本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

「生」の字音、字訓、当て字

2006-05-06 16:14:40 | Weblog
「海、海、海、海、海」これをなんと読むかという記事があった。答えは「あ、い、う、え、お」だった。種明かしは、海女(あま)、海豚(いるか)、海胆(うに)、海老(えび)、海髪(おご:寒天の原料)と読めるからだ。こんなトンチ話ができるのも、漢字は音読み、訓読みのほかに当て字の読みがあるせいだ。
 漢字の読みが最も多いのは「生」の字であろう。そこで、こんな文を作った。

 生(う)まれも生(お)い立ちも生粋(きっすい)の岩手県人。
 一生(いっしょう)、この誕生(たんじょう)の地に根を生(は)やすつもりだったが、生(い)き馬の目を抜く都会に生業(なりわい)を求めた。
 しかし、生憎(あいにく)、生(うぶ)な田舎者には生計(たずき)は生(なま)易しいものではない。小田急生田(いくた)エリアに芝生(しばふ)や生垣(いけがき)のある家を望んでも埴生(はにゅう)の小屋さえ建てられない。
 せめて、生命(せいめい)保険を解約して鳥取県の皆生(かいけ)温泉に出かけ、地元の生(き)一本を呑みながら羽生(はぶ)の将棋の本でも読もう。


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