本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

飲む、打つ、買う

2011-08-21 11:38:52 | Weblog
 俗に「飲む、打つ、買う」という。言うまでもなく、飲酒、博打、芸者遊びのことだ。

 若い時分、アメリカに出張するとき、上司から「飲む、打つ、買うに気をつけろ」と忠告された。バーボンを飲みすぎてヘロヘロになるな。カジノで掏ってすってんてんになるな、ストリート・ガールの誘いに乗ってメロメロになるな、ということだろうと思った。

 実は、飲むとはマリファナを喫(の)むこと。麻薬なんぞでラリってはいかんよというわけだ。これには手を出さなかった。

 打つとは銃をぶっ放すこと。実弾を込めたライフルやピストルを撃たせる射撃場がある。事故を心配したのかわからない。いつぞや釜山の射撃場で火事になり、犠牲者が出たが、アメリカは屋外の広い射撃場で心配無用だ。つまり、この忠告は無視した。

 買うは文字どおりだった。幸か不幸かストリート・ガールにお目にかかれなかった。ただ、酒場のヌードダンサーのブラやパンツの間にに何枚かチップの1ドル紙幣を挟んだ。動機の不純さでは似たような結果だったか。

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