きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

菅内閣の新しいスタートを早く

2010-06-16 11:21:51 | Weblog
菅内閣の新しいスタートを早く        (010.06.16)

政権交代による民主党の新内閣は、国民の期待を裏切り「政治と金」の問題と「普天間基地の移設」問題で、8ヶ月の道草を食わされ、やっと菅政権に代わって、スタート台に立ったと言う所である。

その間、野党自民・公明両党も、国民の審判が自民公明両党に政権交代の決断が下された事に対する、何の反省も無く、ただ、新しい政権のやる事なす事に反発し、足を引っ張る事に終始して来た。

そこへ持って来て、同じ民主党内に小沢一郎と言う党のイメージと全く異なる旧自民党の幹事長を遣っていた人物が、勢力を伸ばし、鳩山総理も、すっかりその男に採りこめられて、国民の期待から大きく外れ、支持率も下がりに下がり20%を切る状況で辞任に至ったと言う事である。

貴重な時間を8ヶ月も無為にしたことは残念ではあるが、また其れによって菅直人と言う、庶民派の、今最も首相になって欲しい人材と思われる人が現れた事は8ヶ月の反省期間を含めて、良かったことかも知れない。

従って、菅内閣に掛ける国民の期待は「出来るだけ長期政権であった欲しい」「出来るだけ政権改革の実をあげてほしい」と強く要望する物で、一刻も早く参議院選挙も先ずは済まし、安定した国勢の中で、精力的に取り組んで欲しいと思っている。

菅政権の姿勢は「国を思い、国民を思う、行政運営に与野党協力して話し合いを行いたい」としているが、この所の国会運営を見ていると、鳩山・小沢の「政治と金」問題に執拗に拘り、国会会期の延長を迫っている。

小沢氏の政治と金の問題は、国民も大きな関心を持っていたが、其れは検察が「不起訴」にしたのは“黒”では無いという事で、これに対して、国民は“黒”では無くとも“グレー”である事に代わりはなく、其れを本人が“潔白”だと口にしている事に不満を表明しており、その結果辞任の要求が80%であった事からもハッキリ伺える。

今回鳩山総理の辞任と同時に、国民の気持も同時に計り“グレー”の罪滅ぼしに両者の道ずれ辞任をする事にしたのである。

菅総理も、「幹事長と言う重要職務を辞任した事は、一応の“けじめ”と見なしている」と言う答弁は、即ち脱小沢の政治姿勢を示した物で、納得出来るものであると思います。

これ以上の追求する事は、新政権の対する「嫌がらせ」としか見る事が出来ません。
今日の国会は、野党による次々と出される「不信任決議案」は嫌がらせとしか思えません、今は一日も早く参議院選挙を済ませ、改革の歩を進める事が先決である。
(えびなたろう)