golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第9番《合唱付》」フルトヴェングラー、バイロイト祝祭O.

2012-04-28 17:19:54 | Weblog
一昨日、夕方渋谷まで行ったので、仕事帰りにちょうどオープン当日の新しい商業施設「ヒカリエ」へ寄ってみました。

昔よく行った五島プラネタリウムのあった東急文化会館跡地に出来た高層ビル。

上層階がオフィスで、下層階が店舗になっています。(8階はイベントスペース、9階はホール)

「ヒカリエ」と言う名称に相応しく、窓を大きく採っており、普通に上がれる最上階9階で床部からすぐ窓ガラスになっている所など、高所恐怖症の私には身の竦む思い。柱に掴まりながら恐る恐る下界を覗いちゃいました。

店内も明るい雰囲気。初日ということもあるのか、不景気も吹き飛べとばかりの多くの人で賑わっておりました。

景気回復に少しでも寄与すると良いですね。

エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ホップ(テノール)、オットー・エーデルマン(バス)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団(EMI盤)

ずっと長い間、解らなかった演奏。

究極の名演、人類の至宝とまで言われたバイロイト盤ですが、LPでもCDでもどうもピンと来ませんでした。

フルトヴェングラー信奉者として、大層期待して針を落としたLPでしたが、或る意味大変ガッカリしたのを覚えております。

フルトヴェングラーというと、テンポも自在に揺らし熱狂的な演奏というイメージがありましたし、また当時、私としてはあまりこの曲が得意で無かったことも要因しているかもしれません。

CDでも買い直してみましたが印象は変わらず。LPもCDも海賊版だったのがいけなかったのでしょうか?

録音こそ更に悪いですが、その後聴いたベルリン・フィルとの壮絶な戦中録音の方に惹かれてしまい、バイロイト盤は何故皆が絶賛するのか理解出来ない演奏でした。

しかし、今回フルトヴェングラーBOXの中のこの盤を聴き、初めてこの演奏の凄さが分かったように思います。

ベルリン・フィル盤(少なくとも2種あり)は、1、2楽章から熱狂の渦に巻き込まれる気が致しますが、こちらは比較的抑制の利いたバランス良い表現。

これが詰まらなく思った一つの要因でしょう。

しかし、今回、バランス良いと言えど、そこに非常に熱いものが流れる演奏であることを認識。

崇高な第3楽章を経て、第4楽章で一気に頂点に。

シュヴァルツコップを始めとした独唱陣、合唱とともに一気呵成にエネルギーを放出。

やはりこれは凄い演奏。

更に良い音盤で聴いてみたくなりますね。

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