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フランスのこと  その1

2019年07月08日 14時19分32秒 | 日記

 2019年7月8日(月)  フランスのこと その1

 

 

 フランスでの最近のイベントの話題に関し、これまで、当ブログの

    フランスばやり  その1  (2019/6/22)

    フランスばやり  その2  (2019/6/26)

    フランスばやり  その3  (2019/7/2)

の記事で、

    ・アヌシー国際アニメーション映画祭

    ・男子サッカートゥーロン国際大会、ルマン24時間レース

     ・女子サッカーW杯フランス大会

について取り上げてきたところだ。

 

女子サッカーW杯関連では、その後、JSTの3日と4日の早朝、リヨンで、準決勝が行われ、

   アメリカ2-1イングランド 

   オランダ1-0スェーデン  (延長戦)

で、アメリカとオランダが、決勝へ、イングランドとスェーデンが3位決定戦へ進んだ。

 そして、決勝戦は、JSTの昨深夜、0時のキックオフで行われ、TV観戦した。前半は0-0で折り返したが、後半で、アメリカが、PKと流れの中で2点得点し、連続優勝に輝いた。 3位決定戦で、銅メダルはスェーデンになったようだ。

 

 本稿からは、改めて、フランスという国の概況について見てみることとしたい。

 

●国土の大きさ

 フランスは、ドイツとともに、欧州大陸の中央部にあり、国土の大きさは、EU内で最大である。以下に、主要国の面積と、日本との面積比を示す。

 

     国    面積    日本との面積比   記事

   フランス  552千km2  146%                         

   スペイン  505     133    高地が多い

   スウェーデン450     119    寒冷地

   ノルウエー 386     102    寒冷地

   ドイツ   357      94    平野と山地

   ポーランド 312      83    旧東欧

   イタリア  301      80

   イギリス  242      64  

   ルーマニア 238      63    旧東欧 

   ポルトガル  92      24

   オランダ   37      10 

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   日本    378     100

 

 往時は、中南米やアフリカやアジアなどの多くの地域が、西欧列強等によって植民地にされたが、戦後、殆どが独立している。そんな中で、南米大陸の北部に位置するギアナ地方は、以前の列強の植民地だったが、スペイン領はベネズエラに、ポルトガル領はブラジルになり、イギリス領はガイアナ共和国、オランダ領はスリナムとして独立し、現在、フランス領だけが残っていて、仏領ギアナと呼ばれている。広さは、日本の約10%に相当し、北海道よりも一回り広いようだ。

小さな島嶼では、現在も、イギリス、スペイン、フランス,ポルトガル、オランダ領などとして、残っている地域は多いが、まとまった地域が、いまだに植民地的に残っているのは、世界の中で、仏領ギアナだけのようで、フランスの面目躍如!? というところだろうか。

仏領ギアナ等の海外領土を含めると、フランスの大きさは641km2 で、日本の、約170%となる。

 

 上表に入っている、国土面積が狭いポルトガルやオランダも、嘗ては、世界を股にかけて、巨大な植民地を領有していたことには、驚かされるばかりだ。

 

●国土の形

 フランスを下図左のように単純化し、国土の形が何に似ているか、あれこれ考えてみた。

          

 フランスの国土の形は、従来、ヘキサゴン(6角形)に似ている、と言われているが、実際に図形を当て嵌めてみると頷ける。(上図右)       

6角形を、台形を二つ重ね合わせた花瓶と見立てることもできるだろうか。

 

 また、漢字の申(さる)の字を、下図のように、45度左に傾けると、フランスの国土の形に似ていることを、最近、見つけた。 小生のPCでは、きれいな合成画像にはできないが、愛着を込めて、「ハンモックのおさるさん」と呼びたい。 

      

  中国の形は、旧満州地域を首に例えて、「鶏」に似ていると言われる、と最近、知人から聞いたが、ネットで調べると鶏に見えなくもなく(下図左)、学校でもそのように教えているという。

 

           

 又、筆者の出身地の山形県は、上図右のように、左を向いた人の横顔に似ていると言われるが、先だって、鼻の先端(新潟県との県境付近)で、大きな地震が起こっている。(画像はネットより)  

                      

 下図は、ネットで見つけたもので、ファンが自分の愛車に取り付けるカーアクセサリーの、カントリーエンブレムのようで(日本でも市販)、フランス国土をかたどった、三色旗にしているところが面白い。

     

      カントリーエンブレムと三色旗                

  図左のように、上記の「申」の字の中心線に当たる部分(ブルターニュ半島先端~~リビエラのモナコ近郊)の長さは約1140km)で、中間付近のクレルモンフェラン赤〇印)を中心にした、半径約570㎞の円内に、コルシカを除く本土全体が、収まることになるだろうか。

 

                                

   円で国土をカバー                               TGV網

 

 一つの固まりとなって纏まっているフランスの国土は、極座標的に表示しやすく、前稿で触れたが、中央よりやや北部に位置するパリを中心として、GTV網が、放射状に広がっている(上図右)。 また、パリの市街地の道路は、周知のように、凱旋門を中心にして放射状に広がっている。

 フランス人は、このような形が好きなのかもしれない。

 

 対するに日本は、本州を中心に、5つの島に分かれて、南北と東西に弓なり状に広がっていて、フランスとは大きな違いがあり、直交座標的に表示するのがいいようだ。

 ちなみに、京都や大阪や札幌の市街地は、東西南北の道路できれいに仕切られている。

 

● 地理

フランス国土を地図で示すと下図のようになる。(ネットより)

  

     

 

先述のように、6角形になっているフランス国土と、周囲の諸国との国境線を、上図右のように、①~⑥と番号付けして、整理する。

国境の大半は、海岸線と山脈という、自然の要塞に守られていると言えよう。海岸線は青色、山脈は茶色、通常の陸続きを緑色で表すと、以下のようになろうか。

 北海

  イギリス海峡・ドーバー海峡

  ブルターニュ半島・コタンタン半島(ノルマンディ半島とも)

② 大西洋・ビスケー湾

 スペイン国境はピレネー山脈

④ 地中海・リヨン湾 

 イタリア・スイス国境はアルプス山脈、ジュラ山脈 

  ドイツ国境にライン川、スイス国境にレマン湖

⑥ ドイツ・ルクセンブルグ・ベルギー国境は陸続き

 

 国内は、比較的平坦な地域が多く、平原・河川・盆地・湖沼等になっている。河川沿いの主要都市を( )で示す。

  フランス平原 

    パリ盆地 セーヌ川 (パリ)

    ロアール盆地 ロアール川 (ナント)

  アキテーヌ盆地 ジロンド・ガロンヌ川 (ボルドー)

  ローヌ川 (リヨン)

  島 コルシカ島

  

 次稿では、フランスの交通網や、行政区分と地域名について取り上げる予定である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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