蜷川プロデュースの「十二夜」を見て以来の歌舞伎ですからおよそ一年ぶり。
特に歌舞伎に造詣が深いわけではありませんが・・・見てきました。
小雨にかかわらず歌舞伎座前は大混雑。
場所柄か粋な着物に身を包んだ男女や、目一杯着飾った人達で溢れていました。
そう外国の方達も何組か目に入りました。
團菊祭の出し物は・・・「傾城反魂香」近松門左衛門作の浄瑠璃から
「保名」「藤娘」「助六」
病み上がりの市川團十郎こそ見逃しましたが尾上菊五郎の助六は圧巻。
音羽屋の顔に相応しい演技は観客を魅了したこと間違いなし。
そして女形の菊之助の美しいこと。
登場する度に観客のため息が聞こえそう。
海老蔵の「藤娘」も美しい舞を見せてくれましたが、彼は女形より男形の方が
似合っていますね。
若い二人はまだまだ発展途上ですが、女性観客のハートを
しっかり掴んでいました。
上演4時間30分の長丁場でしたが、たまには弁当を広げつつ、江戸の庶民の
伝統文化を堪能できたらサイコウです。
コックリしてしまいましたが、美しい女形を見て目が覚めました。