本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

豪雨災害

2018-07-13 09:09:25 | Weblog
 西日本豪雨は、河川の氾濫や山崩れで甚大な被害をもたらした。砂防ダム程度では人知を超えてしまった。

 鎌倉幕府三代将軍源実朝八「時によりすぐれば民のなげきなり 八大竜王雨やめたまえ」と詠った。
 歌意はわかりにくいが、詞書に「洪水天をひたす。土民愁嘆せんことを思いて…」とある。洪水の被害に被害者におもんばかって雨を呼ぶ龍に懇願したわけだ。

 狭い国土だからリスクと隣り合わせに住まざるを得ない。人口密度1平方キロあたり英国は261人、ドイツ226人、中国141人で、これに対し日本は336人とある。イギリスは日本より国土は狭いが平地が多いのだ。となれば、山崩れ災害はないだろう。

自治体では学校区ごとにハザードマップを作っているはずだが、住民にその情報をあまねく知らせていない。
もっと言えば、ハザードマップを作りっぱなしのきらいがある。人工知能などで雨量の最大値からきめ細かいリスク発生とそのための具体的予防対策を講じてほしいものだ。

 首相が被災地に足を運ぶ前に、国民の生命・財産を守れなかったことに詫びるのが先だ。

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