ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

これから見たい映画

2005年04月16日 | 映画
今年はなんだか知りませんが、今までなら一年分でもこんなに見なかったわ、というくらいに映画たくさん観ています(汗)
LotR公開が終わって淋しくなったから? というのともちょっと違うような・・・たまたま興味ある作品が続いているのでしょうか。LotRキャスト関連の作品が多いのはもちろんなのですが。
そうやって映画を見ていると、予告を見てまた見たい作品が出て来て・・・という連鎖にはまってしまいますね。舞台とかでもそうですが。チラシ見て「これみたいなー」とか、ありますよね。
そんな今、私が気になっている作品が二つ。
まずはペドロ・アルモドバル監督の「バッド・エデュケーション」。東劇で見た予告が原因です。
スペイン映画にはもともと興味がありまして・・・といいつつアルモドバル作品は見たことないのですが(汗)昨年も東劇で「女王フアナ」にちょっと惹かれたなあ。行きませんでしたけど。
「バッド・エデュケーション」にはなんだか惹かれるものがありまして。余裕があったら観に行きたいなあと思っています。
それからもうひとつ、大分前から気になっていたのが「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」。
映画館でチラシを観た瞬間からとても気になってました。背景の美術がとてもそそるし(後で知ったのですが、プロダクションデザインが「スリーピー・ホロウ」と同じ人なんですね。なんか納得)、何よりも子役がかわいい!! 長女の女の子がもうかわいいのですが、男の子もかわいいし、末っ子が赤ちゃん年齢で、よくわからずにニコニコしてるっぽいのもかわいいし・・・
なんだか、原作を読んで面白くなかったにもかかわらず、チラシでハーマイオニーがあまりにかわいかったので映画見に行ってしまった「ハリーポッター」を思い出します(笑)
原作もなんだか「ハリポタ」と並び称されているような。日本では「世にも不幸なできごと」シリーズとして草思社から8巻まで出ているそうですが、今回の映画は3巻までの内容なんだそうです。
うーん、おそらくは「ハリポタ」と同種の、子供には面白いけれど大人には・・・?な作品ではないかなあと思うのですが、それでも映像と子役のかわいさで、おそらく観に行ってしまうと思われます。
しかし、映画の公式サイトでストーリーを読んでいたら、なんだかあらかたのストーリーが出ている感じで、慌てて読むのやめました。それでも随分読んでしまいましたけど・・・
うーん、もう少しネタバレに対する配慮してくれてもいいと思うんですけど・・・
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朝日新聞連載小説「賛歌」

2005年04月16日 | 読書
朝日新聞に連載されていた、篠田節子作「賛歌」が今日最終回でした。
新聞の連載小説って、最初は読んでみようかなーと思って読むのですが、なかなか続かなかったりします。あの短い限られた文章の中で、毎回ある程度山場があって面白くて・・・という書き方はなかなかできないよなあ、と思います。思うんですが、何回か読んでいて面白い回がないと、自然と読まなくなってしまうんですよね・・・
展開が気になる作品の場合は、進み方がもたもたしているとしびれを切らしてしまって、やはり読まなくなってしまったり。
重松清の「エイジ」は、後に単行本で読んだらとても面白かったのですが、連載中はさほど面白く思えず、読んでなかったんですよね。宮部みゆきの「理由」は、「そのうち面白くなるかも」と頑張って読んでいましたが、ついに挫折・・・後に単行本を読んで、基本的にほぼラストまで同じ感じだったことを知って、無理して続けて読まなくてよかった、と思いました(汗)
そんな中、これは珍しく最初から最後まで、ほとんど欠かさず全編読んだ作品でした。
のっけからヴィオラ奏者の物語という、特殊な設定に惹かれましたし、音楽を扱った作品だということでかなり興味を惹かれました。
序盤は音楽番組制作の課程で、後半は音楽番組がきっかけで時の人となった柳原園子に対する絶賛とバッシングという展開で、最後までぐいぐいと読ませました。
しかも、後半からは、柳原園子は本当に天才なのか、テレビ番組やマスコミが天才に作り上げただけの、実は才能のない演奏家なのか、という話が、一体どこに着地するのかが気になって気になって、毎回欠かさず読んでしまいました。
最後の謎解き?の部分に入った時は、最初はなんだか俗っぽい方向に着地するようで、ちょっとがっかりしかけたのですが、最後には上手い着地を見せてくれたと思いました。
最終的に「音楽とは何か」という問いかけを残して終わったのも、良かったかなあと。
読み終えて、果たして柳原園子が実在したとして、私は彼女の演奏を聴いてどう思うかなあと思いました。結局は私も彼女の演奏には感動したんじゃないかなあと思うのですが。

