高校と短大が一緒だった友人に3年ぶりで会いました。
神奈川の藤沢に住んでいる彼女の為に横浜まで行きました。
待ち合わせ時間に少し遅れた私を、探し始めている風の彼女をひと目見て「老けたな」と感じました。
お互い口にこそ出しませんが、彼女も同様に感じたことでしょう。
それでもお互い○○ちゃんで呼び合い始めると時間は一昔に戻ってしまうから不思議です。
彼女の出身の宮城県岩沼市は、仙台空港の近くで、
去年の東日本大震災で津波の被害に遭ったところ。
生まれ育った実家は全て流され、弟は濁流の中で漂流してきた物につかまり
一晩を過ごし助かったようです。
早く逃げた父親と弟嫁は無事で、今は3人で借り上げアパート住まい。
家があった土地は危険区域になり、住むことは、もはやかなわず。
新しく土地を求め、家を建てるまでどれくらい時間がかかるか分らないと言っていました。
彼女が震災後、初めて目にした風景がどのように映ったか想像するだけで胸が痛みます。
自分の故郷が一瞬にして消え去るなんて考えただけで辛すぎます。
ランチをしながらの近況報告でしたが、この話題はこれからも尽きそうにありません。