きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

刷新会議の始動に期待!

2009-10-23 10:51:18 | Weblog
刷新会議の始動に期待!          (009.10.23.)

今までの政権で、無駄撲滅を口にしても全く官僚任せの丸投げがばかりが行われ、見向きもされなかった、無駄撲滅会議=刷新会議がいよいよ民主党による新政権の下で行われ始めた。

当初、自・公連立政権下では、民主党の言うほどの「財源の無駄使いは無い」と主張していたが、福田政権の下で第3者委員会からの答申や勧告もあり、無駄ゼロ政策を掲げた事もあったが、官僚の抵抗で何も出来ず、麻生内閣では完全に消滅し、口にする人も居なくなった。

テレビ討論などで、野党民主党が言うと、自民・公明両党からお馴染みの論客が現れて、「根拠の無い無責任な言動だ」と一蹴され、政権を持っていない野党はそのまま黙っているより仕方なかったのである。

国民もその状況を“いや!”と言うほど見せられて来たし、更に3年後には増税をお願いすると言う麻生総理の話には、国民の意思も自民党離れを来たすのも当たり前であったのではないでしょうか。

いよいよ政権交代によって、昨日から民主党の悲願である、「行政刷新会議」が始動したのである。

今朝の長妻厚生大臣の見解では、「刷新」とは単なる「無駄の削減だけではなく、削減の上にサービスの向上を目指すものだ」と言っている。全くその通りだ、官僚の中には「削減は、それだけサービスの低下を生ずることが、当たり前だと思っている、その考えから直す必要がある」と言っている。

「構想の日本」が提唱している、「事業しわけ」の手法は、事業そのものの必要性を先ず精査し、その上で、国がやるべき事なのか、地方が遣るべきなのか、民間で遣るべきかの役割を検証すると言うもので、キリスト教の社会倫理に由来する、「補完性の原理」の考え方から来ている。

* :個人で出来る事は個人で解決する・・・(自助)。
* :個人で出来ない事は、家族がサポートする・・・(互助)
* :家庭で解決できないときは、地域、またはNPO(民間非営利団体)がサポートする・・・(共助)
* :上記以外でどうしても解決できない問題は、はじめて政府が行う・・・(公助)

と言う考え方である。

日本の行政のあり方をこの様な原理の基いて、精査される事は、今までに無かった事で、また此れに係わる、民主党党員もみな「やりがいに満ちた顔つき」で遣っている。
素晴らしい事だ。 大きな成果が上がる事を期待している。
(えびなたろう)