連載が終わって今さらですが、作者の篠田節子氏のことを検索してみたら、「ハルモニア」の作者だったんですねえ。原作は読んでませんが、堂本光一&中谷美紀のドラマは見てました。あれも面白かったなあ。
そうか、「ハルモニア」の作者だったのか、と色々と納得してしまいました。
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SEE特典映像その8 馬のはなし

2005年04月16日 | 指輪物語&トールキン
久々に東劇に行かない週末で(笑)心を入れ替えて?SEE特典映像を見てみました。と言ってもひとつだけですけど・・・(汗)馬の話です。すでに皆さん特典映像は見てらっしゃるでしょうから、今更な話だと思いますが・・・
馬がかわいくて、思わず字幕読み損ねて巻き戻すことがしばしば(笑)
飛蔭の代役?のブランコくんって、随分体格良かったですねえ・・・。こっちの方が飛蔭っぽかったかも。メインのドミーロくん(でしたっけ?)の方が美人馬ですが、ちょっと貧弱かなーとも思っていたので・・・(汗)
ガンダルフの代役さんが飛蔭に乗る時のピピン人形がめちゃ怖かったです(笑)
日よけの帽子をめいめいに被ったガンダルフ、セオデンたちの映像も、メイキングならではで楽しいですね。
セオデンの馬(雪の鬣)はペルシュロン種とか言ってたけど、それって馬車馬では・・・?(汗)どうりであまり走らないわけですね。安全ですが。バーナード・ヒルがTTTのコメンタリーで「遅れないように必死で馬の腹を蹴っている」と言っていたのを思い出してちょっと笑ってしまいました。
それにしても、結構雄馬に乗っているんだなあとびっくりでした。雄馬って怖そう・・・(汗)普通乗馬クラブとか行くと雌馬か去勢馬しか乗りませんからねえ・・・
オーランド・ブルームもアロド役のパーシーくんとラブラブの様子が微笑ましかったです。でも彼はパーシーは買わなかったのね~。
樽に乗って乗馬シーンを撮影している様は確かに笑えました(笑)ファラミアの突撃シーン、一人だけ樽に乗ってトラックで移動してたなんて~! 今度あのシーン見たら笑ってしまいそう・・・(笑)
いやー、まかり間違ってもウェナム氏がエオメル役じゃなくて良かったですね~(笑)
バーナード・ヒルが頑張ってかなり馬に乗れるようになったという話はTTTでも出て来てましたが、改めて偉いなあと思いました。おかげでペレンノール野の突撃の場面が感動的になりましたよね。
落馬したスタントの人が、200頭も走っていった中で無傷だったという話もちょっと感動?しました。馬は皆跳び越えて行ったとか。そう言えば原作でも、メリーとピピンのことをローハンの馬たちが皆跳び越えて行ってたなあというのを思い出しました。
そう言えば、ミランダとドミニクが一緒に樽に乗ってるところが映ってましたが・・・(ミランダでしたよね、あれ。違う?)段差をつけて一緒に撮影してたのでしょうか。そんなことできるなら全部そうやれば良かったのに・・・映画では結局二人別々にしか映ってませんでしたよね。
そして、なんかエオウィンがメリーにマントをかけてあげたりとかしてたんですけど~! カットされちゃったシーンなんでしょうか。うーん勿体無い。
そして、愛着のある馬を買い取る話にはちょっとジーンとしてしまいましたね。ブランコくんを買い取った調教師の話とか。
ヴィゴの馬プレゼントの話は、いい話だな~と思いつつ、金持ちだなあ・・・と感心してしまいました(汗)ヴィゴ自分の馬も買ったんですもんね。その上プレゼントまでしてたなんて。
それにしても賢い馬がいるもんだなあと、観光客相手の乗馬しか乗ったことがない私は感心してしまうのでした。
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アビエイター(,ネタバレ)

