この事件は印象に残っていた。2018年滋賀県の河原で、女性の遺体が発見された。犯人は31歳の娘だった。ここまではさほど珍しくない。しかし、その娘は看護師として働きだしたばかりだったが、その前は医学部合格を目指して、9年間も浪人生活を送っていたのだ。9年間浪人?! いくら医学部でも3浪ぐらいで諦めると思うが…。狂気を感じるな。母親は娘を監視し、脅し、懇願し、コントロールして受験させている。
こういった教育虐待は、今の自分に不満を持つ高学歴な母親が、我が子の尻を叩きまくって自分のできなかったポジションにつかせようと、勉強を強要することで知られる。身に覚えのある母親も多いだろう。私も含めて。(殺された母親は高卒だが、子どもを国公立の医学部に入れようという明確な意思があった)でも、ほとんどは小学校高学年から中学にかけて、子どもに拒絶されて諦めることになる。
しかし、この母娘は違った。小さな衝突はあるものの、娘は母親の期待に応えようと必死で頑張るのだ。中高一貫の進学校に入学し、地元の国公立大の医学部に進学しようとするが、ハードルは高い。娘の成績は悪くないが、かといって医学部に入学できるほど良くもない。
それがどうしても母親には分からない。娘は友人も少なく、反抗する術を知らないように思える。一方、母親は、娘が小さいころにパートを辞めて以来、家にいて娘の勉強を監視している。まさに、囚人と看守のような関係。でも母親には旅行や食事に行く友人はいて、娘より社交的なような気がする。
父親はいるが、20年以上別居している。このお父さんがもう少ししっかりしていたら…いや、娘をかばおうと口を挟んだら1000倍くらいのお返しが跳ね返ってくるだろう。このお母さんの攻撃は本当に凄まじい。
娘と母親のラインのやり取りがたくさん本書に載っているが、読んだら再起不能になりそうなほどの罵倒の連続。こんなのを読んだり聞いたりしていたら、とにかく「相手の要求をきいて大人しくさせよう」と思うよね。
娘もその連続で、なんとかその場をやり過ごそうと「申し訳ないです」「反省してしっかり勉強します」「今度こそ合格します」なんて言っちゃうんだろうね。
母親の方は、それを約束したと思い込み「なぜ勉強しない!なぜ合格しない!この嘘つきめ!!」とますます怒り狂うけど、最初から約束なんて成立してない。
身体的な暴力もひどい。模試の結果が悪かったと鉄パイプで殴り、熱湯をかける。本当にモンスターだ。
娘の陳述書に「いずれ、私か母のどちらかが死ななければ終わらなかったと、現在でも確信している」とある。悲しいことだが、本当にその通りだと思う。
こういった教育虐待は、今の自分に不満を持つ高学歴な母親が、我が子の尻を叩きまくって自分のできなかったポジションにつかせようと、勉強を強要することで知られる。身に覚えのある母親も多いだろう。私も含めて。(殺された母親は高卒だが、子どもを国公立の医学部に入れようという明確な意思があった)でも、ほとんどは小学校高学年から中学にかけて、子どもに拒絶されて諦めることになる。
しかし、この母娘は違った。小さな衝突はあるものの、娘は母親の期待に応えようと必死で頑張るのだ。中高一貫の進学校に入学し、地元の国公立大の医学部に進学しようとするが、ハードルは高い。娘の成績は悪くないが、かといって医学部に入学できるほど良くもない。
それがどうしても母親には分からない。娘は友人も少なく、反抗する術を知らないように思える。一方、母親は、娘が小さいころにパートを辞めて以来、家にいて娘の勉強を監視している。まさに、囚人と看守のような関係。でも母親には旅行や食事に行く友人はいて、娘より社交的なような気がする。
父親はいるが、20年以上別居している。このお父さんがもう少ししっかりしていたら…いや、娘をかばおうと口を挟んだら1000倍くらいのお返しが跳ね返ってくるだろう。このお母さんの攻撃は本当に凄まじい。
娘と母親のラインのやり取りがたくさん本書に載っているが、読んだら再起不能になりそうなほどの罵倒の連続。こんなのを読んだり聞いたりしていたら、とにかく「相手の要求をきいて大人しくさせよう」と思うよね。
娘もその連続で、なんとかその場をやり過ごそうと「申し訳ないです」「反省してしっかり勉強します」「今度こそ合格します」なんて言っちゃうんだろうね。
母親の方は、それを約束したと思い込み「なぜ勉強しない!なぜ合格しない!この嘘つきめ!!」とますます怒り狂うけど、最初から約束なんて成立してない。
身体的な暴力もひどい。模試の結果が悪かったと鉄パイプで殴り、熱湯をかける。本当にモンスターだ。
娘の陳述書に「いずれ、私か母のどちらかが死ななければ終わらなかったと、現在でも確信している」とある。悲しいことだが、本当にその通りだと思う。
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