きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

国会閉幕いよいよ参議院選挙へ

2010-06-17 11:07:59 | Weblog
国会閉幕いよいよ参議院選挙へ      (010.06.17)

安定した政府の元で、安定した行政が出来ない状態の中では、国会審議を遣っていても、野党は、政府の遣る事に「ああ言えば、こう言う」式で、引っ掻きまわす事しか考えていないのだから、無意味な時間の浪費である。一刻も早く国会を閉幕して参議院選挙を遣る事が必要である。

今国会中、政府提出法案で成立したのは55.8%と戦後最低だと言うのも、如何に真面目に政策審議を遣らずに、関係以外の足の引っ張り合いをやっていたかと言う事の現れである。菅政権は出来たばかりで、施政方針演説を聴いただけなのに、野党は鳩山政権時代の流れの中で、新政権にも吊るし上げ活動に血眼を挙げているようでは、無意味な時間の浪費に終始しているだけだ。 参議院選挙を早く遣る事が必要である。

そこで、参議院選挙での各党の論争は、何を置いても財政難の状況の中で、避けて通れない議論は「消費税」問題では無いでしょうか。早晩上げる必要には、国民誰しもが理解している事である。

今年の予算編成でも遂に税収入以上に国債発行せねばならない状況に成った事は、単に現政権の責任ではなく、自民・公明政権下で、多額の累積赤字を作ってきた事に起因するもので、お互いが相手を攻撃する段階ではない事をよく理解し、菅総理の言う超党派で論議する問題である。

財政を健全化する為には「入るを図って、出るを制する」事意外に方法は無く、安易に解決する道は国民からの増税以外にはありません。

自民党政権が半世紀以上続いた中で、現状約850兆年の累積赤字を作ってきた事は、出るを制することをせず、入るを計る“増税”だけを国民に強要して来たからである。
其れだけに、民主党の出るを制する「無駄使いの削減」や不必要な補助金制度の改廃には、むしろ協力する姿勢を示す事が、今までのつぐないを込めて当然の事である筈だ。

更には、「入るを計る」政策として、税金の補足率の悪さは世界一である。何故こんなに補足率が悪いかは、国民所得の把握確認が出来ていないからで、100%確認が出来ているのはサラリーマンだけで、農・漁業関係者や自営業者からの補足率は50%以下であると言われている。この点を改革するためには、国民全員に納税番号制度にする事が必要で、早くからその要望が有ったが自民党政権下では出来なかった事だからである。
如何に、自民党を支援する人に脱税者が多いかが伺われる所である。

納税番号制度の無い国は、先進国中日本だけである。早急に制度確立が必要である。
そうすれば、子供手当ても所得比例で行う事も出来、「ばら撒きだ!」と言う批判をされなくて、公平で、効率の良い政策が行えるのである。

ともかく、早く菅政権が安定し、この様な議論が俎上に乗るような国会運営にしないと何の「進歩」も「改革」も出来ない内閣になってしまいます。
(えびなたろう)