golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モーツァルト「交響曲第39 番」アリゴーニ

2008-08-21 22:49:30 | Weblog
ワルターと言えば、普通はブルーノ・ワルターですよね。

若い方はご存知無いと思いますが、古いファンの一部には懐かしい名前、ハンス=ユルゲン・ワルターという指揮者がいました。

LP時代、廉価盤のはしり「ダイヤモンド・シリーズ」というコロンビアの1,000円盤の主力指揮者でしたね。

当時、天文少年でもあった私は、ジュピター(木星)と言うタイトルにも魅せられ、少ない小遣いから41番のLPを買うことにしました。当然!廉価盤。

コンサートホールという会員制だかの廉価盤もありましたが、一般に入手し易いのはこのコロンビアのシリーズ。

1ドル360円の時代ですから輸入盤はむしろ割高。ジュピターも当然の様にダイヤモンド・シリーズから。

ジュピターは、何故か2種類の演奏がありました。

ハンス=ユルゲン・ワルター指揮ウィーン・プロムジカ交響楽団(後に知りましたが、実態はウィーン交響楽団との噂)のものと、ペーター・マーク指揮の読響盤です。

演奏も海外信仰の時代でしたし、ワルターとウィーンという名前にも惹かれ、当然と信じた選択をしました。(後から当時愛読していた「ステレオ芸術」誌(その後廃刊)でマーク、読響盤が大変高く評価されており後悔したことを良く覚えています)

残念ながら購入したLPは、指揮も凡庸、オケも弱くガッカリ。

ジュピターは、まだ「木星」という魅力で聴けましたが、39番はこの演奏がトラウマになったのか、ずっと苦手曲に。

その後、クレンペラーの後期曲LPも手に入れ、大変気に入っていましたが、この曲だけはどうもしっくり来ませんでした。

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集9枚目のCD。

第38番、第39番の2曲。

敢えて苦手な方を(笑)。

決して万全という演奏でも無いし他に名演も多い。私も気に入っているアーノンクール盤などを持っている。

しかし、このアルゴーニ盤、音楽の楽しさが十分伝わって来ます。楽しみながら演奏しているのでしょう。

初めてLP買った当時、こんな素敵な廉価盤があったら…。つくづく良い時代になったものです。

ハンス=ユルゲン・ワルターも懐かしさで、また聴いてみたいものです。CDあるのかなあ?

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