きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

与野党の消費税増税案10%

2010-06-18 11:56:25 | Weblog
与野党の消費税増税案10%        (010.06.18)

参議院選挙に向かい、自民・民主のマニフェスト競争で、目玉となる「消費税」の問題は、自民党の10%アップを掲げ、其れに対する民主党の菅代表は「自民党の10%案を一つの参考にしたい」と応じ年度内に税率を纏めたいという考えを示した。
選挙前に税率アップを持ち出すのは、今まで“タブー”とされ、むしろサービスや利益誘導の政策を前面に出して、競うあう選挙であったが、此処へ来て国の財政赤字が今年の末には860兆円と国内総生産の1.8倍になる事が解っていて、消費税から逃げたマニフェストでは国民から賛同は受けられないと言う事の現れである。

与野党共に借金が税収を上回る国の財政事情の中で、消費税アップに同調したのは、国を思う国民政党としては当たり前の事ではあるが、国民はただ不足を補うために増税するのではなく、無駄を無くす事や、税の補足率を上げる事も考えるべきである。
この点が、与野党の政策に違いとなって表明され有権者の選択判断を受けなくては成らないのである。この点の違いを自民党は「保守」、民主党は「改革」を掲げて違いを強調して、戦うのであるが、昨年からの「政権交代」の民意は半世紀以上にも及ぶ自民党の政治が、「格差社会」を作り出し税金の無駄使いが放置されている事に、国民の意思表示が「改革を」求めたのである。

「改革」とは、今までの慣習に慣れっこになった流れの中に、ある種の「変化」を与える事になるので一時的な乱れが生じる事は当然である。大きな改革になればそれだけ影響も大きく、大きな乱れを生じる事になるから、事前に周りの副作用については周到な準備や根回し、等が必要である。

「脱官僚」を唱え政権交代後、いきなり、「次官会議の廃止」や「政策審議に官僚の排除」を行い大臣・副大臣・政務官を設けても、今までの流れが、官僚と絶縁状態になり、官僚側に「指示待ち症候群」と言う現象が生じ、官僚は指示が来るのを待ち、能動的な仕事を一切しなくなるので、そこで仕事の流れが一挙に断絶状態を起こすのである。

菅さんは民主党政権になって、「脱官僚」の先頭に立ち「国家戦略局」と言う内閣の中枢に居たが、官僚との流れが上手く行かない事、また党内には小沢幹事長と言う協調性の悪い人が居たから、上手くコミュニケーションが取れず、更に財政上の問題に付いても、勉強し、改革の方向は良いが急な遣り方による副作用を身をもって、痛烈に感じ取ったのではないでしょうか。

鳩山政権が崩壊した8ヶ月、菅さんに執っては「本格的内閣」運用への貴重な反省期間であったと思います。
それだけ、従来の流れを変えて、国の体質を変える事は、大変な事で、全国民が一体になって、自分の国を安心して住みやすい、不公平感のない、無駄な税金の垂れ流しのない、地方も地方の特色を生かした自律した政治形態が保たれた物であれば、明るい素晴らしい国である筈である。

与野党が互いに“けなし”合う状態では、再び短命内閣を作る事になり、国の決定的な崩壊に繋がる事になると思います。改革はこの国に絶対に必要だから言うのです。
(えびなたろう)

国会閉幕いよいよ参議院選挙へ

2010-06-17 11:07:59 | Weblog
国会閉幕いよいよ参議院選挙へ      (010.06.17)

安定した政府の元で、安定した行政が出来ない状態の中では、国会審議を遣っていても、野党は、政府の遣る事に「ああ言えば、こう言う」式で、引っ掻きまわす事しか考えていないのだから、無意味な時間の浪費である。一刻も早く国会を閉幕して参議院選挙を遣る事が必要である。

今国会中、政府提出法案で成立したのは55.8%と戦後最低だと言うのも、如何に真面目に政策審議を遣らずに、関係以外の足の引っ張り合いをやっていたかと言う事の現れである。菅政権は出来たばかりで、施政方針演説を聴いただけなのに、野党は鳩山政権時代の流れの中で、新政権にも吊るし上げ活動に血眼を挙げているようでは、無意味な時間の浪費に終始しているだけだ。 参議院選挙を早く遣る事が必要である。

そこで、参議院選挙での各党の論争は、何を置いても財政難の状況の中で、避けて通れない議論は「消費税」問題では無いでしょうか。早晩上げる必要には、国民誰しもが理解している事である。

