ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

スターウォーズ 崩壊の序曲(ネタバレ)

2005年10月21日 | 読書

やっと読み終わりました~。と言っても「ローグ・プラネット」よりは早かったかな。
いきなり感想なのですが、うーん、なんだかアナキンとオビ=ワンよりもバリスとルミナーラの方が主役っぽかったんですが・・・(汗)まあ、制約のないキャラクターの方が動かし易いのはわかるんですが・・・
もしかすると、他のジェダイから見たアナキンとオビ=ワン、という視点から二人のことを描きたかったのかもしれませんが、それにしては中途半端だったしなあ。
バリスとブルガン、トゥークィのエピソードなんか微笑ましかったのですが、これって主人公のエピソードだよなあと・・・(汗)
それに、アナキンにとって本領発揮しにくい展開だったこともあって、アナキンの影がかなり薄かったです(汗)
まあ、オビ=ワンの師匠としての尊厳???が最も見られた一作と言えるかもしれませんが・・・(笑)
あとがきによると、この作品はEP2の製作と同時進行だったようで、なかなか書きづらかったんだろうな、というのは窺えます。
まあ、オビ=ワンに甘える子供から、力をもてあまして反抗する若者に成長したんだな、というのはよくわかりましたが。「ローグ・プラネット」のかわいいアナキンを読んだ後だとやはりちょっと淋しいかな・・・(笑)
しかし、ここからep2までのわずかな間に随分力がついたんだなあアナキン(汗)
さらにその後、「ジェダイの試練」の頃までにはものすごく成長してますし。もうクローン大戦以降のアナキンは「大人」なんだなあと思えますね。
ブリッジノベルには違和感を感じる部分もありますが、やっぱり映画の合間の空隙を埋めて行くことはそれなりに面白いなあとは思いました。
ジェダイの草原の旅は、モンゴル行った時のことを思い出しました(笑)ジェダイは鍛えてるからお尻の皮がむけて流血したりはしないのでしょう(笑)アナキンはお尻が痛いと言っていたようですが(笑)
遊牧民の様子も結構モンゴルの遊牧民のことを思い出させて、この作者はモンゴル行ったことあるんか? と思ってしまいました。
しかし全体的に話の進行はのんびりでしたね。まあ、「悪の迷宮」みたいにエピソード盛り込みすぎだと心理描写が物足りなくなりますが、この作品の場合はその分バリスやルミナーラを描いていたからなあ・・・(汗)
トゥークィの大活躍や、クィパーナムに戻った時に遊牧民たちが大挙して助けに来てくれたり、というあたりは読んでいて恥ずかしかったです・・・(汗)
バリスとブルガン、トゥークィの別れの場面なんかもなかったし。最後はアナキンと談笑して終わりかよ! とちょっと唖然としました。
それから、ルミナーラはオビ=ワンが好きなんだよなあ、やはり(笑)オビ=ワンのこと好きな女性ジェダイは結構いそうな気がする・・・(笑)密かにモテてるはずだオビ=ワン(笑)
そして、アナキンがパドメのことを10年間一日も忘れたことがなかった、というのは嘘だろう! と思いました(笑)再会しちゃったのが悲劇だったんだなあ・・・
まあ、やはりブリッジノベルは「本編」には及ばないなあ、というのがこのところのブリッジノベル読書で感じたことでした。
というわけで次はEP2のジュニアノベルを図書館で予約してます。1冊在庫のところ3件予約で1冊注文中なんですが、さてどのくらいで手元に来るでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミナス・ティリスのこと

2005年10月21日 | 指輪物語&トールキン
どうも右脳が発達していないらしく、本を読んでいてもあまり造形的な映像が思い浮かばない私にとって、ミナス・ティリスの造形は本を読んでいただけではさっぱりわかりませんでした。
なので、映画の設定で初めてミナス・ティリスの全体像を見た時には、「なんじゃこりゃあ~」とびっくりしました(笑)なんか色も白くてケーキみたいで(笑)
でも、トールキン自身のイラストでもだいたいあんな形だったんですね。そうか、私の文章の読み取りが足りなかったのか・・・と思ったものです(笑)
トールキンて、語学の才能を考えても左脳が発達していたことは間違いないと思いますが、イラストを見てもその豊かな色彩と独特な発想に驚かされますね。右脳も発達していたように見受けられます。うーん、本当に天才だったんだなあ・・・
しかし、そんなに旅行もたくさんはしていなかった(と言っても若い頃ヨーロッパ旅行とか行っていますが)トールキンが、あのような独特な建造物を考え付いたということにただただ驚いてしまいます。すごくオリジナルですよねえ。
あ、でももしかするとモン・サン・ミッシェルに似てるような気も・・・(汗)トールキンがモン・サン・ミッシェルまで行ったというのは聞いたことがないですが。んー、モン・サン・ミッシェルがモデルだったらちょっとがっかりかも(笑)
しかしそれにしたって、岩をくりぬいてトンネルを作って、うねうねと交互に登っていく街なんて・・・本当にすごい想像力だと思います。
その原作の記述を汲み取って、あのような見事な造形に仕立てたアラン・リーの想像力にも感心してしまいます。
しかし、実際にあの都に住みたいかと言われると・・・私はパスかな(笑)
坂道が多いのも大変そうだし(笑)原作でレゴラスも言ってますが、自然がちょっと少ないですよね。あまりにも石造りで。
まあ、上の方にいたら、なかなか外敵には襲われないかなとは思いますが・・・
それにしても、ミナス・ティリスはもともと首都ではなく、ミナス・イシルとペア?で作られた防護の砦だったということですが・・・なんか、ミナス・モルグルよりもミナス・ティリスの方がはるかに大きいような気がするんですが・・・?(汗)
それにしても、オスギリアスって首都としてあまりにも無防備だなあと思いますね。ミナス・ティリスもちょっと堅固すぎるって気もしますけど。守りが堅すぎて入るのが大変というか・・・(笑)
それにしても、原作を読むと、ペレンノール野には本来農家や畑がたくさんあったはずなんですが、映画では見事にただの野っ原でしたね~(汗)もしかしたら普段は放牧してるとかだったら納得しますが。(それじゃあローハンと大差ないよ・・・(笑))
ペレンノール野にだったら住んでみたいかな、なんて思います。まあ、サウロンがいなくなってからにしたいですが・・・(笑)
とかなんとか書いてますが、本当はゴンドールは中つ国で住みたい場所順位ではかなり低いんですけど・・・(汗)
まあ住むのは別としても、中つ国に住んでいたら、一度は旅行してみたい場所ではありますけどね、ミナス・ティリス。
でもふと思ったこと。ホビット庄の緑の中で育ったメリーとピピンが、ミナス・ティリスで生涯を終え、あの石の都の墓所に眠ったというのが、なんだか悲しいことに思えてしまうんですよね。自分が緑の少ないミナス・ティリスに違和感を感じるからかもしれませんが。
そう言えば、旅の仲間9人は、誰一人生まれ故郷で死を迎えた人はいない、という話をどこかで聞きました。(あ、ガンダルフ以外は、ですね(汗))
やっぱり「指輪物語」には悲しみが常に漂っているなあ、なんてことも思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする