角田光代さんは、通販生活のテレビCMに出てくる小柄で目のパッチリした、あのかわいい人。40歳ぐらいだろうか?とてもそうは見えない童顔の持ち主。
しかし、小説家としての実力は…なかなか手ごわいですね。
この「三面記事小説」に収められている六つの短篇は、実際の事件を発想の発端にしているが、フィクションで事実とはかなり異なっている。
それにしても角田光代は、本当に女性同士の間にある緊張関係をうまく書く人だなぁ。
「永遠の花園」では、親友である女子中学生2人のうち1人が、担任の先生を好きになってしまい、その友情が変化していく様を上手く描いている。
「赤い筆箱」では、性格の全く違う3歳違いの姉妹の力関係の変化を書いている。
小さい頃は「おねえちゃん、おねえちゃん」と、何処へでも妹は姉にまとわりついて来たのに、中学生になると、友達が沢山でき恋もして青春を謳歌する妹を、友人がいない姉は許す事ができない。
妹の日記を盗み読み、その秘密を親にばらすが、全く相手にされず、かえって「嫉むのはやめなさい」と叱責され絶望する。
我が家は男の子ばかり3人だけど、上の子というのは難しい存在だと思う。
親というものは、どうしても下の子の方の味方をするのよね。
今、考えると、長男に悪い事をしたなぁ、と思い出すことが多々ある。
しかし、小説家としての実力は…なかなか手ごわいですね。
この「三面記事小説」に収められている六つの短篇は、実際の事件を発想の発端にしているが、フィクションで事実とはかなり異なっている。
それにしても角田光代は、本当に女性同士の間にある緊張関係をうまく書く人だなぁ。
「永遠の花園」では、親友である女子中学生2人のうち1人が、担任の先生を好きになってしまい、その友情が変化していく様を上手く描いている。
「赤い筆箱」では、性格の全く違う3歳違いの姉妹の力関係の変化を書いている。
小さい頃は「おねえちゃん、おねえちゃん」と、何処へでも妹は姉にまとわりついて来たのに、中学生になると、友達が沢山でき恋もして青春を謳歌する妹を、友人がいない姉は許す事ができない。
妹の日記を盗み読み、その秘密を親にばらすが、全く相手にされず、かえって「嫉むのはやめなさい」と叱責され絶望する。
我が家は男の子ばかり3人だけど、上の子というのは難しい存在だと思う。
親というものは、どうしても下の子の方の味方をするのよね。
今、考えると、長男に悪い事をしたなぁ、と思い出すことが多々ある。