ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

終わらざりし物語読書日記?

2004年01月13日 | 旧指輪日記
「終わらざりし物語」はようやく下巻の「あやめ野の凶事」を読み終わりました。
上巻ではやはり「ガラドリエルとケレボルンの歴史」が興味深かったですねー。
ドナルド・スワン氏の楽譜集である「THE ROAD GOES EVER ON」の「NAMARIE」のエルフ語の解説の部分にガラドリエルの新解釈?が載っていたのだそうですね。私持ってるんですが、英語読むのがだるくて全く読んでなかったです(汗)
トールキンは一時期?ガラドリエルはアマンの地(正確にはエレッセアにですが)に帰ってはならないという禁を受けていて、帰りたくても帰れなかったのだという設定を考えていたのだそうで。
そしてガラドリエルはフロドから差し出された指輪を拒むという「試練に勝った」ことで、アマンに帰ることを許された、という設定に、ちょっと感動してしまいました。「Pass the test」という言葉も、単に試練に勝つというだけではなく、ヴァラールの試験に合格した、という意味合いもあったのか、なんて思いまして。
まあ、これはおそらく「指輪」を書いていた時には念頭になかった設定なのではないかということですが。
それにしても、トールキンが亡くなる直前までガラドリエルや中つ国の物語に手を入れて作り続けていたのだという事実に、なんだかちょっとじーんとしてしまいました。

さて下巻の「あやめ野の凶事」でちょっと気になったことが。アイゼンガルドの探索をしていて、イシルドゥアの遺品が見つかった部屋が「ドワーフのギムリの助けがなかったら見つからなかった」なんて書いてあって「わーい♪」とか喜んでいたのですが(笑)、ふと疑問・・・この探索っていつやったんだろう?
「エレッサール王はまずオルサンクの探索(このあたりうろ覚え(汗))に着手した」とか書いてあったのですが、さすがにまだ旅の仲間たちがミナス・ティリスにいた頃ではないですよね。旅立つ前にオルサンクに行ってたんなら、絶対レゴラスはギムリをファンゴルンまで連れてったと思うし(笑)
ということは、一旦はなれ山まで帰って、ドワーフたちを連れてやって来てからの話なんでしょうか? それって「まず着手した」とは言わないような・・・? ギムリとレゴラスの旅ってそんなに短かったんだろうか、とか、色々余計なことを考えてしまいました(笑)

コメント
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