入り、最後にはギターも入ってアルバム通りのアレンジになりましたが、すごくカッコイイ演出でした! この曲個人的にすごく好きなのもありまして、鳥肌が立ちましたねー。
余談ですが、ギターが入ってから気がついたのですが、この曲ギターのフレーズがすごい好きなんだなーと思いました。
SILHOUETTEが終わり、静まり返ったステージに、今度はキーボードのメロディーが静かに流れ、次いで激しいサウンドに突入。そう、お次の曲はVIMPIRE BLUEでした。すごくカッコイイ選曲AND演出でしたねー。いきなり最初から心臓鷲掴みって感じです(笑)
ステージ上一人で歌うMISUMIさんの姿はとても新鮮でした! コーラスが河野さんだけってのもとっても新鮮で(笑)
ちなみにMISUMIさんのこの日の衣装は、なんと黒のミニスカート!!に、黒地にローリング・ストーンズのベロ出しリップ(???)のロコ゜の前ファスナーのカットソーで、カワイくもセクシーで、これまた新鮮でした!
という訳で鳥肌モノの企画が終わった後、ナルチョさんが「いやーボーカル一人もいいねー」というようなことを言うと、そうる透さんも「ステージ広くていいよねー」なんてこと言ってました(笑)
しかし、MISUMIさんは「お待たせ! 皆の王子さまを呼ばなくちゃね」(笑)と言って、いきなり20TH CENTURY LEFTOVERSの最初のファルセットを歌い始めると、客席にいつの間にか現れていたNoBさんがファルセットで答えるという演出で登場(笑)そのままステージに上がって20TH CENTURY LEFTOVERS~LAST A MAN SAYS AIN'T NO TIMEを演奏。
NoBさんは今日もサングラスをかけての登場。最近いつもそうだなあ?
演奏が終わると、ナルチョさんのMCタイム(笑)。「今日俺いつもと違わない?」と言われて、んー?と思っていたら、「ヒゲがないでしょ」と。言われて見れば、いつものフサフサのお鬚がありません! ナルチョさんも「ああそう言えばって感じ?」なんて言ってましたが、弁解させてもらえれば、まるっきりツルツルじゃなくて、少し伸ばし始めてごましお?になってたので、あんまり「ヒゲがない」というイメージじゃなかったんですよー(汗)
なぜお鬚がなかったかというと、ナショナルの「ヒゲトリートメント」(だっけ?)という、髭剃りにアタッチメントをつけて鬚を整えようとしたら、アタッチメントがついてなくてそのまんま剃ってしまったんだそうです(爆)16日当時で3日くらい伸ばし始めていたそうで(笑)次回ライヴまでには生え揃ってるでしょうか???
うるスポは印刷が間に合わなくてまだ会場に届いていないため、(もう届いてたんだっけか?)後ほど配られるという話もありました。
そんなこんなでそのまま爆笑トークが続き、さて曲に入ろうという段階になって、「俺曲の紹介苦手なんだよねー」とナルチョさん。しかもこの日はいつにも増してハイテンションな喋りでしたから、またなかなか曲に入れません。
すると河野さんが「そんな喋りの後に入るのっていっつも俺やねん」と(笑)そして、「正義と言う名の・・・なんでしょう?」なんて言いながら、キーボードをジャーン!と弾いて、「こんなん出ましたけどー」なんて言って、またしても爆笑を巻き起こしたのでした(笑)
こうして始まったのは、「正義と言う名の」(笑)お久しぶりのJUSTICE。久しぶりに聴いたら、なんかいい曲だなーと思いましたね。
そのままお次はSETSUNAに。文句なしの名曲ですが、この日もNoBさんのいつにも増しての熱唱が胸に響きました!
さて、熱唱が終わるとボーカルのお二人がステージから去り、今度は「杉原ヒロシコーナー!」(ナルチョさん談)の始まり始まり。
「今回の曲の説明を320字以内でどうぞ」というナルチョさんの振りに話し始めた杉原さんですが、(この日も長袖でした(笑))この喋りが面白いったら(笑)
