恒例のバレエスクールの発表会がありました。
今年は8年ぶりの「白鳥の湖」です。
先生が浦安にスクールを開いて33年、その3年後から毎年欠かさず催してきた発表会は31回目を迎えました。
地元に根をおろし、子供達へのバレエ教育一筋に歩み続けて来られたのは、バレエへの愛情でしょうか。
今回の王子役は、当スクール出身で、現在ヒューストンバレエ団でファーストソリストになったシャール君。
彼が舞台に現れただけでオーラを感じました。
手足の長さを生かした所作全てが、美しいと感じたのは私だけではないでしょう。
毎年館内でアナウンスされる「作品を見る目やマナーを学ぶ良い機会です」
にどれだけの人の耳に入るのでしょうか。
開始時間が始まっても平気で移動する人、話し声、泣き声等と学芸会並みの賑やかさは
相変わらずだったのに、第2幕の王子とオデットとのパ・ド・ドゥには、
観客全員が舞台にくぎ付け、静寂そのものです。観客とはげんきんなものです。
何といっても圧巻は、第3幕のオデールとパ・ド・ドゥでしょうか(私の好み?)
生徒達も彼のような先輩の踊りを目の当たりにし、多くのものを学んだ事と思います。
私は暫く感動の余韻に浸っていました。
毎年欠かさずに公演を行っているので、必ず見に来られる時がありますよ。
子供でもマナーを身に付けて鑑賞できるようになると、どこにでも行けますね。