2021年12月10日 地球環境と気候変動 その1
先月、イギリス スコットランドのグラスゴーで開催されたCOP26が、閉幕した。
そんな中、先日、ノーベル物理学賞が、気候変動の研究成果に対して、授与されるという、嬉しいニュースが流れた。
今回は、地球環境と気候変動について、2回に分けて取り上げることし、本稿は、その1 である。
〇気候変動枠組み条約とパリ協定
国連気候変動枠組み条約(UN FCCC *)の、第26回締約国会議が、COP26である。
*United Nations Framework Convntion on Climate Change
2015年12月に、パリで開催された、COP21で採択されているのが、気候変動に関する画期的な条約とされる「パリ協定」である。
内容については、当ブログでも、これまで、何度もり上げてきているので、詳細は省略するが、東京オリンピックの2020から実施できるよう、その後の活動で、準備が進められてきた。
パリ協定の概要は、以下である。(2020年以降の枠組み:パリ協定|外務省.html から引用)
最後にある、二国間クレジット制度(JCM)について、ネットで、以下の図を見つけたので引用する。
〇 COP26
COP26は、今年の11月7日~18日、イギリスのグラスゴーで、開催された。
下図は、会議のロゴと、会場風景である。(ネットより)
会場風景
会議開催に当たって、開催国イギリスのジョンソン首相は、COP26の議題を以下のように示している。
会議の集約として、3次の修正案が議長から示され、期間を1日延長して、何とか、承認された。
会議の全体状況について、NHKのNEWSWEBの記事を、以下に引用したい。
次回のCOP27については、エジプトから、下記の提案があったようだが、確定はしなかったとみられる。
開催期間: 11/7~11/18
開催場所: シナイ半島の、シャルム エル・シェイク(下図)
〇化石賞
化石賞は、バッドジョーク賞ともいわれるようで、皮肉が込められている不名誉な賞で、気候変動アクションネットワーク(CAN)というNGOが、COPの度に選定している。
今回、石炭火力に対する取り組みが不十分として、日本が、受賞している。前回の2019年にも、日本は受賞していて、2回連続の「顕彰」となった。