2022年8月17日(水) 東京の灯よ、いつまでも
最近、ふと思い出した歌がある。
東京オリンピックのあった、昭和39年に流行った歌、「東京の灯よ、いつまでも」で、筆者はまだ、若かった頃である。
歌詞は、以下の様だ。
この歌を歌った、新川二郎だが、下図左は、発売当時のレコードジャケットで、若々しい印象だ。一方、下図右は、全曲集の表紙で、テレビに出演した時と、ほぼ同じである。
発売時の新川二郎 最近の新川二郎
歌の内容だが、都会へのあこがれを抱き、上京して巡り合い、分かれた女性を思う歌という設定で、抒情的な雰囲気が漂っている。
出だしだが、“雨の外苑、夜霧の日比谷”は、神宮外苑や日比谷公園が、デートの場所だったのだろうか?
筆者は、なんとなく、「雨の外苑、夜霧の渋谷」、と記憶していたが、渋谷は、外苑からは近いからと思われる。
3番に出てくる、羽田空港は、彼女と別れた思い出の場所、と思っていたところ、いつもの、二木絃三氏の「うた物語」のサイトをみて、なるほどと、納得させられたことだ。
(東京の灯よいつまでも_ 二木紘三のうた物語.html)
即ち、羽田空港だが、当時は、旅客としてではなく、落ち合う場所として、若いカップルに人気があったという。
現代のように、気軽に外国旅行を楽しめる時代ではなかったようで、飛行機の飛んでいく様を見つめながら、一時、お茶を楽しんだ風景が、思い浮かぶ。