golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バルトーク「ピアノ協奏曲第2番」アンダ、フリッチャイ、「第3番」カッチェン、アンセルメ

2012-04-25 20:23:18 | Weblog
一昨日、ホークスの千賀滉大(せんがこうだい)投手が、育成選手から支配下登録を勝ち取る。

千賀投手って誰?、という方も多いかと思います。

そもそも育成選手とは?

現在、プロ野球の各球団が保有出来る選手(支配下選手)は70人まで。

この70人の内から、実力があって調子が良い選手が1軍の試合に出られるのです。

支配下70人の下に、有望選手の育成目的で球団が確保しているのが育成選手で、ドラフト会議での指名終了後に育成ドラフトで指名されます。

「有望選手」とは言っても、全球団のドラフト指名が終了してからの指名となる訳ですから、育成ドラフトには有名選手はまず入りません。

その育成ドラフトの中でも、2010年のホークス指名の第4番目。非常に下位入団したのが千賀投手。

元々潜在能力は素晴らしいものがあったのだろうと思いますが、殆ど注目を集め無かった高卒2年目の若手が努力の結果、支配下登録となり一軍の試合にも出場出来る資格を得たのであります。素晴らしい!

更に凄いことに、背番号が「21」!

今まで、「128」という重い番号を背負っていた彼が新しく付ける番号は、ホークスではエースナンバーと呼んで良いような番号。

今季から大リーグに移籍した和田投手が付けていましたし、南海ホークス時代の往年の大投手杉浦が付けていたのもこの番号。ダイエーホークス時代にライオンズからFA移籍した工藤公康もそうでした。

球団の期待の大きさが伺い知れます。

現在、ローテーションの軸の1人で今季既に3勝を挙げ左のエース格とも言える山田投手も育成出身。

千賀投手も精進して、山田投手に追い付き、追い越せるくらい頑張って欲しいものです。

ゲザ・アンダ(ピアノ)、フェレンツ・フリッチャイ指揮RIAS交響楽団、ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(MEMBRAN盤)

バルトークの2番のピアノ協奏曲は久しぶりに聴きましたが、こんな面白い曲!だったかなあというのが感想。

バルトークの代表作の一つとは昔から認識していましたし、LPはアンダの同じ音源を持っていたし、CDでも他の演奏も持っていますが、こんなにも面白い曲とは今まで思いませんでした。

ジョリヴェの「赤道協奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/9700c51a0738c739ea9ce1a2581ccae5)にも通じるバーバリズムが快感。

フルトヴェングラーが「ピアノの吟遊詩人」と呼んだというアンダのピアノは繊細というイメージがありましたが、ここでは暴力的と言って良いほどの迫力。

良いですね~。

第3番はスタティックな曲というイメージがありましたが、確かに2番に比べると調性的、古典的で均整のとれた様相。しかし、こちらも意外にエネルギーに満ち、晩年のバルトークも決して枯れていなかったという思いが致しました。

ともに1953年録音。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バルビ)
2012-04-26 18:17:20
私は、バルトークのピアノ協奏曲にしても何にしても、実演を聴いて初めて、彼の曲は密度の濃い凄い曲なのだなと、分かりました。最近のことです。

我が群響定期で、ピアノ協奏曲や中国の不思議な役人などを取り上げてくれたことが幸いしました。

それまでは、LPはいくつも持っていても、聴くのは管弦楽のための協奏曲ぐらいでしたからね。
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バルトーク好きのきっかけ (golf130)
2012-04-27 07:43:29
バルビさん
コメント有難うございます。
私は、中学生の時に、どういう経緯だったかよく覚えていないのですが、見に行ったバルトークの紹介映画がバルトーク好きのきっかけとなりました。
ハンガリー大使館が主催だか後援だかで、大使だか誰だかの挨拶もありました。応募したハガキが当たったように記憶しております。
その直後だったか、バルトーク四重奏団の4番の演奏をテレビで見たのも決定的な要因となりました。
こんなかっこいい音楽があるんだ!と感激したものです。
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