まず、「今回の曲はロニー・モントローズという人の曲ですが、ロニー・モントローズという人は当時すごい人気で、当時で言えば百恵ちゃんくらいの人気がありました」なんて言って、「ええーっ」とブーイングが。それに続いて「今で言えばヤワラちゃん?」とよく分からないことを言い出して、会場中大爆笑!(笑)
しかも、話している最中に、河野さんには「話しながらマイクから離れたら聞こえんっちゅーの。素人やないんやから」と怒られ(?)、透さんからは「ロニー・モントローが作ったバンドかモントローズで・・・」と間違いを指摘される始末(笑)
そんなこんなで皆にツッこまれ続けながらもマイペースで話し続ける杉原さんに笑った笑った(笑)
そんな爆笑解説(???)の後、「ほとんど演歌」という今回のインストナンバーTOWN WITHOUT PITYのタイトルが紹介されたのですが、ナルチョさんが「悲しみのない街?」とか言い出して、「MISUMIー、PITYってどんな意味?」と聞くと、楽屋のMISUMIさんからなぜか「ざんねん?」という返事が??? 「何なんだ残念ってー!?」という訳で、またしても大爆笑の中、そのTOWN WITHOUT PITYが演奏されたのでした。(PITYって憐れみとか慈悲とかじゃなかったですっけね?)
さて、杉原さんのコーナーが終わると、メンバーは皆ステージから降りて行き、今度はNoBさんMISUMIさんが登場。二人ともアコギを持っての入場です。そう、お久しぶりの水餃子の登場です!
二人のセッティングの間にお待ちかねのうるスポが配られました。色々と面白いことが書いてありましたが、水餃子の記事?で、二人が幼稚園が一緒だったとか大嘘ばかり書いてあったのがかなり笑えました(笑)
ステージの上のお二人はと言えば、いつになく緊張気味(笑)特にMISUMIさんが「緊張する、緊張する」と連発していたのが微笑ましくて(笑)
そんなこんなで始まった1曲目は・・・よく聞く曲なんですが、曲名がわかりません(大汗)GRAND PRIXとかでもコピーしてたなあ、確か・・・
MCを挟んで続いての曲は、いきなりNoBさんのボーカルで始まるVISION OF LOVE! MISUMIさんNoBさんのボーカルパート交代で歌ったのですが、これがまたカッコ良かったですねー。
このユニット、久しぶりでしたが、前回よりカッコ良くなったような。影のプロデューサーのおかげでしょうか? (影のプロデューサーとは、どうやら関西弁で怒る金髪のお方のようです(笑))
特別コーナー?はまだまだ続きます。メンバーが全員戻ったところで、今度はフロントにギターを持った河野さんが!
ギターを持つなり、いきなり水餃子の1曲目をギターで弾き出す河野さん(笑)MISUMIさんが「あーあー、上手いよ、あーあー、カッコイイよ」とスネてました(笑)
そして始まったのは、ビートルズのI AM THE WARLUS河野さんメインボーカルで。昔URNというユニットでやはり河野さんボーカルでかなりへヴィなアレンジで聴いたことがありますが、やはりURUGOMEアレンジは一味違いましたねー。特にコーラスが豪華でカッコ良かったです!
続いて、河野さんがメインギター?のMONEY MONEYに。杉原さんとのギターソロの掛け合いが新鮮でしたね!
続いて杉原さんのギターソロからSIXTY SIX、UNDER MY FEETと続きます。そしてROUND AND ROUNDと続いて、途中からベースソロになり、ナルチョさんのいつもの客席乱入が。今回はドラムとの掛け合い?のような場面もあったりして。ファンの持ってた扇子でベースを弾いたりもしてましたね(笑)
ベースソロ終了後再びROUND AND ROUNDに戻りました。ブレイクのところではNoBさん「本日はありがとうございましたー」と(笑)そろそろネタが尽きて来たかなーと言う感じも・・・(汗)
そんなこんなで盛り上がって本編終了。

