ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

気になる中華ロック?

2005年04月22日 | 音楽(主に日本のHR?)
最近ちょっと気に入っている曲があります。
今BS日テレでやっている「戦神MARS」という台湾ドラマがあるんですが、(なんでこれを見ることになったかは話が長くなるので書きませんが、一言だけ、F4が好きなのは私ではなく妹だとだけ書いておきます(笑))この主題歌の「零」という曲です。
なんだか懐かしいようなちょっと古臭いロックの香りがする曲でして、日本でこの曲だったらダサいかな~、と思うのですが、その懐かしい感じがいかにも「中華ロック」って感じで、いいなあ、と思うんですよね。上手いのかどうか微妙なファルセット気味の歌い方とかもツボ(笑)
どこのバンドの曲だろう、と思ったら、どうも作詞も作曲も別の人がやっている曲を歌手が歌っている、というもののようでちょっとがっかり。
でも、作曲した人、なんかのバンドやってないのかな・・・とちょっと探してみようかな、と思っているのですが、作曲者の名前がネットで検索しててもなかなか出てこない(汗)
また今度テレビ見るときにクレジットが出たら、今度は忘れないようにメモっておこう・・・鐘国○とかなんとかいう名前だったと思うのですが。
せめてシングルとか出てたら買いたいかなあ、と思ったのですが、妹によるとサントラ盤しか出てないらしいです。しかも妹買ってないし(笑)
サントラは、なかなか力が入っているとは思うのですが、買いたいほどではないんですよね~。特に、その「零」をピアノソロバージョンに編曲した曲がかなりダサくて(汗)やはり微妙なラインで成り立っている曲なんだなーと思いました。
そう考えると、ますます作曲者が気になる・・・

中華ロックと言えば私はやっぱり黒豹なのですが、もう活動してないのかな~。淋しいですね。
最近妹が台湾のR&Bアーティスト、デイヴィッド・タオにハマって、CDも買ったりしているのですが、この人の曲、なかなか良いです。
基本はR&Bなんですが、どのアルバムにもギターサウンドを前面に出したHRっぽい曲があるので、聴いていて楽しいです。
中華ロックの私にとっての魅力は、実は中国語なのかな、と思います。一文字一音節のパキバキした発音が軽快なリズムに乗ってポンポンと歌われるのなんか快感ですね。
中国に限らず、英語以外の言語で歌われるHRが好きだったりしますね。モンゴルのHARANGAとか、スペインのMEDINA AZAHARAとか。
欧州のバンドがよく母国語でなく英語で歌っているのは、セールスを考えたら仕方ないのかもしれないけれど勿体無いなあと思ってしまいます。その国の言葉にしかない魅力って絶対あるのにね。

思わずMARSから話がそれましたが(汗)またちょっと中華ロックが聴いてみたくなってきた今日この頃なのでした。
コメント (2)
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原作読書:カラズラス~モリアの西壁