今年の予算編成でも遂に税収入以上に国債発行せねばならない状況に成った事は、単に現政権の責任ではなく、自民・公明政権下で、多額の累積赤字を作ってきた事に起因するもので、お互いが相手を攻撃する段階ではない事をよく理解し、菅総理の言う超党派で論議する問題である。

財政を健全化する為には「入るを図って、出るを制する」事意外に方法は無く、安易に解決する道は国民からの増税以外にはありません。

自民党政権が半世紀以上続いた中で、現状約850兆年の累積赤字を作ってきた事は、出るを制することをせず、入るを計る“増税”だけを国民に強要して来たからである。
其れだけに、民主党の出るを制する「無駄使いの削減」や不必要な補助金制度の改廃には、むしろ協力する姿勢を示す事が、今までのつぐないを込めて当然の事である筈だ。

更には、「入るを計る」政策として、税金の補足率の悪さは世界一である。何故こんなに補足率が悪いかは、国民所得の把握確認が出来ていないからで、100%確認が出来ているのはサラリーマンだけで、農・漁業関係者や自営業者からの補足率は50%以下であると言われている。この点を改革するためには、国民全員に納税番号制度にする事が必要で、早くからその要望が有ったが自民党政権下では出来なかった事だからである。
如何に、自民党を支援する人に脱税者が多いかが伺われる所である。

納税番号制度の無い国は、先進国中日本だけである。早急に制度確立が必要である。
そうすれば、子供手当ても所得比例で行う事も出来、「ばら撒きだ!」と言う批判をされなくて、公平で、効率の良い政策が行えるのである。

ともかく、早く菅政権が安定し、この様な議論が俎上に乗るような国会運営にしないと何の「進歩」も「改革」も出来ない内閣になってしまいます。
(えびなたろう)

菅内閣の新しいスタートを早く

2010-06-16 11:21:51 | Weblog
菅内閣の新しいスタートを早く        (010.06.16)

政権交代による民主党の新内閣は、国民の期待を裏切り「政治と金」の問題と「普天間基地の移設」問題で、8ヶ月の道草を食わされ、やっと菅政権に代わって、スタート台に立ったと言う所である。

その間、野党自民・公明両党も、国民の審判が自民公明両党に政権交代の決断が下された事に対する、何の反省も無く、ただ、新しい政権のやる事なす事に反発し、足を引っ張る事に終始して来た。

そこへ持って来て、同じ民主党内に小沢一郎と言う党のイメージと全く異なる旧自民党の幹事長を遣っていた人物が、勢力を伸ばし、鳩山総理も、すっかりその男に採りこめられて、国民の期待から大きく外れ、支持率も下がりに下がり20%を切る状況で辞任に至ったと言う事である。

貴重な時間を8ヶ月も無為にしたことは残念ではあるが、また其れによって菅直人と言う、庶民派の、今最も首相になって欲しい人材と思われる人が現れた事は8ヶ月の反省期間を含めて、良かったことかも知れない。

従って、菅内閣に掛ける国民の期待は「出来るだけ長期政権であった欲しい」「出来るだけ政権改革の実をあげてほしい」と強く要望する物で、一刻も早く参議院選挙も先ずは済まし、安定した国勢の中で、精力的に取り組んで欲しいと思っている。

菅政権の姿勢は「国を思い、国民を思う、行政運営に与野党協力して話し合いを行いたい」としているが、この所の国会運営を見ていると、鳩山・小沢の「政治と金」問題に執拗に拘り、国会会期の延長を迫っている。

小沢氏の政治と金の問題は、国民も大きな関心を持っていたが、其れは検察が「不起訴」にしたのは“黒”では無いという事で、これに対して、国民は“黒”では無くとも“グレー”である事に代わりはなく、其れを本人が“潔白”だと口にしている事に不満を表明しており、その結果辞任の要求が80%であった事からもハッキリ伺える。

今回鳩山総理の辞任と同時に、国民の気持も同時に計り“グレー”の罪滅ぼしに両者の道ずれ辞任をする事にしたのである。

菅総理も、「幹事長と言う重要職務を辞任した事は、一応の“けじめ”と見なしている」と言う答弁は、即ち脱小沢の政治姿勢を示した物で、納得出来るものであると思います。

これ以上の追求する事は、新政権の対する「嫌がらせ」としか見る事が出来ません。
今日の国会は、野党による次々と出される「不信任決議案」は嫌がらせとしか思えません、今は一日も早く参議院選挙を済ませ、改革の歩を進める事が先決である。
(えびなたろう)

