2024年6月19日(水) G7イタリアサミット
◆今回のサミットの概要
昨年の日本広島での開催をうけて、今回は、持ち回り順で、イタリア開催となっている。(下図)
参加首脳は、G7+EU2の9名である(下図)
加トルドー 仏マクロン 伊メローニ 米バイデン 日岸田 英スナク
独シュルツ EUミシェル EUライエン
出席首脳9名は、昨年の広島と変わっていないようだ。
◆メンバーの拡大
“G7サミットは、「富裕国のエリートクラブ」”との批判があることから、
・包括性、友好性を示す
・重要案件で、コンセンサスを高める
ため、最近は、非構成国の指導者を招待することが通例となっている。
サミット開催国の意向の下、グローバルサウスの国々、G20構成国や国際機関の関係者などだ。
今回は、エジプト、チュニジア、アルジェリア、ケニア、アフリカ連合(AU)代表、などのアフリカ勢や、南アフリカ、ブラジル、インドなどが参加しているようだ。
下図は、拡大メンバーの集合写真だが、
後列に、スナク首相 岸田首相 モディ首相、トルドー首相
前列に、バイデン大統領、ローマ教皇 メローニ首相
の顔も見えるようだ。
図には入っていないが、会議には、ゼレンスキー大統領も出席している。
◆主要議題(下図)
◆首脳宣言
(参照:G7イタリアサミット 首脳宣言採択 ウクライナへ新たな支援明記 ロシアを支援しないよう中国をけん制 _ NHK _ G7サミット.html)
6月15日、首脳宣言を採択して、イタリアサミットは閉幕している。
首脳宣言では、ウクライナ支援をうたい、制裁で凍結したロシアの固有資産から得られる、500億ドル(日本円で、
7兆8000億円)を活用し、ウクライナ支援に充てると明記しているようだ。
ローマ教皇の指摘も踏まえ、AIについて、その活用と規制問題について取り組みを強化していくこととしている。
次回は、カナダで開催予定となっている。