アンコールはそうる透さん一人が登場し、ドラムソロから始まりました。ドラムソロが終わる前にメンバーがどんどんステージに登場し、やがてドラムのフレーズがJUNGLE MOODのイントロに変わって、そのまま曲に突入。
そして続いてTIME~LET'S FREAK OUT!~でアンコール終了。

二度目のアンコールは、またMISUMIさんが登場し、ベースがかき鳴らされたかと思えば、1曲目と同じSILHOUETTEが。また同じ場面が繰り返されているような、不思議な感覚に陥りました。そして、この2回目のSILHOUETTEがまた更に良かったんですよー! なんだかぼーっとなってしまいました。
そしてNoBさんも登場し、SLIP OF THE TONGUEで最後の曲となりました。SILHOUETTEからの流れもあって、しっとりと胸に残る演奏でした。この流れでライヴ終了というのがまた新鮮で、すごい演出だなあ、と思いました!

という訳で、いつもとは一味違うライヴでした! 毎月ライヴを重ねるとマンネリになりがちだと思うのですが、それを逆手に取って?新しい演出でファンを驚かせ続けるうるゴメのパワーに感嘆してしまいます!
メンバーも、ライヴを重ねるごとに楽しそうに、活き活きと、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。すごくいいバンドになって行ってるなー、と実感しました!
5月はライヴお休みですが、6月、7月と続いてライヴがあります! またどんなライヴが見られるのかとっても楽しみです!!
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投票コーナー新設と9回目鑑賞

2003年04月20日 | 旧指輪日記
実は最近ある有名サイトさんにリンクしていただいたのですが、その後今までになかったほどカウンターが回っています。(まあ、うちのサイトとしては、ですが(笑))
ギムリ投票も、3日ほど留守にしている間に一気に5票も入っていてとても嬉しかったです。その代わり、投票理由が、お一方の分保存しないうちに消えてしまいましたけど(汗)
他のサイトさんにリンクしていただくと、しばらくはアクセスが増えるので、この機会にと思って(汗)もう一つ投票を増やしてみました。「ホビットに優しい人投票」です(笑)topに新たに「投票小屋」を設置しましたので、よろしかったらそちらからどうぞ。

さて、今日は友だちと一緒に9回目を吹き替えで観て来ました。
昨日の夕刊に久々に広告が出てましたが、「観るたびに新しい発見と驚きが!」なんてキャッチコピーが出ていて、笑ってしまいました。なんか完全にリピーター狙いのコピーですよね(笑)
しかし、確かに毎回新しい発見があるのも事実なので、的は射ていると言えましょうか(笑)
今回の私の発見ですが、まず今まで噂?には聞いていた、メリーの額の傷が右だったり左だったりするというのを、9回目にして初めて自分の目で確認しました。(メリーファンとは思えない観察力のなさ・・・(笑))
それと、エンディングのキャストのクレジットを観ていて気がついたのですが、「モルウェン」という役名がクレジットに出ていてびっくりしました。
モルウェンって確かセオデンの奥さん(って言うかローハン王妃か(汗))ですよね。でももちろんそんな人は出てないので、これは多分エオサインとフレダのお母さんのことかなー、と思いました。エオサインもエオメルの部下の名前だったし、結構名前の流用?してるんだなーと思いました。
あと、「cute rohan children」(確か)とか言ってしっかり監督の子供二人の名前がクレジットされてました。そう言えばFotRでも「cute hobbit children」ってクレジットがあったなあ。名前まで確認してなかったけど・・・。今度確認してみよう。
あと、サムの鍋問題なんですけど(笑)オスギリアスのシーンだけ、どうも鍋が荷物についてないようなんですよね。でも、ラストはしっかり鍋ついてるし・・・鍋がついてるのがミスなのか、ついてないのがミスなのか、微妙なところです。(?)

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4月13日 本田修司ワンマンライヴ「闘う気持ち」

2003年04月16日 | 音楽(主に日本のHR?)
昨日は江古田マーキーで本田修司さんのライヴを観て参りました。
ライヴ好きな私ですが、本田修司さんとの出会いはミュージカルの方でして(汗)「GARAXY EXPRESS 999」の鉄郎役で見たのが最初でした。
その時からいい声だなあと思って、しかも鉄郎の熱い演技も結構いいなあと思って(笑)ちょっとライヴ行ってみようかという気持ちにもなったのですが、なんとなく「ミュージカルから入ったファン」になることに抵抗があって(妙なプライド・・・)その時はライヴもCDもやめたのでした。
それからも役者としての本田修司さんには注目してまして、といいつつも次に見たのは「太平洋序曲」になるのですが、この舞台を観て妹が急に本田修司さんにハマりまして・・・(汗)「999」も観ていたのに・・・? とにかく妹がCDを買い始め、ライヴにも行くようになり、その妹に連れられてついに私も本田修司さんのライヴに行くことになったのでした。

