きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

行政刷新会議議員決定

2009-10-07 11:50:08 | Weblog
行政刷新会議議員決定        (009.10.07.)

鳩山新政権の目玉である行政刷新会議のメンバー11人が決定し6日発表された。
議長は鳩山首相で担当大臣の仙谷由人行政刷新担当相が副議長と言う事で、閣僚は菅直人副総理兼国家戦略相・藤井裕久財務相・原口一博総務相・平野博文官房長官である。

また、民間からの起用された人材は、稲盛和夫京セラ社長、茂木友三郎キッコーマン会長、それに「構想日本」の「事業しわけ」の発案者で元大蔵省出身の加藤秀樹氏、元鳥取県知事の片山義博氏、慶大教授の草野忠義氏と、早々たる布陣が発表された。

中でも、茂木キコーマン社長は、昨年福田政権時代に「行政支出総点検会議」の座長として徹底した行政の無駄を洗い直すと、活躍されたが、相次ぐ総理の交代で、戸惑いもあったが、昨年12月に一応の答申を出され、公益法人の無駄の削減で37%の削減案を麻生総理に提出されている。

公益法人と言うのは、社団法人、財団法人の2種類で約2万5000の法人があるが、国の所管の法人は6700が存在し、官僚の天下り先の対象となっているところで、契約も随意契約による独占的な受注を行って居るという一般国民からは注目を浴びているところである。

ところが、茂木座長から、答申を受けた麻生総理は、官僚からの猛反発で、全く手が付けられないまま、今日に至っている、従って、茂木さんも座長として、不満の残るところで、恐らく新政権での刷新会議の一員として、思いを晴らす気持ちで引き受けられたのではないでしょうか。

京セラの稲盛さんも、予てから行政の無駄については口にしておられ、「自分の哲学を尊敬してくれている人が民主党内に居るからと」刷新会議の一員に、熱意を示しておられる。

また、構想日本の加藤さんは、大蔵省出身の財政通で、行政の「事業しわけ」と言う科学的な分析による効率重視の事業のあり方を、唱え、地方自治体を対象に実績を上げているだけに、今後の働きに大きな期待を持って見ているお一人である。

いよいよ始動しだした、鳩山新政権、此れからが本番で、官僚の抵抗を根気よく一つ一つ切り崩してゆく事が大切である。

09年度補正予算の執行停止が、2.5兆円出たと言うが、官僚の抵抗の中で、此れだけ出ればよく出た方ではないでしょうか。「事業しわけ」を精査すればまだまだ、こんな物では無いと思います。

発足して1ヶ月足らずの新政権、幾多の抵抗もあると思うが、全国民が見守っています。頑張ってやって下さい。

*:台風18号が明日日本を縦断するとの事、一応家の周りを点検し被害対策を十分に!
(えびなたろう)