きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

世界の飢餓を救おう!

2009-10-17 13:20:04 | Weblog
世界の飢餓を救おう!          (009.10.17.)

世界食料デーが16日から1ヶ月間始まる。呼び掛けているのは途上国の飢餓と先進国の飽食問題に取り組むNPO法人「テーブル・フォー・ツー・インターナショナル」(東京)と言うところである。

飢餓による死者は、世界の死因の第1位で毎日2万5000人が、飢餓が原因で死んでいる。
その大半は、栄養不足から5歳未満の子供が多く、近代化したこの世の中でこれ以上悲惨な話はありません。

「世界食料デー」(World Food Day)と言うのは1945年10月16日に国連食料農業機関(FAO)が設立された事を記念して出来たもので、現在世界の人口の3分の1は飢餓寸前の状態にあると言われています。

此れに対して、多くの国が食料支援を行っていますが、一時的な救済による応急措置に過ぎず、長期的な対策がなされておりません。

農地の整備から、灌漑水路の建設、食料生産の技術的な指導を含めた安定的な生産支援が必要なのです。

中東でNOP法人の「ペシャワール会」の中村哲医師は、医療目的で中東に入ったが、根本問題は、食料生産問題だと、考え、医療活動より農業問題に取り組み灌漑用水路の建設に地元住民と一緒に数キロに渡って建設し、その成果が実り、農業を放棄していた農民が戻ってきて、麦の生産に励んでいると言う報告を数年前に聴き、国会での陳述も行い、政府の支援を懇願していたが、当時の自民党政権は何もせず放置していた事を思い出した。

日本の国際貢献はアメリカに貢献するだけのものではなく、農業生産技術の支援を大いに遣るべきだと思います。元国連高等弁務官の緒方女史は、中東問題の根源は何を置いても、「貧困問題が第一である」と言われている。

「武力」では決して「平和」はもたらしません、「戦争は」また別の「戦争」を生み出すだけです。

日本の国際貢献は農業の基盤整備と生産技術の貢献をする事で、インド洋での給油は即刻止めるべきで、何の貢献にもなりません、他国に給油を無料で供給しているだけで、貢献の目的に将来に向けたビジョンと言うものがありません。

来月オバマ大統領が来日されるが、是非農業生産の国際貢献を行えば、旱魃で困っている中東農民からは大歓迎されると思います。

そして、食料が安定し住民の心が休まれば、テロも無くなるのではないでしょうか。
(えびなたろう)