前振りが長くなりましたが(汗)そんな訳で久々に江古田マーキーへ行きました。多分自宅から最も近いライヴハウスです(笑)
オープニングアクト付きのワンマンライヴだったのですが、前回の対バン付きのライヴとはうって変わってかなりの人が入っていました。(妹談)まあ、マーキーとしては、ですけど(汗)
オープニングアクトの宮島久男さんという人(字はあやふや・・・(汗))が以前イベントか何かで本田さんと一緒になったことがあるらしく、色々と本田さんネタ?を出して本田さんのファンばかりの客を掴もうとしてましたが、ある曲の途中でいきなり本田さんの曲をやりだして(デビュー曲だったそうです)かなりウケていました(笑)
さてそのオープニングアクトを受けて?登場した本田さん、いきなり「察しのいい人は何やるかわかると思いますが、即興やりまーす」と言って、さっきの宮島さんの曲を歌いだしたのでした(笑)歌い終わった後「人の曲パクっといて曲名も言わないで」なんて言ってましたね(笑)
それにしても、初めて聴いた曲をすぐにコピーできるなんてやっぱりプロだなー、と思いました。
さて、即興の後、本番?がスタート。今回のバックメンバー、A.Guitarの関じゅんいちろうさん(字がわからん・・・)、Prc.(ジャンベというボンゴみたいな打楽器でした)の森岡万貴さん、Key.のただすけさん(この人も字がわからん・・・)のメンバーを紹介しつつ、1曲目の「リハビリ」を演奏、そのまま「Esperience」という曲を続けてやりました。
Prc.、Key.と一緒という編成は今回初めてのようでしたが、オシャレなアレンジになっていてとても良かったです。座って聴いているのがもったいないくらい。
森岡万貴さんは、「太平洋序曲」のオケメンバーだった方で、芸大卒の、ビブラフォン弾き語りなどをやっている方です。で、先日、本田さんとジョイントライヴをやったのですが、そこでサポートをしていたのがキーボードのただすけさんだったそうです。私は行かなかったのですが、妹の話だとこのただすけさんのキーボードがかなり良かったらしく、(ルックスもかなりいいと言ってました(汗)ちょっと河合我門に似てたかも)今回森岡さん、ただすけさんがバックに入ると聞いて、かなり期待できるよ、と言っていたのですが、その通りでした♪
合間には静かなラヴソングなどもはさみつつ、気持ち良いサウンドに包まれて、いい時間を過ごすことができました♪
「サンダル」という、湘南へ彼女と一緒に引っ越すという曲では、「♪湘南へ君を連れて行く」というところで観客を指差すのですが、なぜか指差されてしまって(多分私だったと思うんだけど(汗))ウケまくってしまいました(笑)
MCもなかなか面白くて(笑)途中で、「マーキーさんにお手紙が届いてました」と言って、「いつもライヴに来たいけれど、今日もどうしても用事があってこられなくて残念です。またライヴやってください」という内容の手紙を読み上げた後、「闘ってないよね」と(笑)「用事があるとか言ってないでライヴ来ようよ」ということだそうです(笑)もちろん、本当は手紙をもらって嬉しかったということを言いたかったのでしょうけど、その辺のボケ方が結構ツボでした(笑)
今回のライヴタイトル?は「闘う気持ち」で、「新生活が始まったけれど、自分は闘ってないなーと思う人、闘おうよ」というようなことを言ってました。個人的には最近のモットーは「我慢しない。無理しない」なので、正反対だなーと思ったりもしたのですが(笑)ある意味、新しい環境の中で自分を出して行くというのも闘うことかなー、ということもちょっと思ったりしました。まあこれは余談です(汗)
「闘う」ということに関連して?戦争の話もしてました。闘うのと戦争は違うのだと。ナイフと銃の違いなんだ、なんて話してましたが、ウンウン、と頷くのもなんなので冷たい反応してましたけど(汗)結構そうだよな、なんて思ってました。私は「拳と銃」くらい違うと思ってますけど。
そんなこんなでMCを挟んで後半は結構ストレートな曲が多かったかな? ファンにはお馴染みの曲だったのか、盛り上がりつつ、本編終了。
さてアンコールですが、なぜか金髪のマッシュルームカット?のカツラに妙なサングラスで現れた本田さん。次の曲の雰囲気に合わせたということでしたが、サングラスが曇ってしまって見えないということで、結局すぐにサングラスは外してしまい(笑)意外に似合うカツラ姿で1曲歌いました。テンションが高くてすごく楽しかった(笑)
そしてもう一曲やってライヴ終了。最後、本田さんが楽屋に入ろうとしたら扉が閉められてしまうというオチつきでした(笑)