角界の野球賭博

2010-06-15 10:28:49 | Weblog
角界の野球賭博        (010.06.15)

大関琴光喜の野球賭博問題は本人が強く否定していたから、真面目で、大人しい人柄を信頼して、まわりが騒ぎすぎるのかと思っていたが、今日の報道では一転して本人が賭博をやっていた事を認めた事は、ファンの一人としてショックであった。

其れも、アンケート等の自己申告形式で、調査をしていたが、武蔵川理事長から「今やってない、と言って、後で出てきたら大変な事になる、」と言う警告で65人の力士が関わっていた事が判明した。

野球賭博といえば暴力団が関与していると言う噂は以前からあり、大きな組織的賭博ネットワークに角界が汚染されていた事になる。

先日の「維持員席」で、暴力団関係者が「すなかぶり」と言う超特別席で観戦していた事が判明し、暴力団が角界に相当な影響を及ぼしていることの証拠でもある。

警察の調査もまだ、初期段階の程度だが、親方段階まで、発展すると協会全体をゆるがす大問題になり兼ねない。
国技である日本相撲協会は特別な組織で、一般常識から離れた優遇を受けて来たことが“奢”りになって、来ているのではないか大いに反省する事が必要であると思う。

以前、横綱審議会に内館牧子さんと言う厳しい人が居たが、居なくなった今は、すっかり緩んでしまったのではないでしょうか。相撲も国際的になり、外人力士も多くなって来たからには、観客にも愛される力士としての品格・品位を保つルールを確立して欲しいと思います。

昔のルールで「女性は土俵にあがれない」と言うのがあるらしいが、少なくとも現時代の犯罪ルールだけには、常人以上の厳しさをもって、対処する事が、力士には求められる事を教育する必要があると思います。
(えびなたろう)

満身創痍の「はやぶさの」帰還

2010-06-13 07:27:30 | Weblog
満身創痍の「はやぶさの」帰還         (010.06.13)

宇宙航空研究開発機構が、2003年5月9日、太陽系の謎を解くために地球から3億キロも離れた、「イトガワ」(糸川先生の名を取って付けた小惑星)と言う小惑星(直径約540m)に向けて鹿児島県内之浦から一つの探査機が打ち上げられました。

その探査機が「はやぶさ」と命名された探査機で、往復45億キロの大宇宙航海は、本来なれば4年で終わる計画であったが、途中相次ぐトラブルに遭遇し、エンジンの故障等で通信が途絶え、「行方不明」となった事は絶対絶命のピンチで関係者は半ば諦めの思いであったが、プロジェクトリーダーの川口潤一郎氏の粘り強い忍耐力によって、最後まで諦めず、機能回復に「はやぶさの」が持つ機能をフルに使ったアイデアで回復に成功し、打ち上げから7年も経った本日(2010年6月13日)帰還することが予定されている。予定では13日の午後11時過ぎと言う事であるから、まだ帰還するかどうかは今現在では解らないが、此処まで来たからには是非成功して貰いたいと願っている。

と言うのも、この探査機は小惑星の所まで行って表面の岩石を採集し、持ち帰るという全ての作業を地球からの遠隔操作で、行い帰還すると言う、世界で始めて成し遂げる技術的な大実験である。

「はやぶさ」が持っている5つの機能とは
1)「イオンエンジン」と言う新しい技術での惑星間飛行。
2)「自律誘導航法」と言う自分で位置を判断し姿勢を変える事が出来る機能。
3)「小惑星のサンプル採取」の技術。イトカワは重力が小さい惑星であるから着陸する事が出来ない事から、サンプラーホーンと呼ばれる装置で、金属球を打ち込み地表面を砕き飛び地散った岩や砂を採取する方法である。」
4)「地球スイングバイ」と言う機能で、天体の引力を用いて宇宙船や探査機の速度や軌道などを変えることを「スイングバイ」と言います。
 今回は、イオンエンジンを併用して地球スイングバイを実施したのは世界で始めてのことです。
5)再突入カプセルで、「はやぶさ」が大気圏に突入する直前に分離して、地球上に投下される機能です。分離された「はやぶさ」は大気圏へ突入し燃え尽きてしまいます。」

