golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第5番《運命》、第7番」フルトヴェングラー

2012-04-19 07:33:58 | Weblog
季節の微妙な移ろいは、ついつい見逃してしまいがちなもの。

桜が散って、木々が美しい新芽を吹き出して来ていますね。

昨日の午前中、多摩ニュータウン方面へ行き、車窓から新緑の季節到来を知りました。

花粉も漸く減って来て、過ごし易い良い季節です。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

高校生の頃、LPが擦り切れそうになるくらい聴いた懐かしい音源。

まあ、実際は大切に大切に、丁寧に丁寧に扱っておりましたから、盤面はさほど傷まなかったかと思いますが。

更に言えば、「擦り切れるくらい」というのはLP時代よく使われた喩えですが、実際に擦り切れてしまったというのは、ついぞ聞いたことがありません。(笑)

当時聴いていたのは、擬似ステレオ加工の施されていた盤で、今日のCDはオリジナルのモノラルですから若干イメージの違いはありますが、懐かしさに変わりはありませぬ。

このフルトヴェングラーの21枚BOXを聴き始めて、「現代フルトヴェングラーを聴く意義って何?」ということもちょっと思いました。

その後、演奏も録音も素晴らしい音盤が色々出ていますし。

しかし、ベートーヴェンのこの辺りの曲は、さすがに自家薬籠中の物。流石フルトヴェングラー、これぞベートーヴェンという、今だ色褪せ無い価値を持っています。

7番の終楽章など、興奮の坩堝に引き入れる演奏は、昔、フルトヴェングラーを神様のように信奉していたことを思い起こさせてくれました。

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