終わってからも、「楽しかったなー」と思えるライヴでした。またやったら行きたいな、と思います。
という訳で、ライヴレポのようなものを書いてみたのでした。
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指輪読書感想(久々・・・)「ガンダルフはセオデンを救えたか?」

2003年04月15日 | 旧指輪日記
昨日はなんだか勢いで映画のフロドのことを書いてみましたが、読み返してみるとなんか違うなーと(汗)やはり私がフロドについて語るにはまだ10年は早いって気がします・・・(汗)私なりに好きなんですけどね、フロド・・・

さて、メチャクチャ進みの遅い指輪読書、ようやく「療病院」まで終わりました。(遅すぎですね・・・(汗))
ガンダルフがアングマールの魔王の断末魔の叫びを聞いて「全てを見た」後に、デネソールの乱心がなければ救えた命もあったのに、というようなことを言っていましたが、(台詞はかなりいい加減ですので(汗))果たして本当にそうだったのかなあ、とちょっと思いました。
デネソールが乱心しなければ、確かにガンダルフはアングマールの魔王と対峙していたかもしれません。でも、アングマールの魔王を倒すのは「人間の男ではない」と予言されていたということを考えると、やはりアングマールの魔王を倒すのはエオウィンとメリーしかなかったのではないかと思うのです。もしガンダルフがアングマールの魔王と直接対決していたら、魔王は倒せなかったんじゃないでしょうか。まあ、ガンダルフも「人間の男」ではないか???(汗)
それに、セオデンはアングマールの魔王に倒されたのではなく、雪の鬣の下敷きになって死んだのですから、果たしてガンダルフに救えたかどうか、なんてことも思いました。
という訳で、ガンダルフの台詞を読みながら、「でもなるべくしてああなったのでは」なんて思っていたのでした。
あと、最近すっかりメリーにハマっているので(笑)メリーが効きましたね(笑)セオデンのことを語るところも、療病院での名台詞も。やっぱいいやメリー(笑)
そして、今回は、メリーを心配するピピンもいいなあ、なんてことも思ったりもしました。映画のピピンも第三部でかなりいい成長の仕方をしそうなので、その辺も楽しみです。

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映画のフロドのこと

2003年04月14日 | 旧指輪日記
昨日の続きなんですが、サムのことを考えてるうちに、映画のフロドのこともつかめて来たかなーと思ったので、書いてみます。なんか「今頃かいっ!」て感じですが(汗)
実は私はどうも原作のフロドにあまり思いいれがないので、(好きじゃないとかではなくて、よく理解できていない、というのが正しい・・・)映画のフロドにもあまり違和感がないというか、あれはあれでいいかも、と思っています。というか、映画のフロドもまた好きなのです。
映画のフロドは、原作のフロドよりもずっと「普通の」若者です。ただ優しくて善良な、普通のホビットなのです。その普通の若者が、自分の愛する世界を守るため、自らを犠牲にしてボロボロになりながら進む姿は胸に突き刺さります。
もう一つ、映画のフロドに顕著なのは、「皆の力を借りて進んで行く」という点かなあ、と思います。
映画のFotRでは、エルロンドの会議では旅の仲間たちが皆自分で名乗り出たことになっています。また、ラスト、フロドが一人でモルドールに行くことを決意したことを、アラゴルンもメリー、ピピンも知っていて、送り出してやったことになっています。
これらの変更は、フロドが仲間たちの気持ちに勇気を与えられて進んで行くのだ、ということを表していると思いました。特に最後のモルドール行きを皆が知っていた、という設定には最初は違和感がありましたが、そのうちにそれもいいなあ、と思うようになりました。アラゴルンが、メリーとピピンが見送り、ガンダルフの言葉を思い出し、そしてとどめにサムがついて来てくれたことで、フロドは進んで行く勇気を持てたのだなあ、と。
エルロンドの会議で、旅の仲間たちが一人一人名乗り出て行くシーンでのフロドの表情がすごく好きなんですが、このシーンも、アラゴルンに見送られるシーンも、フロドの表情から、仲間たちの思いに感動していることが見てとれると思うのです。
TTTでも、ファラミアが死罪になると言われながらも「解放しよう」と言った時に見せた表情、そして最後の「サムがいなければフロドはやって行けなかった」と言った時の表情に、フロドが、他の人たちの優しさ、思いやりに支えられているのだ、と自分でもよくわかっているのだということが窺えたように思いました。私はそんな映画のフロドも好きだなあ、と思うのです。もちろん、昨日書いた、サムに説得される?シーンには違和感はあるんですけど。

