きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「政権交代」のやり直しを

2010-06-03 11:27:32 | Weblog
「政権交代」のやり直しを         (010.06.03)

鳩山内閣が辞任をした事が、国内にも国外にも大きなニュースとして報じられている。
其れは、「政権交代を」掲げた民主党政権に、国民の大きな期待が持たれ、「日本は変わるのだ!」と言う、意気込みが、世間の関心事となり、注目を集めていたからである。

其れが僅か8ヶ月で、退陣したことは、国民の期待と全く違った方向に進み、結局は自民党時代と同じ様な姿が踏襲されたからである。

「政治と金」の問題は小沢幹事長自身がグレーの“塊”のような人物で問題発覚した直後に辞任すればまだ良かったが、逆に鳩山総理がそれを庇い続け、国民の批判を大きく拡大させてしまったのである。

その小沢氏が更に陳情窓口の一本化と称して巨額の企業献金の受け口にしようとした遣り方は、旧態自民党と全く同じ遣り方で、自分の権力維持に強い執念を持っている。

事業仕分けに付いても、改革の意欲を持ってやろうとしている党員に横槍を入れたり、党内混乱の元は殆どが小沢幹事長のところで、掻き回されている。

鳩山さんは、お人よしのお坊ちゃんだから、「政権交代」と言う大事業には向かない性格で、どちらが総理大臣かわからない状態では、とても改革は出来ません。

今回辞任したのはその意味から、良かったと思います。そして、小沢幹事長も一緒に辞任させた事は最良の決断であったと思います。

従って、民主党による「政権交代ののろし」は、振り出しの戻って一からやり直しの考え方で、これまでの8ヶ月間は、短期間ではあるが、大きな反省の材料にすべきでは無いでしょうか。

反省の第一は先ず小沢氏の権力を封じ込める事が必要である。 この人の権力が少しでも党内に影響を及ぼす様では、もはや民主党には改革を行う資質も、資格もありません従って次期政権を担当する、代表は、「意志の強い」「改革意欲のある」「内閣に精通した」「党内説得力」のある人でないと遣れないと思います。そして、これが民主党に授けられた最後のチャンスであります。

今のところ、代表に、菅・前原、岡田、が上がっているが、私は、菅さんを中心にした両者の協力体制が、本来の民主党のイメージを代表する体制では無いかと思います。

今までの鳩山、小沢、輿石、の体制は、それぞれに何か不潔な紐が付いていて、最初からクリーンなイメージが無いように思えていました。
(えびなたろう)