「Watch your six」は警官の間でよく使われるらしい。six(6)は6時の北の方向、つまり「後ろ」に気をつけろということ。
容疑者のアジトに入り、探索する部屋にホシがいなければ「クリア」、「クリア」と叫ぶシーンが警察ドラマでよくある。それでもターゲットはどこに隠れているかわからないので背後の6時側も警戒しろということもあるのだ。
ついでながら12時と言えば南の方角つまり正面を指す。どうやらこれらの隠語はもともと軍隊用語のようだ。
私事になる。あるとき、夜のサンセット・ストリップを歩いているとき、路上の端に並んだ3人の女性にホールドアップさせていた一人の警官がいた。ちょっと一言、米語のストリップの意味は「通り」のこと。
私はやむなくピストルの銃口を避けて、車道に出て警官の後ろから通り過ぎようとした。すると、「おい、前から通れ」という指示だった。やむなく頭を低くして警官と女性たちの間を通る破目になった。後ろからやられる事態を避けたのでしょう。まさしく「sixに気をつけろ」なる習性ではなかったか。
かの女性たちは街娼か。ヤクの売人だったかな。
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