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映画のサムのこと

2003年04月13日 | 旧指輪日記
実はFotRの時から、映画のサムってどうも好きになれなかったんですよ。あれはあれでいいんですけど(汗)あまりにも原作と比べてカッコ良すぎて。コミカルなシーンとかはいいんですけどね。FotRのとうもろこし畑のシーンとか、TTTの兎シチューのシーンとか。(フロドに対して態度がでかい?のはあんまり気にしてなかったりして(汗))
特にFotRラスト、フロドを追って湖に入るシーンが、最初は全然泣けなくて。原作の「フロドの旦那! 今行きますだよ!」ボッチャーン、の方がはるかにインパクトあったので・・・
で、今回のTTTでも、オスギリアスのサムの感動的な(はずの)台詞がひっかかってしまって、あまり泣けないのです。まあ、ショーン・アスティンの涙ながらの演技自体には感動するのですけど。
サムが最後に「物語の登場人物たちは引き返す機会はあったのに引き返さなかった。信念を持って歩き続けたんです」という台詞が特にひっかかるのです。なんだか、フロドに「信念を持って歩け。引き返すな」と言っているようで。まあ、言ってるんだと思いますけど(汗)
原作のサムは、指輪を捨てる使命のためではなく、ただフロドを助けるためについていったはずです。だから、フロドが辛かったら、引き返そう、帰ろうって言ってしまったと思います。でも引き返さなかったのは、フロドが自分の意志で旅を続けたからだったと思うのです・・・。私が原作のサムが好きだったのは、サムがただフロドを助けるという単純な思いのためだけに結果として使命を達成した、ということにだったのですが・・・。
まあ、映画の場合、あのサムの台詞によってファラミアが心を動かされた、と思われるので、あれでいいのかもしれないんですけど・・・やはりなんだかひっかかってしまいます。
ちなみに、映画のサムが原作よりカッコイイのって、どうもショーン・アスティンのせいらしいです・・・(汗)
「公式メイキングブック」のインタビューで、ショーン・アスティンが「もっとサムの英雄的な部分を前面に出したい」とPJ監督と話し合い、監督のイメージのコミカルなサムとの折衷案?であのようなサムになったのだそうで。うーむ(汗)
やはり原作に思い入れのある人がキャスティングされるのって重要かも、と思いましたね(汗)

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8回目鑑賞(吹き替え版)