2005年04月16日 | 映画
昨日レイトショーで見てきました。最近レイトショーばっかり(汗)
レイトショーになると、緊張の糸が解けると眠ってしまうのが問題です(汗)既に今年は「アレキサンダー」「オペラ座の怪人」で寝てます・・・(汗)
そして今回もやはり時々意識を失ってしまったのですが(汗)

ちょっと前にテレビで「ギャング・オブ・ニューヨーク」を観て、もしかしてスコセッシ作品は私には合わないかな・・・と思いました。
合わないと言っても、「嫌い」とか「つまらない」とかではなくて、理解できないというのが正しいかな・・・(汗)
今回「アビエイター」を見てみて、やっぱり合わないかも(汗)と思いました・・・
やはり、嫌いでもつまらなかったわけでもないのですが。
それでも、前半の意外にコミカルでスピーディな展開は楽しんで見てました。結構笑えましたし。後から思うと、あのめまぐるしい展開もハワード・ヒューズの狂気を表す一環だったのでしょうか?
しかし、後半の飛行機事故~密室に閉じこもっての狂気の世界、は怖かったです。「わーん、家に帰る~」と思ってしまいました、ちょっぴり(笑)
しかし、あの状態から公聴会での大逆転、という展開にはびっくりでした。あんな状態でよく・・・すごい人ですね、本当に。
最後は思いがかなって表面的には大逆転の大成功のハッピーエンド、ですが、その栄光の影でハワード・ヒューズの狂気は深まって行く。そんな、単純に成功物語でない展開が、なかなか壮絶でした。
やはりアカデミー賞候補になるだけの作品だなと。賞獲っても良かったのでしょうけど・・・
ただ、ハワード・ヒューズの狂気の原因が、今ひとつはっきりと実感できなかったのが、感情移入しにくかったと思いました。
潔癖症の原因は母親にあったのだな、というのはわかりますし、もしかしたら母親の過保護に様々な原因があったのかな、とも想像させますが、あのワンシーンだけではそこまではわかりませんね。
権力者が権力を求める原因は、幼少期の愛の欠如や何かの欠乏感を埋めるため、という図式が成り立つとかなりしっくり来るのですが。おそらくハワード・ヒューズもそうなのだと思うのですが、そのあたりははっきり描いてなかったのでピンと来ませんでした。
まあ、そんな必要ないのかもしれないですが、私はそういうのがわかるとかなり話に入りやすくなるもので。

