本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

はやくも湯たんぽ

2017-11-25 09:00:57 | Weblog
 寒くなって、早々に湯たんぽを活用している。愛用し始めたのは九州に転居してからだ。暖かい地域と思いがちだがそれなりに寒い。それに、古い家だから首都圏で住んでいたマンションと違って気密性が脆弱なので冷える。
 オール電化の時代に原始的な湯たんぽだが省エネで人にやさしい保温具である。
 
 江戸時代の百科事典といえる「和漢三才図会」に「…湯を盛りて褥(しとね)の傍らにおく。もって腰脚をあたたむ、よって婆の名を得」とある。
 この時代には陶器製が主流だろうが、その後ブリキ製を経て、今はカラフルな樹脂製になった。カラフルということは、湯たんぽが人気商品になっているのだろう。

 ところで、湯たんぽは中国からの伝来のようだ。中国語では「湯婆子」といい、「婆」は妻の意とか。湯たんぽはかみさんのようなものなんですな。

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