2003年04月12日 | 旧指輪日記
8回目のTTTを観て来ました。吹き替えです。長島雄一さんのインタビューを読んだらとっても吹き替えが見たくなってしまったのもありまして。まあ、もともと吹き替えで行く順番だったんですけど。(一応字幕と吹き替えを交互に見ようとしている・・・)
8回目ともなるとさすがに大きな発見?はなくなりつつありますが、細かい発見はまだあったりして。
まず、ギムリが馬から落ちるシーンですが、斧をどっかにブン投げてることに初めて気がついて、ちょっと青ざめてしまいました(汗)ローハンの人たちがたくさん歩いている中に・・・(汗)あれで誰も怪我しなかったんでしょーか。笑ってる場合じゃないってー、と思ってしまいました。
あと、ここ数回、グリマがカッコイイなーと。最初見た時はメイクがやりすぎー、なんて思ってたのですが、なれて来たというか・・・ブラッド・ドゥーリフの演技がいいですねー。特にやっぱり、エオウィンとのシーンが。エオウィンに拒絶された後のグリマがなんかグッと来ます。
あと、エオウィンなんですが、エドラスのシーンはだいたいすごく良いのですが、(セオデンが蘇るシーンは別)後半なんだか違うんだよなー、なんてずっと思っていたのですが、その理由がなんとなくわかりました。
原作ではエドラスから馬鍬谷にやられて、ずっと不満?が蓄積していて、それであの出陣になったわけですよね。でも映画ではしばらく一緒に行動して、アラゴルンたちとのなごやかな時間があったり、ヘルム峡谷の戦いが終わった後にアラゴルンと再会したりと、なんかフツーの女の子(というにはちょっと年齢が(汗))のようになっていて、その辺に違和感を感じたんだなあ、ということに気が付きました。
特に、アラゴルンへの想いが、フツーの恋みたいな感じになっているのが違和感かなあ・・・。原作では、恋ではなくて、「閉塞された状況から連れ出してくれる人」なら誰でも良かった、みたいな感じに思っていたので・・・。その辺にちょっと共感してたりもしたので(大汗)映画のフツーの女性っぽいエオウィンにはなんだか違和感、なのでした。エドラスまでは良かったんですけどねえ・・・
うーん、第三部のエオウィンはどうなるんだろう? まあ、このまま原作どおりの展開になってもそんなに違和感ないかもしれませんけど。

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ロード・オブ・ザ・リング「二つの塔」8回目(で観た予告の話)

2003年04月12日 | 映画

内容の感想については「指輪日記」の方に書いたので別のことを・・・
ギリギリまで洗濯していたので(汗・チャリンコで行ける距離ならでは・・・)入ったら予告が始まってしまってました。席についてみたら、「ターミネーター3」ではないですか。こんな時に限って遅れるとは。まあ、リンダ・ハミルトンもマイケル・ビーンもエドワード・ファーロングも出ないからいいんだけど・・・(でも女性ターミネーターはカッコ良かった)
しかし、シュワルツェネガーもさすがに歳取ったなあ、と思いました。肌とか(汗)
あと、「X-MEN2」の予告も見ました。今回2回目だったんですが、LotRファンとしてはイアン・マッケランが出てくるとおおっと思ってしまいますね。なんかカッコイイんですけどー(汗)
ハル・ベリーもカッコイイし、なんか面白そうかも・・・なんて思ってしまいました。「1」見てなくても観に行って大丈夫かなあ?
なんてことを思いながらふと思ったのですが、こんな調子で1作目を観ないで「二つの塔」観に行ってしまった人って結構いたりして(汗)ロード・オブ・ザ・リングに限っては、前作観てないと訳わかりませんからね・・・
そう言えばまだ「二つの塔」は観客動員ランキング1位なんでしょうか? ホント、なんでまたこんなに人気あるんでしょうか今回は(汗)
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ゴクリ声優さんのインタビュー!

2003年04月10日 | 旧指輪日記
今日、公式サイトのニュースで、ヘラルドのHPに吹き替えのゴクリ役の長島雄一さんのインタビューが載っているとの情報があり、早速見てきました♪
吹き替えのゴクリかわいいんですよね♪観るたびに好きになって行く自分(笑)というわけで「どんな人なんだろう」と興味津々で読んでしまいました。
昔NHK教育テレビに出演していた方らしいですね。私は全然知らんのですが・・・(汗)インタビューによると、「スクービー・ドゥー」の犬もやってるそうです。観てないですが私(汗)
インタビューで面白かったのは、声優さんのオーディションをちゃんとPJ監督が聴いていたという話でした。世界中の吹き替えキャストのオーディション聞いてたんでしょうか? すごいですねえ。まあ、ひょっとしたらゴクリだけかもしれませんけど。重要ですもんね、ゴクリの声は。
あと、今回(多分TTTのこと)吹き替えは一人一人別々に録ったというのも面白い情報でした。
それにしても、長島さんは原作読んでいないそうで。他の声優さんたちも、読んでいない人は読むべきかどうか迷っているという話でした。今の時点で読んでないならもう読まんでいいんでは、と思いましたが(笑)
それにしても、イライジャ・ウッドといい、原作を知らなくてもいい演技はできるんだなあ、と思いました。まあ、知ってたらもっとよかったりするかもしれませんけど(汗)

