golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モーツァルト「交響曲第42 番」アリゴーニ

2008-08-15 08:31:14 | Weblog
休日出勤の昨日は、会社で「鳴き竜」を発見!

冷房の関係で、会社が休みに入った一昨日から他フロアの会議室に移動して仕事しています。

昨日ふと、パソコンのキーボード音が何かに反響していることを発見。

どうも音は天井から反って来ているようである。

しからば、と柏手を打つ。

ビリビリビ~~ン、と竜が鳴きました~!こりゃ「鳴き竜」じゃわい。

天井が低い所為か、日光東照宮より大きな音で響く感じ。(って、一番最近東照宮行ったの約20年前じゃないか)

天井に竜の絵を描こうかとも思ったが、さすがにそれはヤバイので、プロジェクターで投影するか。それで会議室に入る人から拝観料を頂戴する、良い考えでしょ(お前にそんな権利ないだろ。いや第一発見者ということで。遺失物じゃねえだろ)。

しかし、会議室は各フロア同規格。他のフロアでも鳴き竜聞けるのでは?と素朴な疑問が…。

本日、試してみましょう。

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集3枚目のCD。

第47番、第46番、第42番、第12番、第13番、第14番、第15番の7曲。

またまた魅力的な曲が一杯。昨夜から3回目を聴いているが、どれもチャーミング。

後期作品のように一曲一曲が強い個性を持っている訳では無いが、各曲に工夫があり、アイデアが盛り込まれ、それぞれが独自の魅力を放っている。

さあ、どれを取り上げようか?悩ましくも楽しい選択。

ジュピターの次、42番にしましょう。

一昨日も書いたが、モーツァルトに42番以降の交響曲があるなんてこのCD買うまで考えもしませんでした。

新発見の晩年の作品!では無くて、15歳の少年モーツァルトの手になるものです。

歓ばしく華やかな第1楽章第1主題、後年の名作にも引けを取らないのではないのでしょうか。

安らぎに満ちた第2楽章メヌエット。

第3楽章アンダンティーノの静かな情景。

第4楽章アレグロの跳ねるような附点リズム。少年モーツァルトがトランポリンで戯れてでもいるかのよう。

この曲も全体で10分に満たない小規模な交響曲ですが、曲全体を満たす幸福感が何とも言えませんね。

それにしてもモーツァルトの初期交響曲、面白過ぎる!

今まで聴いていなかったのですが、とても凄い鉱脈を掘り当てた気分です。

ピリオド楽器でも、旧来の現代楽器による厚い響きの演奏でも無く、現代楽器による小編成の、決して完璧という演奏ではありませんが、音楽する喜びに満ちていると思います。

CD1枚200円に満たない金額で、モーツァルト初期作品の素晴らしさに気付かせてくれたこと感謝感謝です。
やはり「モーツァルト蟻地獄」抜け出せません!

誰か~!この蟻地獄から引き上げてくれ~。

いや、やはり引き上げるのは止めてくれ~、このモーツァルト蟻地獄たいへん快感なのでありま~す…。

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