2005年04月22日 | 指輪物語&トールキン
原作読書、モリアに入ったところです。
裂け谷を出発してから旅の仲間たち9人で旅していくあたり、初読時からとても好きでした。感動するのは、と言われたらやはり「王の帰還」ですが、もしかしたら読んでいて一番ワクワクしたのは、9人で旅していた頃かもしれません。
特にカラズラスの場面はとても好きです。これも初読時からなんですが。
今回読んでいて、なんでカラズラスが好きなのかわかったような気がしました。
今までは、ボロミアがホビットに優しい様が好きなのだと思っていたのですが、確かにもちろんそれが一番の理由なのですが、それだけでなく、この場面では9人のキャラクターがしっかり出ているからなのかも、ということに気がついたんです。
まあ、メリーはちょっと影薄いですけどね・・・(汗)
ちょっと粗暴な印象があって、悪役?と思われかねないボロミアの紳士的なところが描かれていますし、レゴラスの不思議ちゃんなキャラクターが初めてはっきり現れるのもここですよね。本当にホビットの一人も運んでやらないわ、雪かきは手伝わないわ、面白すぎますね、この人(笑)
ギムリはカラズラスには適わない、引き返そう、とずっと主張してますね。ギムリのちょっと皮肉っぽいキャラクターもここではっきり登場しているように思います。
でも、ビルの上に「ちょこんと」座って降りてくるギムリはかわいすぎですが(笑)ギムリの良さって、小さい体に豪胆な心が備わっているギャップのかわいさ、なのかもしれないなーと思ったりしました。
サムが一人でこっそりつぶやく率直な感想もかわいいです。ここだけでなく、「もうそろそろ火の山が見えてくるかと思ってましただ」とか、サムの素朴なキャラクターならではの言葉にはほっと心を和まされますね。
こんなかわいいサムのこと、どうしてショーンAは「間抜けなサムを演じることに労力を使いたくなかった」なんて思うんだろうなあ、と全く理解できない私でございます(汗)
ピピンの甘ったれお坊ちゃんぶりも発揮されてますね(笑)今回はじめて気がついたのですが、フロドとメリーによっかかってたなんて、フロドとメリーだって疲れてたろうに(笑)
それにしても、メリーが影が薄い=弱音をはかない、というあたりにはちょっと惚れるなあ。って深読みしすぎ?(笑)
そして、サウロンとは無関係にカラズラス自身が彼らが通るのを許さなかった、という設定もなんだか好きだったりします。自然の偉大さを感じるというか・・・
でもやっぱり、一番すきなのは、ボロミアやアラゴルンら大きい人たちがホビットを守ってくれるところなんですよね。「自分たちよりも大きな仲間と一緒でなかったら、ホビットたちはすぐに雪に埋もれてしまったでしょう」なんてフレーズに妙にじーんとしたりして。
カラズラスを下りた後、今後の進路を話し合う場面も、それぞれのキャラクターが出ていていいなあと思いました。ここもメリーちょっと影が薄いというか、中途半端な反応ですけど。あんまりしっかりさせてもフロドの出番がなくなるし、難しいところですよね(!?)
そして、モリアの西壁での見所?は、扉を開けられないガンダルフと、サムとビルの別れ、ですね。
ピピンの命知らずなガンダルフへの言葉はもうおかしいですね~(笑)
呪文を見つけられなくてちょっとあせって、最後にメルロンだと気がついた後には「あらゆる伝承の大家には簡単すぎたのじゃ」なーんて言ってるガンダルフがとっても好き(笑)
そして、サムとビルの別れにはじーんとしてしまいますね。サムのおろかなまでの優しさがいいんですよね。やっぱり映画のサムはカッコよすぎる・・・
ビルの描写がまたかわいいんですよねえ。サムの耳元に鼻面を寄せたりとか。トールキンの馬に詳しいらしい描写は、読むたびに微笑ましく思ってしまいます。つかれてしょんぼり立っている、とか、疲れてきて躓きがちになるとか。(躓くのは「ホビット」の小馬だったかな?)
そして、ガンダルフがビルに導きの言葉を与える場面も優しくてとっても好きです。「お前は賢いけものじゃ」って。ガンダルフの魔法?のおかげで、ビルは無事に故郷のブリー村まで帰れたんだなあと思えて。
やはり、トールキンは馬が好きだったんだなあ、と、このあたりを読んでいても感じました。最後にはちゃんとビルと再会するところまで描いてくれてますし。
それにしても、寺島画伯の挿絵、ビルが荷物背負ったまま逃げてるんですけど・・・(汗)バクシアニメと一緒ですね(汗)サムはちゃんと荷物全部下ろしてあげてましただよ!
水中の監視者って、緑色に光ってたんですね・・・。PJ映画ではそういうの好きそうなのに、なんで原作どおりにしなかったんでしょうかね?
モリアに入ってからは、ギムリが「たいしてガンダルフの役には立ちませんでしたが、彼の勇気は頼りになりました」なんて書かれているのが嬉しかったりして。やっぱりギムリ好きだ~。
とまあそんなわけで、やっぱり9人で旅しているあたりは好きだなあと思うのでした。もうじき8人になっちゃうなあ・・・
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