つれづれの記

日々の生活での印象

コロナの現況と対処

2021年12月29日 17時15分00秒 | 日記

 2021年12月29日(水)  コロナの現況と対処

 

〇今年も残り少なくなってきたが、日本のコロナ感染状況は、この所、小康状態を保っている。下図は、12/27夜時点の全国の状況だ。

       はみ出した地域の数値 全国214 北海道11 沖縄5

 

0の地域数  24

1桁の地域数 17

2桁の地域数 6(東京35 神奈川26 埼玉13 大阪11 北海道11 栃木10)

 

この所の経過を見ると、全国の感染者数が、200~300台で推移しており、感染者数は大都市部が多く、0の地域は地方に多い。今後、年末首の人流増を控えて、第6波に拡大する可能性もあると言われている。

最近の話題の中心は、オミクロン変異株だ。これ迄、水際対策で防いできたのだが、感染ルートが辿れない「市中感染」が現われ始めた。大阪、京都から始まり、福岡と広がり、遂に、筆者のおひざ元の東京をカバーし、愛知、広島へと広がっている。

オミクロン株の全国的な感染状況は下図である。黄色は、分離した状態で感染者を確認している地域。

更に、昨日のニュースでは、沖縄へと、広がっているようだ。

 

市中感染状態になると、1日半~3日で、感染者数が2倍になる、とも言われており、アメリカでは、1日、20万人(日本はせいぜい300人)もの感染者の中で、2週間で、70%がオミクロンになっている、という。フランスでも、オミクロン株が、急拡大している。一方、δ株よりも、ο株の方が、重症化するリスクが少ない、というデータもあるようだ。

 

〇先日、地域の恒例の集まり(グリーンカフェ 12/22)で、診療所の院長の話の中で、オミクロン株の話題があり、下図が出てきた。図にあるように、α(イギリス)、β(南アフリカ)、γ(ブラジル),δ(インド)と来たが、このデルタ株は、大変なものだった。その後、ε(アメリカ)以降は感染が拡大せず、収まっていたが、南アフリカで、強力なο(オミクロン)の出現である。

WHOは、ウイルスの変異株について、呼称を決めている。最初に発見された国名を付すと差別が生れることから、上図にあるように、ギリシャ文字を使うことにしている。表の下の欄は、重要な区分である。

  VOC  Variant of Concern  懸念される変異株

  VOI  Variant of Interest 関心のある変異株

 

〇上述の地域の集会では、予防のための今後のワクチン接種計画の話があり、高齢者には、2月初め頃に、接種券が区役所から送付されるという。3回目のワクチン接種は、2月中旬頃になるようだ。

今後の感染拡大に対応する、医療体制だが、病院の受け入れ体制はかなり整備されているようだ。また、感染後の治療に使われる、米メルク社の飲み薬、モルヌピラビルが、先日、厚労省の特別承認が下り、使われ始めたようだ。

 

〇世界保健機構(WHO)が、オミクロン株を、最も懸念される変異株に指定したのが、11月26日で、僅か1か月程で、大変な、感染急拡大である。

WHOの存続にもかかわる、大変な1年:2021年が過ぎようとしている。

    WHOロゴ

 

 

 

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