gonta!gonta!gonta!

なんてことない日々の記録

ヒロシマナガサキ

2007-08-13 23:29:10 | 日常のこと
今日は早々に名古屋に戻り、映画を観に行きました。

今日観た映画は「ヒロシマナガサキ」
映画の公開を知った日から、観に行くことを決めていました。
11日に観に行くつもりだったのだけど、ちょっと体調を崩してしまい、なっちゃんを誘ったら快諾してくれました。
友達と楽しく観に行くような映画ではないので、誰かと一緒に行くことは考えていなかったけれど、友達と一緒に観ることが出来て良かったと思っています。

今まで日本の戦争時、戦争直後のものは何度か目にしたことがあったり、聞いたこと、習ったことがあって、そちらの方にばかり想いがあったけれど、映画の中で登場するアメリカの戦争終結時を改めて見ると、「勝てるわけないやん!この国に」と思いました。
こちらは履く物も無いのに、あちらはスーツをビシッと着てるんですもん。

それは余談ですが、本題は原爆投下について。
被爆者の方が淡々と当時の様子を語られます。
原爆投下した当時のアメリカ兵の方々も淡々と当時の様子を語られます。

言葉は理解出来ても、想像を超えるお話なので理解出来ないんですよね。丸焦げの人の写真を見ても、実感として理解出来ない。たった62年前に起こった出来事なのに、別の世界の話のような感覚。

40名で満席の映画館で、30名弱のお客さんでしたが、上映後に誰も言葉を発することなく退場していくんですよね。
全員が全員、それぞれに考えるところがあったのだと思います。

私自身は映画館を出てなっちゃんと歩きながら話をしていて、涙が出てきました。
映画を観ている時は泣かなかったのに。
あまりに想像を絶する話を、言葉で発することで少しずつ頭が理解しようとしたのだと思います。もちろん、ほんの一部分しか理解出来ませんが。

「生きる勇気と死ぬ勇気」その言葉にどれ程の深い想いが込められているかなんて、理解出来るわけがない。

映画について、戦争について語るつもりはありません。
ただ、観て良かったと思います。
日本人として、これから先、加害者にも被害者にもなりたくないと強く思います。