以上の機能が完全に行われることが、成功の鍵を握っています。予想では100%成功と言
う推測ですが、今夜の11時過ぎの結果が待たれるところです。

「はやぶさは」6月3日の午前から50時間連続して噴射を行いオーストラリアのウーメラー砂漠へ向かう軌道に入っています、そして9日には微修正の最終噴射を行い2000平方キロメートルの落下予定範囲に導く事になっています。

分離後のカプセルはパラシュートを開いて砂漠に着陸する事になっていて、カプセルから発信する電波を頼りに回収隊が現地に向かっているそうです。 後は、成功を祈るばかりです。
(えびなたろう)

菅総理の所信表明

2010-06-12 11:22:39 | Weblog
菅総理の所信表明         (010.06.12)

菅総理の演説の骨子は行政の改革を進める事による今までの閉塞感を打破し、「強い経済」・「強い財政」・「強い社会保障」の実現を強調された。
国の抱える財政赤字は今年末で973兆円と早晩1000兆円に迫る大変な危機的状態である。

国民が抱える閉塞間の原点は、将に財政赤字の累積が年々上昇し、未来ある若い人たちに、ただ付けを回している現状は、閉塞感に国民の元気が奪われる最大の原因に成っている。

菅総理は、其の為に今後は、政治政策に「展望が開けるビジョン」を順次提案し国民に理解と協力をお願いすると言っている。そして今まで、改革が進まなかったのは、日本の政治にリーダーシップの欠如を上げ、「個々の団体や個別地域の利益を代表する政治はあっても、国全体の将来を考え、改革を進める大きな政治的リーダーシップが欠如していたからだ」と述べています。

確かに其の通りで、国を代表する首相が、周りの人たちの操り人形化し、毎年1年交替で首相が代わり、菅さんで5人目であることも、いまや、世界のわらわれものになっている。そして、どの首相も日本の将来を示すビジョンが国民に示されて来なかった事も其の通りである。

大臣は、次官や官僚に操られ、首相は族議員や党の幹事長に操られ、税金で集めた財源は、一部の利益に偏った使われ方を許し、無駄が多く非効率な使われ方が、何のチェック機関を経ずして過ごされてきた事が、今日の大赤字を作って来たのである。

次々かわる首相は、歴代政治家の血筋を引き継ぐ世襲議員で占められ、庶民の気持ちが全く「知らない」「わからない」人ばかりで、民主党に変わり「いざ!政権交代か・・・」と思いきや、鳩山さんは毎月1500万円も貰っていて、「知らなかった」と言う御仁である、そして、影では、小沢幹事長に操られていた事には、国民は騙されたと言う思いに打ち砕かれたのである。

今回の菅総理は、先ずは一般庶民出身の総理で、今まで国民が騙されてきた“思い”を、身をもって感じて来た総理であるから、初心表明演説の終わりのところでハッキリと表明されている。

野党に下った自民党は政権与党を半世紀も経験した政党とは思えない、詰まらない“小事”を、取り上げて、菅内閣の妨害に血眼になっている。国難のこの時期に何を考えて居るのであろうか。

与野党の論戦は、「国の発展の為」に、「国を良くする為」と言う共通の目標がある筈で、其の手法についての政策論争は大いに遣るべきだが、詰まらぬ“小事”にこだわって、悪戯に時間と金の無駄使いを遣っているようでは、自民党と言う政党は国民から益々離れて行くのではないでしょうか。
(えびなたろう)

関心しない亀井氏の辞任

2010-06-11 13:17:28 | Weblog
関心しない亀井氏の辞任         (010.06.11)

郵政法案を今国会で成立させると、亀井氏は菅総理と約束をしたと言う事で、国会を延長してでも成立させろと、強い主張を繰り返していたが、参議院選挙の予定は以前から6月24日公示、7月11日投開票が決まっており其れを2週間延ばしても、強行採決を行わない限り、通過しない事から、民主党の意向は予定通り参議院選挙を行って、その後の国会で法案を通す事に決めたい、という事である。

亀井氏は、自分の公約が「今国会で通す」と約束している事から、其れが行われなければ「辞任する」と宣言し菅総理に辞表を提出したと言う事である。そして、連立については継続したいから、自分の後任に自見庄三郎氏(国民新党幹事長)を推薦すると言う事である。

前回の社民党との連立でも福島党首が普天間の移設先が辺野古に反対して閣議署名を拒否し辞任した事は、鳩山政権の大きな痛手であった事を思えば、菅内閣に執っても発足1週間も経たない内に一閣僚が辞任すると言う大変残念な結果になってしまった。