あと、一昨日日記サイトにUPした「ゲド戦記」5巻の感想ですが、大事なことが抜けてたので追加で感想書きました(汗)
「指輪」と関連する部分も、一番書こうと思っていたところを思わず書き漏らしておりました(汗)
「ゲド」で、竜たちが「もう一つの風」に乗って西へ行ってしまうところがエルフたちが西へ去ってしまう「指輪」のラストと似いてる、と思ったのですが、「ゲド」では、この「もう一つの風」に乗ることは、人間にとっては死を意味するのです。
これを読んでいて、ひょっとしてヴァリノールへ行くことってやっぱり死ぬってことなのかな、と思ってしまいました。
トールキンはどういうつもりだったのかわかりませんけど、少なくともル=グインはヴァリノールへ行くことをそのように捉えていたのかも、なんてことも思ったのでした。

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ゲド戦記感想の続き

2003年04月10日 | 読書
一昨日書いた感想に、肝心なところを書き忘れていたので追加です(汗)
今回の「アースシーの風」の中で最も心を動かされたシーンのひとつが、テハヌーが死について語る場面でした。
今本が手元になくて台詞があやふやなのですが(汗)「あたしが死んだら、今までしてきた息をこの世界に返せるんじゃないかなあ」という言葉にハッとしました。
死ぬということは、今まで生かしてくれていた命を世界に返すということなのだということなのですよね。
人間は死んで自分でなくなることに恐怖するけれど、竜は自分という個人がなくなることは怖れないのでしょう。
けれど、人間は、自分が自分自身であることも含めて、「所有する」ことを選んだ、
だから「失う」ことである死を恐れるのだ、という考え方に、なるほど、と思いました。
ひょっとしたら死への恐怖を持っている動物は人間だけかもしれませんよね・・・
この台詞を読んでいてもう一つ感じたのは、「葉っぱのフレディ」のことでした。
葉っぱは役目を終えて散った後も土に還って、新しい命の礎になるのだ、というのが
「葉っぱのフレディ」の死生観ですが、テハヌーも同じことを言っているのだなあ、
と思ったのです。
ちょっと話がそれますが、「葉っぱのフレディ」が日本で島田歌穂主演でミュージカルになっていますが、その作・演出の忠の仁氏がこのミュージカルを作ろうと思ったのは、絵本の「フレディ」を読んで、「でも役目を果たす前に散ってしまう若い葉=子供の死にはどう答えたら良いのだろう?」という思いからだったそうです。
その答えが、おもいがけずテハヌーの台詞の中にありました。
テハヌーは、今までしてきた息だけでなく、「これからなるはずだったもの、
なれたかもしれなかったもの」も返すんだと思うと言っていました。
この言葉にすごく感銘を受けました。命とは、今生きているということだけではなく、その未来の可能性までも含んでいるものなのだ、と、そう言っているように思いました。
うーん、やっぱり深い作品です。

もう一つ、「指輪物語」との関連で・・・
竜たちが「もう一つの風」に乗って西へ去ってしまうことがエルフたちが西へ去ってしまうことと似ている、と書いたのですが、それに関して、ちょっとショックだったことも・・・。
「アースシーの風」の中では、「もう一つの風」に乗ることは人間にとっては死を意味するのです。
ということは・・・「指輪」の世界でヴァリノールへ行くということはやはり死んでしまったということなのかも・・・と思ったのでした。
トールキンがどういう意図だったかはともかく、ル=グインはヴァリノールのことを
そういう風に捉えたのかもなあ、なんて思いました。実際のところその辺りを意識して書いたかどうかはわかりませんけど。
こうして考えてみると、そう言えば「ナルニア国ものがたり」のラストも同じような展開だなあ、なんてことに気が付きました。
「指輪」「ナルニア」「ゲド」、この3作品が同じようなラストになっているなんて、興味深いなあ、と思いました。
そして、それがこの三作品を他のファンタジー作品から一線を画させているゆえんなのかも、なんてことも思ったのでした。
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