レオナルド・ディカプリオの熱演はすごかったですね~。いままで「タイタニック」を横目でちらっと見たくらいしか見たことないのですが(汗)上手い人なんですねえ。
彼はこの映画の実現に熱意を燃やしていたそうですが、彼にとってはハワード・ヒューズの生き方には共感できるところがあるのでしょうね・・・
ケイト・ブランシェットも素晴らしかった! キャサリン・ヘップバーンて名前しか知らなくてどんな女優だったか知らないのですが、頭が良くてエキセントリックで、それでいてチャーミングな女性を見事に演じてたと思います。
特に、ゴルフのシーンのまくし立ててハワード・ヒューズを呆気に取られさせた場面は、なんというか「かわいい!」という感じでした。
「エリザベス」で初めて観た時にいいなあと思い、LotRでもいいなあと思ってましたが、やっぱり素敵な女優さんだなあと思いました。何しろ上手いですからな~。
もう一人のヒロイン、エヴァ・ガードナーのケイト・ベッキンセールは、この人本当に美人だなあ、と思いました。でも、ケイト・ブランシェットのエキセントリックなキャラクターを観た後だとちょっと影が薄く感じてしまいましたが・・・
この二人の魅力的な女性に、ともに捨てられてしまうのですが、密室に閉じこもって狂気にかられていたハワードのところに、この二人が戻って来るのが印象的でしたね。
自分と恋人のスキャンダル写真を買い取って公表させずにいてくれたことを感謝しに来たケイト。(ケイトってそう言えばキャサリンの愛称だったんですね)ハワードの危機に戻ってきて、外に出られるように身なりを整えてくれたエヴァ。ハワードの行動から離れていった二人が、それでもハワードを愛していたのだということにちょっぴり感動しました。
あと、俳優ではイアン・ホルムですね! 結構出番があると聞いていましたが、予想外に出番があってびっくり&嬉しかったです。
そして、この映画でのイアン・ホルムはとにかくかわいい!(笑)
雲を探せと言われて「無理だ!」と興奮して言い返すところもかわいいかったですが(その後「雲を見つけた!」と興奮する博士に「興奮するな」とか言っておいて自分がもっと興奮して叫んでいたハワード・ヒューズはおかしかった(笑))、映画審議会で女優のおっぱいの大きさを計らされる羽目になって目を白黒させながらも真面目に???計り始める姿とか、もうかわいくて(笑)
最後にも風速を計るとかいう謎の名目で呼び出されてましたが、もしかしてハワードは博士のこと結構気に入っていたのでしょうか(笑)
それにしても気になるのは、博士は果たして大学を辞めたまんまずーっとハワード・ヒューズに雇われていたのか(もしそうなら何してたんでしょうね・・・)、それとも大学に戻ってたのに呼び出されていたのか、ということです(笑)

そして、この映画を見に行った一番の理由はサントラのハワード・ショアでした。
ゴールデングローブ賞を獲りながら、既存の曲がたくさん使われているということでアカデミー賞にはノミネートされなかったということですが、なるほどなあと思いました。
ゴールデングローブ賞では、その既存の曲を上手く使っていたというのが評価されたのでしょうか。オリジナルスコアはLotRみたいに派手なものではなかったですからね。
元の曲を知っていたら、上手く使ってるかどうかがよく分かったと思うのですが、知らない曲ばかりだったのでそのあたりはよくわかりませんでしたが・・・
飛行撮影の場面や、飛行テストの場面で、バロック風の音楽が流れていましたが、これはショアによると、無声映画の時代にはバロック音楽が生演奏で流れていたことと、先へ先へと突き進んでいくハワード・ヒューズの生き方をカノンで表現したのだそうです。
これってオリジナルスコアなのかな? チャイコフスキーの「悲愴」をちょっとアレンジしたような音楽も流れてたので、原曲があってアレンジされたものなのでしょうか。(「悲愴」はもしかしたら何かの映画音楽で使われていたものをイメージしているのかも?)
オリジナルスコアの方は、当然と言えば当然ですが、「ギャング・オブ・ニューヨーク」に似てましたね。カスタネットの音が印象的なメインテーマが執拗に繰り返され、変化しているあたりも似てましたし。(なんか「執拗に繰り返してる」というイメージなんですよね。映画の作風のせいでしょうか)
しかし、LotRのサントラを聞きなれてしまったせいか、オリジナルスコアのメロディも「いいなあ」と思いながら聴いてしまいました。いや、そこはショアなんで、あんまり記憶には残ってないんですけど(笑)
いやでも、サントラのためにスコセッシ作品観に行くのは辛いかなあとも思ったりして(汗)今後スコセッシ作品はまずショアがやるでしょうからねえ・・・。まあ、その時考えればいいか(笑)
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