社民党や国民新党は小党でいながら民主党との連立では、言いたい放題の事を主張し駄々を捏ねている子供のような物で、民主党にとっては足手まといの様な政党と思っているのではないでしょうか。

大臣の任免権は総理大臣の専権事項であり、郵政担当の大臣として、亀井氏に任命されたのであり、しかも法案は成立させる事に合意している、ただ法案成立には時間が少ないため無理をすれば強硬採決になってしまう、其れを嫌って選挙後にずらしただけである。 従って辞任すると言う亀井氏の我侭に等しい行動は、どう見ても感心できない行為である。

しかも、自分の後任に自見氏を自ら推薦すると言う事は、菅総理が決める専権事項で、全く公私をわきまえない、身勝手な言い分で、此の際、国民新党は連立から排除すべきであると思います。

社民党の福島さんの場合は、党の政策上の問題で、辞任と共に連立も外れている、国民新党は、連立は残して、自分は辞任すると言う事で、国家、国民のことを全く考えていない身勝手な行動であるとしか言いようがありません。

取り合えず、仙谷さんが兼務すると言う事だが、選挙後まで仙谷さんの兼務で行き、国民新党からは当分閣僚を入れない方針で行けばいかがでしょうか。
(えびなたろう)

民主期待の支持率急上昇!

2010-06-10 12:10:37 | Weblog
民主期待の支持率急上昇!         (010.06.10)

毎日新聞による緊急の全国世論調査が行われ、菅内閣の発足を世論はどの様に捕らえているかを調査した。その結果内閣支持率は66%で5月末に行った支持率20%から46%も上昇した。
内容を見てみると、国民の関心事は、菅内閣の人事にあり、「政治と金」の疑惑に関わっている小沢幹事長との関係が、何処まで断絶出来るかに集まっていた様に思う。

菅代表の就任の第一声が「小沢さんには当分大人しくしていて欲しい」と言った言葉の実現がどの様な人事に結びつくのかが注目されていたが、小沢氏の後任が反小沢の筆頭に上げられていた枝野幸男氏であった事に75%の国民は賛成の意思表示をしている。
そして、党に対する小沢氏の影響力は「弱いほうが良い」と答えた人が85%と高い数字を示したことからも、民主党に期待する「政権交代の」改革に小沢氏の存在を如何に否定しているかが読み取れる調査結果であった。

小沢氏が否定される原因は、100%旧自民党政権が遣ってきた手法そのもので、企業献金の問題も、陳情窓口の一本化も、党内政策議論は余り遣らず、権力一途で、「数は力なり」の手法は、民主的な運営とは言えず、国民からは最も嫌われる手法である。

現状、自民党が野に下っても、今もって支持率が一向に上がらないのは野党慣れしていないと言われながらも、政党が、国民の政党として何を主張して行くべきかを全く考えていないからであります。従って、与党への攻撃は、国を良くするための政策論議は全く無く、与党のあら探しが唯一の仕事で、あれでは、益々国民離れを来たす事になると思います。

最近「みんなの党」も小党ではあるが、民主党と協力して国民主体の政治改革に、拍手を送っていたが、他の野党と次第に色が染まり、つまらない批判の政党に成り下がってしまった嫌いがある、折角支持率が上がったが、やっぱり期待が持てない政党かと思われないよう気をつけた方が良いと思う。

答えは、次期参議院選挙で国民の意思表示がはっきりと示されるが、人の悪口を言うのではなく、国や国民の為に「何をするのか」「何が遣りたいのか」政策や信念を明確に示して、選挙戦を戦って欲しいと思います。
(えびなたろう)

菅内閣のスタート

2010-06-09 11:48:39 | Weblog
菅内閣のスタート         (010.06.06)

昨日、菅内閣の閣僚人事が正式に発表されてスタートした、平均年齢は59歳で最高齢は連立を組んでいる国民新党の亀井静香大臣(73)で、最年少は行政刷新担当の唯一女性大臣で蓮舫女史(42)である。菅総理は新内閣を象徴するキーワードとして勇猛果敢に仕事をする「騎兵隊内閣」とでも呼んで貰いたいと紹介した。

