きまぐれ発言

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世界2位の観光赤字国、日本

2010-06-27 11:59:18 | Weblog
世界2位の観光赤字国、日本        (010.06.27)

観光赤字国と言うのは、日本人が海外へ行って使ったお金と、外国人旅行者が日本へ来て使ったお金の収支をいうので、国際旅行支払いが4兆3000億円(世界4位)に対し国際旅行受理は7000億円に過ぎず其の差は3兆6000億円と世界第2位の観光赤字国である。 旅行者数も日本人の海外旅行者は1622万人に対し訪日外国人は447万人と言う状態である。

わが国には、外国人から見て魅力的な観光資源は山ほどあり、四季折々の自然の美しさに加え歴史や伝統文化、各所にある豊富な温泉は、日本を代表する観光資源である。
しかるに、外国人観光客が少ないのは国の観光政策に対して国土交通省の観光部で取り扱っているが、運輸、港湾、船舶、鉄道、気象などを管理、監督をする行政機関として行っており、観光産業として取り扱っていな所に問題があります。

今朝の朝日新聞に「観光日本―旅先として魅力に磨きを」と言う記事が載っていた。
菅総理が新成長戦略で「観光立国」が目標の一つに挙げられた事を報じている。

新成長戦略によれば、」日本を訪ねる外人旅行客を10年後に2500万人に増やすと言う物で、昨年実績679万人の3.7倍である。
最近は、中国からの観光客の増加は著しいが、更にビザの発給基準の緩和を行い今まで富裕層に限ったビザ発行を中間所得層にも広げ対象世帯を10倍に広げる事を行っている。

日本にとって人口が減少し国内消費も伸び悩む中で観光産業は人の動きが即、関連産業に波及する効果があり、国を挙げて取り組めば新成長戦略も決して不可能な目標ではありません。

今まで、日本の行政は犯罪目的の入国者を心配し厳しい審査が行われ、外国人旅行者への対応が殆ど成されていなかった事を思えば、観光産業への期待は拡大の可能性からも大きな期待が持たれるところである。
(えびなたろう)