きまぐれ発言

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鳩山政権退陣を表明

2010-06-02 14:47:52 | Weblog
鳩山政権退陣を表明         (010.06.02)

昨日から慌しい動きはあって、鳩山総理続投の確認かと思っていたが、今朝のBlogを書こうとしたら 9時半ごろ、首相退陣のニュースが流れた。

鳩山政権の退陣の理由は、「先ず政治と金」の問題と「普天間基地移設」の問題にが有ると思います。
「政治と金の問題」は何といっても、クリアーな政党としての民主党のイメージがすっかり、ダウンした事で、この最大の“癌”は小沢幹事長の疑惑に原因があります。二つ目の「普天間基地移設」問題は、日米関係の基本的国家防衛戦略の立場から、見直す議論であって、交渉のやり方が先ず第一に日米両国の交渉から入るのが本筋である。 

其れを簡単に国内の移設問題として、取り上げ九州だ、大阪だ、沖縄だ、等々、地方自治体の首長を集めて話をしても、何処も受け入れを拒否した事で、当たり前の事であります。最初から話にならない事から始めた交渉は、ボタンの掛け違いとも言うべき原因ではないかと思います。

基地の移設の問題は、国防の基本問題で、同盟国であるアメリカと日本が協力して理想的防衛の姿を見出し、其れに沿った基地の配置が始めて決まる問題で、其れが決まった上で其の後、国内問題として、交渉して行くのが順序であります。

従って、先の政権で、辺野古が合意しており、そのままの状態で、アメリカと1回も見直しの話し合いもせずして、他の場所へと話をしてもアメリカは辺野古以外には頭に無い事は始めから解っている事であります。

だから、交渉の手順が頭を下げて、お願い一方の交渉で、対等な国防交渉が出来なたった事にあります。かえって、沖縄住民をあれだけ怒らせてしまった事は鳩山さんの感覚に誤謬があったとしか思えません。

今回、参議院選を目前にして辞任された事は、当然の事で、むしろ遅きに失した感があります。そして、国民は本当の意味での「政権交代」が着実に実現出来得る政党に期待を掛けているので、「事業仕分け」等の作業については大歓迎していたのである。
同じ民主党政権であっても、鳩山・小沢・輿石の体制では「期待はずれ」であったと思っているだけで、だから自民党と言う考えは全くありません。

社民党の福島さんは辺野古に反対して、閣議の承認をしなかった態度は筋を通して立派ではあるが、政権与党としての国家国民の立場の「国民政党」では有りません、所詮は労働組合の代表である事が明白に成った事であり、その意味での協調の仕方に間違いがあった様に思います。
民主党代表の後任は誰に成るのか解りませんが、国際的にも、国内的にも、日本国民として胸を張り、誇りの持てる国にして欲しいと思います。
(えびなたろう)