菅総理は挨拶の冒頭「最小不幸社会を作る」と言うことを「政治の役割」として掲げ、国民や世界の人々が不幸になる要素をいかに少なくするかが、政治家として心がける事で、その為に、「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」を一体として実現したいと言っている。
そして、今まで、政策議論について廃止して来た政務調査会を復活させ、討議する場を作り、透明性を持った、共通の目標の基に仕事が出来る体制を強調している。
今までは、小沢幹事長と言う、鶴の一声が優先され、議員と言へども、下っ端は、政策論議も出来なかったことを思えば、それだけでも党内に“若さ”と“明るさ”が蘇った感じだ。

財政に付いても、今の国状を思えば、早晩消費税の増税は避けて通れない事は国民も解っているが、だからと言って直ちに増税するのではなく「徹底した無駄の排除」「有効な使い方」が大切で、国民の納得の上での増税でなければならない事は当然で、野党は二言目には「財源はどうするのだ」の一転張り追求しているが、自民党政権下では、1回でも無駄削減の政策は行われたことは無かったのである。

菅政権で、子供手当てのばら撒きに付いても、「マニフェストに書いてあるから」ではなくて、実質的な効力を考えれば、養育施設の充足に投資した方が、効率が良いと言う民意に沿った、転換で、賢明な政策であると思う。

時には補助金政策も、必要であると思うが、仔細な国民所得の把握が出来ない現状では如何しても、一律補助と言う「ばら撒き」になってしまうから、早い段階で全国民の納税番号制度を、実施する事が必要である。

納税の補足率が、「くろよん(9,6,4)」だとか「とーごーさん(10.5.3)」と言われる職種によって不公平がある事自体が大きな問題で、「納税番号制」は自民党内閣では出来なかった絶対必要な制度で、先進国の中では、日本だけが実施していない唯一の国である。

財源になる基から、不公平を容認しているから、税金の無駄使いに対する感覚もルーズでいい加減なのである。

小沢感覚の政治から脱却した、菅政権の発足は「平成維新」の改革であり、もはや菅政権にしか出来ない大改革であると思う、これに失敗したら二度と改革は出来ません。野党の攻撃も、次元の違うところで、騒いでいるのではなく、日本国の行く末を見た段階で行政のあり方を論議しなければ、国民から遊離してゆく事は目に見えている。

自民党や公明党は、何が目標で、誰のための政治を遣っているのかを改めて考え、反省してみる必要があるのではないでしょうか。
(えびなたろう)

小沢氏の政治献金疑惑問題は、

2010-06-08 11:04:39 | Weblog
小沢氏の政治献金疑惑問題は、         (010.06.08)

小沢氏の政治献金問題はグレーのままで、検察側は“黒”でない限り起訴できないと言う。しかし国民感情的には納得する事が出来ない状態で、検察審査会が、唯一「起訴相当」の判断を下し、検察も2回目の検査を行ったが、前回どおりの「不起訴」とした。

要するに“グレー”に付いては“黒”でない事を理由に起訴出来ないと言っている。
国民は“黒”に近い“グレー”は“潔白”では無いので、気持ちの上では如何しても納得する事は出来ないのである。其れが、小沢辞任を80%が賛成している主原因である。

今回菅総理の元で、枝野幸男幹事長が就任され、反小沢派の枝野氏がこの件をどの様に理解されているかが一つの関心事であったが、さすがわ弁護士、被疑者には法的に「防御権」というのがあり“グレー”であっても被疑者が党の要職である幹事長を、その「責任」を取って辞任と言う事をすれば、一応「けじめをつけた」ことになると言う解釈に立っ事が出来ると言うことである。

従って「防御権」を配慮する事が必要であると言っている。しかし野党側はあくまでも「証人喚問」を要求する姿勢らしい。

私は、小沢の“グレー”に対するペナルティとしては辞任が適当で、この問題は一件落着にして、新しい菅政権の元、新体制で、遣るべき改革をどんどんやって欲しいと思います。

此処へ来て、野党が執拗に「証人喚問」を要求するのは、菅新政権に変わって再び支持率が上昇したことにヤキモキしている姿で、醜い政権の争い以外に何者でもありません。

小沢氏も9月になれば、再び先頭に立って頑張ると言っているが、これでは、反省して辞任した事にならない、折角「防御権」を配慮して、辞任で済ませようとしても、これでは、何の配慮も要らないと言う事になる。醜い政権の争いは、何らの国益にはなりません。

次期参議院選挙では、国民の意思表示は大変重要です。いまは、若くて、新鮮な、菅政権を強固な物にして、国際社会に日本の存在を高める事しかありません。それに協力する政党を応援し、党利党略しか考えていない政党は、騙されないよう、排除しましょう。
(えびなたろう)